ZIPPOの開閉音をチューニング!ヒンジピンの交換と調整方法!

ヒンジピンの交換をすると、
 ZIPPOの音が良くなるらしいよっ!」


「どうして音が変わるの?!」

「・・・・ 。」

ZIPPOの開閉音をチューニング!ヒンジピンの交換と調整方法!


「ZIPPOの開閉音をチューニングする方法」は、いくつかあります。

その中でも、
一見面倒くさそうで、ハードルが高く感じるのは、
「ヒンジピンの交換」ではないでしょうか?

ある意味、
「分解・改造」という部類になりますからね d^^;

しかし、
ヒンジピンの交換は、コツさえ掴めば、
簡単で、リスクの少ない調整方法だと思います!


というワケで、今回は、
ZIPPOのヒンジピンを交換して、音をチューニングする方法を、
作業時の写真を使って、詳しく解説していきます。


慣れてしまえば、5分程度で完了しますよ♪


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ZIPPOのヒンジピン交換とチューニング音

まずは、冒頭の
「ヒンジピン交換で、なぜ音が良くなる?」について。

その理由は、大きく分けて2つあります!

  • ヒンジ部分が硬くなる!

    元のヒンジピンより、若干太いピンにすることによって、
    結果として、ヒンジをカシめたのと同様の効果になります。

  • ヒンジピンの素材が変わる!

    真鍮のピンに交換することによって、
    少し軽めの「キーン!」という響きの良い音になります!

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ZIPPOのヒンジピンの交換と調整方法!

では、さっそく、
「ヒンジピンの交換方法」を 順を追ってみていきましょう♪

今回着手したZIPPOは、
2006年製の、両面ヘビ柄(ゴールド)です。

2006年製 両面ヘビ柄(ゴールド)ZIPPO「ヒンジピン交換前」


準備するもの

まず、準備するものは 以下の5点です。

ZIPPOのヒンジピンの交換「準備するもの」

  • 小さめのハンマー
  • やっとこ(ラジオペンチでも良いが、キズが付くので…)
  • ニッパー
  • ピン抜き
  • 真鍮釘


ZIPPOのヒンジピンの交換「ピン抜きと真鍮釘」

ピン抜きは、専用の道具もあると思いますが、
管理人は、時計のベルト調整用のピン抜き(太さ1mm程度)を使いました!

【ヒンジピンの太さ】

肝心のヒンジピンは、
「太さ 1.2mm × 長さ 13mmの真鍮釘」を使用しました!

 ※ホームセンターで、¥100~¥150円程度だと思います。


ヒンジピンの交換

いよいよ、「ヒンジピンの交換作業」です!

【ヒンジピンの抜き方】

ヒンジピンを抜く時は、
「ピン抜きをピンに当てて、ハンマーで叩く」だけ!

なんですが、少し強めに叩かないと抜けません(汗)


もし、ピン抜きが用意できないのなら、
サイズのあった釘などで代用しても、抜くことができると思います。

抜きにくい場合は、しょうがないので、
少し出したピンの先端を、やっとこで摘んで引き抜きましょう!


ZIPPOのヒンジピンの交換「分解完了!」 <分解完了!>

【ヒンジピンの作り方】

用意した真鍮釘を、
抜いたヒンジピンと同じ長さに、ニッパーでカットします。

ZIPPOのヒンジピンの交換「ヒンジピンの作り方」

ヒンジにピンが通りにくい場合は、
真鍮釘の「先端のとがった部分」を、多めに残す様にカットすると、
打ち込みやすくなりますよ!


ヒンジの調整

作ったピンを半分程度、仮通しした状態で、
ヒンジのキツさや、リッド(蓋)の歪みなどを確認します。


ヒンジが緩い場合は、少しカシめますが、
この時、リッドとケースをばらして、
穴に、ピン抜きなどを通した状態で行うと上手くいきますよ!

その後、リッドの歪みなどを確認します。


リッドを閉めた時に、ケースとの歪みが出てしまった場合も、
ばらしてピン抜きなどを通した状態で、ヒンジの向きを微調整します!


