もし、熱中症にかかってしまった場合、
どんな症状がでるのか、アナタはわかっていますか?
また、
その症状によって、正しい対処ができますか!?
「熱中症にかかってしまった ^^;」って経験はありますか?
「No」と答える人のほうが、
おそらく、多いのではないでしょうか?
しかし、その中でも、
「熱中症になった事に気づいていない!」って人も多いハズです d^^;
「直射日光に当たらなければ、熱中症にはならない」と、
よく勘違いされていることがあるようですが、
たとえ 直射日光に当たらなくても、熱中症を起こすことがあります!
もし、熱中症の疑いがある場合、どうすればいいのか!?
『熱中症の症状と対策』についてはもちろん、
『予防方法』についても、しっかり把握しておきましょう♪
もしもの場合は、「応急処置チャート」も活用してください!
Sponsored Link
熱中症の症状と対策
熱中症は、暑熱や運動から起こる、体の障害の総称です。
体温が40℃以上にまで上昇したまま、下がらなくなります。
気温が高い状態が長く続くと、発汗して 水分や塩分が失われてしまいます。
また、湿度が高いと、汗が蒸発せず、熱がこもったままの状態になった結果、
体の中の熱が、放出されなくなってしまいます。
この「体の機能を正常に維持できなくなる症状」を、
総称して「熱中症」と呼びます。
熱中症の症状
いわゆる「熱中症」と呼ばれているものには、
軽症の「熱けいれん」、中等症の「熱疲労」、重症の「熱射病」によって、
Ⅰ度~Ⅲ度にに分類され、それぞれ主な【症状】が異なります。
- Ⅰ度「熱けいれん」:現場での応急処置で対応できる軽症
【症状】
めまい・立ちくらみ・失神・筋肉痛・こむら返り・大量の発汗 など - Ⅱ度「熱疲労」:熱疲労、病院搬送が必要な中等症
【症状】
頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感(体がだるい)・虚脱感 など - Ⅲ度「熱射病」:入院して集中治療が必要な重症
【症状】
意識障害・痙攣(けいれん)・手足の運動障害・高体温 など
熱中症の対策
熱中症になった場合、または 熱中症の疑いがある場合、
まずは、どんな対策をしたらいいのか?
「応急処置」と、「症状別での対策」を 確認しておきましょう!
3つの応急処置
まずは、熱中症の応急処置、
基本は、「休息」「冷却」「水分補給」の3つです!
- 「休息」
涼しい日陰や、クーラーの効いた室内などに移動させ、
衣服をゆるめて、リラックスさせる! - 「冷却」
氷や冷たい水で濡らしたタオルで、首筋・脇の下・脚の付け根を冷やす!
氷や冷たい水がない場合は、
タオルやうちわ・衣服などを使って扇いで、風を送って冷やします。 - 「水分補給」
意識があり、嘔吐がなければ水分補給させる!
水分だけではなく、汗によって失われた塩分も補給します。
スポーツドリンクなどを、少しずつ何回にも分けて補給します。
さらに、
「熱中症の応急処置チャート」でも、確認しておきましょう!
<↑ クリックで拡大します!>
熱中症の症状による対策
応急処置がわかったら、
次に、熱中症の「症状による対策」をみてみましょう!
- 熱けいれん(軽症):
筋肉がけいれんしている場合、マッサージを行う!
また、脚などの 体の特定の部分が冷えているなら、
けいれんしている部分も、しっかりマッサージする。 - 熱疲労(中等症):
体温が正常で、皮膚が青白い場合、
心臓より足を高くして、あおむけに寝かせる。
水分が摂れるなら、スポーツドリンクか薄い食塩水を、
何回にも分けて、少しずつ補給する。 - 熱射病(重症):
皮膚が赤く 熱っぽい場合、上半身を高くして、
座っているのに近い状態で寝かせ、とにかく体を冷却する。
首・脇の下・脚のつけ根など、
血管が皮膚表面に近いところを、氷などで集中的に冷やす。
氷がない場合は、水を体にふきかけ、風を送って冷やす。
また、アルコールで体を拭くのも効果的です。
この時、体の表面だけを冷やして、震えを起こさせない様に注意します。
「反応が鈍い、言動がおかしい、意識がはっきりしない、意識がない!」
こういった場合は、すぐに救急車を呼んで、同時に 応急処置をしましょう。
意識がはっきりしない、もしくは 意識がない場合、水分補給は厳禁です!
また、
吐いてしまった場合に のどを詰まらせない様に、横向きに寝かせましょう。
回復したつもりでも、体内に影響が残っていたり、再発の恐れもあります。
熱中症になったら、回復した後でも、必ず病院で診てもらう様にしましょう。
熱中症を予防する方法
熱中症にならないためには、
「体調を整える」「涼しい服装」「日陰を利用」「日傘・帽子」「水分・塩分補給」など、
ちょっとした注意で、予防することができます。
- [予防ポイント 1]「体調を整える!」
睡眠不足や風邪ぎみなど、体調の悪いときは、暑い日中の外出や運動は控えましょう。
また、暑さに備えた体づくりも大切です!
事前に汗をかく機会を増やしていれば、
暑さにも対抗しやすくなり、熱中症にもかかりにくくなります。 - [予防ポイント 2]「服装に注意!」
吸汗・速乾素材や、涼感素材の衣料を活用するなど、
通気性の良い服装を心がけましょう。
また、日陰を選んで歩いたり、
帽子をかぶる・日傘をさすなどして、暑さを避けましょう。 - [予防ポイント 3]「こまめに水分補給!」
のどが渇く前に、定期的に少しずつ水分を補給しましょう。
特に夏場は、汗と一緒に塩分が失われることを考えると、
スポーツドリンクなどで、水分補給することをオススメします。 - [予防ポイント 4]「年齢も考慮する!」
子どもや 高齢者は、熱中症になりやすいので、
部屋の温度をこまめに測るなど、年齢を意識した予防を心がけることも大切です。
気温が高い日に散歩などをする場合、
身長の低い子どもや幼児は、大人よりも危険な状態になります。
気温は通常、地面から1.5mの高さで測りますが、
子どもの身長の高さでは、地面近いので気温が高いことになります。
そのため、大人が暑いと感じている時は、
子どもや幼児は、さらに高温の環境にいることになるんです。
レジャー時だけではなく、普段の日常生活においても、
上述のポイントに注意して、熱中症の予防を心がけましょう♪
コメント