「熱中症」と「熱射病」、違いがわかりますか?
「日射病」と「熱射病」は、どう違うのか言えますか?
おそらく、
「なんとなくはわかるけど…」
といった感じではないですか?
そんなあなたも、
『熱中症・熱射病・日射病の違い』を、スッキリしましょう!
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夏の暑い時期になると、よく耳にしていた「日射病」。
しかし、この「日射病」という言葉、
最近では、あまり聞かなくなりましたよね!
変わってよく聞くのは、
「熱中症」や「熱射病」というワードです。
この3つの違いは、いったい何なんでしょう!?
実は、
管理人も幾度か、熱中症にかかった経験があるんです ^^;
その際、
もうろうとした意識で、先生に質問して、
説明していただいた事も、今回ご紹介しますね♪
熱中症と熱射病
熱中症とは
まずは、熱中症から!
温度の高い場所に、長時間いたような場合、
体温が40℃以上にまで上昇したまま、下がらなくなります。
この「体の機能を正常に維持できなくなる症状」を、
総称して「熱中症」と呼びます。
「直射日光に当たらなければ、熱中症にはならない」と、
よく勘違いされていることがあるようです。
たとえ、直射日光に当たらなくても、
- 閉めきった屋内や車内にいる
- アスファルトの照り返し熱を受け続ける(日陰にいても)
- 暑い日に激しい運動をする
などによっても、体温は上昇し、
熱中症を起こすことがあるので、注意が必要です!
熱中症は「総称」で、
熱失神(日射病)・熱けいれん・熱疲労・熱射病の、4つに分類されます。
熱射病とは
熱中症がわかってしまえば、
熱射病は超簡単で、ひと言で説明できます。
d^^)
熱中症の中でも、症状の重いものを「熱射病」と呼びます。
たった、これだけです!
熱中症(熱射病)の症状
では、熱中症(熱射病)になると、
どんな症状が起こるのか、見ていきましょう!
熱中症(熱射病)は、体温上昇・発汗停止とともに、
虚脱・けいれん・精神錯乱・昏睡などを起こし、
「生命の危険を伴うこともある」とされています。
初期症状としては、
激しくあえぐような呼吸をして、大量のよだれが出ます。
体温は40℃を超え、脈拍が速くなったり、
耳の内側や、口の中の粘膜の赤味が強くなります。
(重症になると、舌や口粘膜が青紫になることもあります。)
そのまま放置すると、
嘔吐や下痢、痙攣(けいれん)を起こすことがあります。
さらに重症になると、
- 徐々に脈拍が弱くなり、呼吸不全を起こす
- 意識が薄れるなどの、ショック症状を引き起こす
などの症状がでて、「最悪の場合、死に至ります。」
日射病
日射病とは
最後に、日射病です!
実は、日射病も、熱中症の一種なんです。
な~んだ、
となると、熱中症と熱射病の関係と同じじゃんか~♪
と思ったら、大間違い (/_;)
「直射日光を浴び続けることによって発症」
した場合に、日射病と呼ばれるんです。
日射病は、頭部に強い直射日光を長く浴びたとき、
体がオーバーヒートして起こる病気です。
炎天下で、激しい運動や仕事などをした時に、
大量に発汗して、身体の中の水分が不足します。
そのため、心臓へ戻る血液量が減少し、
心臓が空打ちをしてしまい、いわゆる脱水状態に近い症状となります。
日射病の症状
日射病の症状は、
顔が赤くなって息遣いが荒く、
皮膚は暑くてさらさらと乾いた状態になりますが、汗は出ません。
初期症状として、
全身の倦怠感、吐き気、あくびなどの症状が現れ、
やがて、目まいや頭痛、意識障害などを起こします。
体温調節中枢の機能が低下して、体温が急上昇し、
40℃を越えることもあるとされています。
症状がひどい時は、
意識不明になり死亡することもあります。
熱中症・熱射病・日射病の違い
ここまで、
熱中症・熱射病・日射病の違いは、理解できてますよね!?
ちょっと、お復習いしておきましょうか♪
「熱中症」は日射病や熱射病などの総称で、
「高温下での運動や労働で、発汗機構や循環系に異常をきたして起こる病気」
です。
ですので、
「日射病」も「熱射病」も、「熱中症の一種」となります!
熱射病と日射病の違いは、
- 直射日光を浴び続けることによって発症した場合 「日射病」
- 熱中症の中でも、症状の重いものを「熱射病」
なぜ「熱中症」に変わったのか
熱中症・熱射病・日射病の違いは、
わかりましたよね♪
では、
なぜ最近は「日射病」と言わず、
「熱中症」と言うようになったのか?
管理人が以前、熱中症になって、
病院で点滴を受けている最中に、先生に尋ねてみたんです。
そもそも熱中症は、
「高温の環境下での、全身の障害の総称」として言います。
「熱中症」という言葉はすっと以前からあったそうです。
この熱中症の中には、
熱疲労や熱けいれん、そして熱射病なども含まれています。
「日射病は、この熱射病の中の、
『太陽光が熱源となっているもの』を言うんですよ!」
では、
なぜ日射病と言わなくなったかというと、
「日射病は一部の症状しか言わないことと、
総称の『熱中症』で一般的に通じるからでは?」という事でした。
つまり、近年の高温多湿の環境の変化に加え、
社会的な背景もあって、原因・症状も より複雑になっています。
その幅広い症状を、
総称「熱中症」として、呼ぶことが増えたというわけなんですね♪
どうです?
わかってみると、けっこう簡単だったでしょ!?
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