ヒンジピン交換が目的ではない場合でも、
「リッドとケースの噛み合わせが歪んでしまった場合」には、
この方法で調整すると、比較的簡単に直せます。

ピンを外さず、無理にグイグイやってしまうと、
元に戻らないばかりか、悪化する一方です!


いちどは、そんな経験ありませんか?

管理人は あります!(キッパリ!)
そして… 後悔しました w



リッドとケースの歪みがない事を確認(歪みを調整)できたら、
ヒンジピンをハンマーで打ち込み、完成です!


2006年製 両面ヘビ柄(ゴールド)ZIPPO「ヒンジピン交換後」
開閉が硬くなって、
リッドが90度ぐらいで立つようになってますねっ!


「その他のチューニング方法!」はこちら »


ZIPPOを良い音で開けるコツ!

ヒンジピンの交換ができて、ヒンジ部分が硬くなったのに、

「音があんまり変わってねぇ~!」 という あ・な・た!


良い音をさせるコツは、
ZIPPOの持ち方と、開け方にポイントがあるんですよ! d^^


最後の仕上げに、
「音が響くコツ」を伝授しておきましょう♪

【ZIPPOを良い音で開けるコツ!】

ZIPPOを良い音で開けるコツ!「持ち方」
まずは、写真のようなZIPPOの持ち方をします。

ZIPPOを良い音で開けるコツ!「ポイント」

「ポイントは3つ」です!

  • ① 中指の横部分(青丸)の上に、ZIPPOの底をのせる!

  • ② ZIPPOのサイドに人差し指を添え、
    ヒンジと人差し指の間を、8mm~10mm程度あける!

  • ③ リッドを開けるのは、親指の腹側ではなく、
    親指のサイドから爪側(青丸部分)を使って、
    リッドのエッジ部分(白丸)を、弾くように開く!



要は、
「硬い部分を少ない接点で強く弾き、
 開いたリッドに接触せずに、音を共鳴させる!」

って事です。



どうです?!

「持ち方」「開け方」を変えただけで、
「音の大きさと響き方」が変化したでしょ♪

永久保証で、半永久的に使えるということが売りのZIPPOですが、
チューニングすることによって、
ZIPPO社の保証を受けられなくなる恐れもあります。

ですので、
チューニングは、必ず自己責任でお願いします!

コメント

  1. 毛布 より:

    タメになった!!
    拡散したよ~(´ω`*)

    • @v_shoxxx より:

      コメントありがとうございます。
      この様なひと言で、とてもモチベーションがあがります♪

      一度ヒンジピン交換すると、ちょっと病みつきになってしまい、
      自身のZIPPOも、既に10個ぐらい交換してしまいました ^^

      素材によっても かなり音が違うので、それも個性となり、
      1つ1つのZIPPOに、より愛着が湧いてきました。

  2. ファナガス より:

    記事を参考にジッポーのヒンジピンを交換し、コの字金具の調整をして音を良いものにできました!ありがとうございます!
    そこで質問なのですが、いくらか開閉したらリッドが立たなくなってしまいました…これは釘のほうの磨耗が原因でしょうか?

    • @v_shoxxx より:

      コメントありがとうございます。

      状況の詳細がわからないので、
      ちょっと、あいまいな回答になってしまいますが…

      ヒンジピンの代用としている釘は、
      やわらかい材質の真鍮なので、確かにその可能性はあると思います。

      ヒンジピンの交換経験があるのでしたら、
      作業の手間もかからないと思いますので、
      もう1度ピン交換してみて、
      解決するようでしたら、やはり、原因はヒンジピンとなります。

      この方法は、
      「ヒンジをカシめる代わりに、太めのピンに交換する」
      という、あくまでも簡易的な方法ですので、
      対処としては、以下の2つが考えられます。

      ・真鍮より固い別材質で、同じ太さの釘を利用する!
      ・元のヒンジピンに戻して、ヒンジ自体をカシめる!(ヒンジの調整方法

      チューニングは、くれぐれも「自己責任」でお願いしますね。

      成功を祈ります!