たとえ、検査や人間ドッグを受けたことがない人でも、
「CTで撮った画像」や、
「CT検査の機器」を、思い浮かべることができますよね!
それは、
TVの健康番組や、医療番組などで 見たことがあるからです d^^
なかには、医療ドラマや、
刑事ドラマなんかを、思い出す人もいるでしょう。
同様に、
「MRI」も、思い浮かべることができるのではないでしょうか?
でも、
その「違い」を明確に言えませんよね?!
おそらく、
「CT」と「MRI」という違うワードで、
頭にある同じイメージを、呼び出しているんです ^^;
この様に、同じようなイメージの「CT」と「MRI」。
『CTとMRIの違い!』をきっちり理解して、
頭の中の「別々の引き出し」に、整理しておきましょう!
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CTとは
Computed Tomographyという英語の頭文字で、
基本的な技術としては、X線検査の一種です。
「レントゲンに コンピューターを組み合わせて、高度にしたもの!」
と考えれば、わかりやすいですね。
角度を変えて、レントゲン写真を写すことで、
人体を、輪切りにしたような断面画像や、立体的な画像を得ることができます。
そのため、1枚のレントゲンを撮るより、
はるかに正確で、詳細な診断ができるんです。
それを対向する検出器で読み取り、
デジタル再構成を行うことによって、断面像を得ます。
「CTスキャン」も、同様の技術で、
「走査」を意味する、スキャン(scan)という語をつけて、
「身体の画像を連続的に何枚も撮ること」を強調しています!
MRIとは
一方の「MRI」は、
レントゲンとも、X線とも関係ありません。
もちろん、
「診断のための画像を撮る技術」という点では、同じですが、
画像の撮影方法が、まったく別モノなんです。
では、どう違うのか?
MRIは、X線の代わりに「磁場」を利用します。
磁場…?
磁場って、あの磁場?
はい、その磁場です!
あのとか、そのとか、わかんねぇよ~!
で、どの磁場よっ!?
「あの」でも「その」でも わかんない方に、
例の磁場がどの磁場か、詳しく説明しますね♪
(だからぁ~! めんどくさい言い方をするなっ つうのっ!)
Magnetic Resonance Imaging Systemの略です。
なので、
MRIの「M」はマグネティック、つまり磁石なんです。
「人間の身体も、突き詰めれば 元素(原子)の塊です。」
ひとつひとつの元素は、それぞれ原子核を持っていて、
それらが磁石の作用を受けると、少しずつ違う反応をします。
その違いを、コンピューターで解析することによって、
内蔵や、血管の様子などを写し出すのが、MRIの仕組みなんです。
そこで電波を止めると、共鳴した水素原子は、微弱な電波を発します。
これを、コイルというアンテナで受信して、画像を得ます。
MRIは、骨が写らないので、内蔵や脳の検査に適しています。
しかし、磁石を使うので、
例えば、ペースメーカーを使っている人や、
ボルトを入れている人には、適さないんです。
(ウサイン・ボルトは 大丈夫ですっ! Σ(@o@)オイっ!)
CTとMRIの違い
CTとMRI、
それぞれについては、理解しましたよね♪
なので、
2つの違いは、もう既にわかったも同然です d^^
では、
- CTとMRI、それぞれをどう使い分けるのか?
- CTとMRI、両方の検査を同時に受けるのはナゼなのか?
といった観点で、「違い」をみてみましょう!
MRIの長所のひとつに、
組織分解能が、非常に高いことが挙げられます。
つまり、骨の影響を受けにくく、
病変と正常組織の、濃度の差がわかりやすいんです。
一方、CTは骨による影響を受けますが、
広い範囲の検査には、CTのほうが適しています。
また、
MRIでは、骨や肺を写し出すことが難しいので、
骨や肺の状態を観察したい場合にも、CTが適しています。
なので、
検査の目的によって、CTとMRIを使い分けたり、
2つの検査を、同時に受ける必要があるんです。
CT検査とMRI検査の「料金」
それぞれの、検査の料金は、
- 「CT検査」は、3割負担で 4,000~5,000円程度
- 「MRI検査」は、3割負担で 5,000~6,000円程度
もちろん、病院や検査内容によって異なると思うので、
あくまでも、参考程度に…
検査を受ける場合は、
実際に検査を受ける病院で、聞いてみてくださいね♪
実は以前に、
「CT検査の料金」を、電話で確認した事があるんです。
総合病院では、5,000円ぐらいと言われたんですが、
別の脳神経外科に、問い合わせてみると、
なんと、10,000~15,000円という回答だったんです!
あまりの驚きで、
ちょっと、具合が良くなってしまいました(笑)
CTとMRIの違い「まとめ」
最後に、お復習いを兼ねて、
「CTとMRIの違い」を、簡単にまとめておきましょう♪
- CTは、X線検査の一種で、
レントゲン+コンピューターで、身体の輪切り写真を写す! - MRIは、磁場式に身体の元素をコンピューターで解析して写し出す!
- CTは、骨による影響を受けるが、MRIは、影響をあまり受けない!
- CTより、MRIの検査のほうが費用が高い!
どちらも患者にとっては、
「痛くない検査」というのが、最大のメリットです!
「X線を使うCT」よりも、「磁場式のMRI」のほうが、
身体への負担は、より少ないといえます♪
余談ですが…
「MR検査」と「MRI検査」は、まったく同じものです! d^^
なぜ「I」を付けないか? については、
今回割愛しますが…
それを言うなら、
「MRI」も、本来は「MRIS」じゃないんかいっ!?
と ツッコミを入れつつ、終了させていただきます w
ありがとうございました m(_^_)m
コメント
MRIとCT、仕組みや撮影された画像の見た目の違いもよくわかりました。
機械を見た目で判断する方法も知りたいです。
機械にはどんな特徴がありますか?
メーカーが違ってもこれはMRI、これはCTと言える決め手を教えてください