有線でインターネットに接続するために、
必ず必要となるのが「LANケーブル」。d^^
このLANケーブルの『カテゴリによる速度の違い』について、
しっかりと把握して、使用できていますか!?
LANケーブルのカテゴリと速度
現在は、高速な光回線サービスが主流になっていますが、
適切なLANケーブルを使用していないと、
「回線速度を低下させてしまう!」ということがあります。d^^
LANケーブルは、
対応している規格によって『カテゴリ』が分けられています。
ですので、
契約しているインターネット回線はもちろん、PCや通信機器など、
ネット環境の最大通信速度に応じた、LANケーブル(カテゴリ規格)を選ぶことで、
ケーブルによる速度の低下を防ぎ、回線スピードを最大限活かすことができるのです。
もし、インターネットの速度が遅いと感じる場合は、
「通信速度に対応したLANケーブルを使用しているか!?」
再確認してみることをオススメします。d^^
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LANケーブルのカテゴリによる違い
では、LANケーブルのカテゴリの違いによって、
「何がどのくらい異なっているのでしょう!?」
LANケーブル規格と最大通信速度(伝送帯域)
LANケーブル(カテゴリ)によって、「通信速度」が違うのですが、
さらには「伝送帯域」も異なっています。
これらは、LANケーブルの規格によって決められています。
LANケーブル規格 | 最大通信速度 | 伝送帯域 |
CAT5(カテゴリ5) | 100Mbps | 100MHz |
CAT5e(カテゴリ5e) | 1Gbps | 100MHz |
CAT6(カテゴリ6) | 1Gbps | 250MHz |
CAT6A(カテゴリ6A) | 10Gbps | 500MHz |
CAT7(カテゴリ7) | 10Gbps | 600MHz |
CAT7A(カテゴリ7A) | 10Gbps | 1000MHz |
CAT8(カテゴリ8) | 40Gbps | 2000MHz |
※CAT6e と CAT6A のLANケーブルはほぼ同じなんですが、正式な規格『CAT6A』が登場したため、 メーカーが独自に策定した規格「CAT6e」のLANケーブルは、市場から消えていきました。 |
仮に、光回線の速度が1Gbpsであっても、
カテゴリー5のLANケーブルを使用してしまうと、
通信速度の最大値は「100Mbps以下に低下」してしまう原因となります。
また、
カテゴリが大きくなると、伝送帯域(使用可能な周波数)も大きくなり、
周波数(MHz)が高いほど、多くの情報(データ量)を同時に伝送することができます。
帯域が大きくなると、
「大量のデータを同時に伝送できる」というメリットがありますが、
「ノイズに弱くなる」というデメリットもあります。
そのため、高周波に対応したlanケーブルは、
ノイズ対策のシールドが施されている製品が多い様です。
それ以下のカテゴリーが対応している全ての規格に対応するので、
もし迷った場合は、数字の大きいケーブルを選ぶと安心です。
ただし、その分コストが高くなってしまう上に、
「ネット回線のスピード以上は速くならない!」ことを理解しておきましょう♪
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無線LAN規格と通信速度
本題とは、少し話が逸れてしまいますが…
家の中でも、使用場所や端末によっては、
Wi-Fi(無線LAN)を使用している!という場合もあると思います。
そんな場合、Wi-Fiルーターも速度に関係してきます。
上述の様に、LANケーブルを変えたりして、
いくら最終的な出口の速度をUpしたとしても、
その入口で速度低下していたら、元も子もありませんから w。d^^
ですので、使用しているWi-Fiルーターが、
どんな規格に対応しているのか?についても確認しておきましょう♪
無線LAN規格 | 最大通信速度 | 周波数帯 |
IEEE802.11b | 11Mbps | 2.4GHz帯 |
IEEE802.11g | 54Mbps | 2.4GHz帯 |
IEEE802.11a | 54Mbps | 5GHz帯 |
IEEE802.11n | 600Mbps | 2.4G帯/5GHz帯 |
IEEE802.11ac | 6.9Gbps(6,900Mbps) | 5GHz帯 |
IEEE802.11ad | 6.8Gbps(6,800Mbps) | 60GHz帯 |
IEEE802.11ax | 9.6Gbps(9,600Mbps) | 2.4G帯/5GHz帯 |
ご覧のとおり、
最大通信速度は、無線LAN規格によって違いがあります。
つまり!
無線LAN(Wi-Fi)で通信する場合、この速度がMaxとなるのです。d^^
最大通信速度は、あくまで理論値なので、
実際に使用している時の通信速度は、さらに遅くなっています。
また、周波数帯によっても違いがあります。
参考までに、
『周波数帯による特徴』についても把握しておきましょう。
- 60GHz
- 電波の直進性が高いため、狭い範囲で高速通信したい場合に最適
- 2.4GHz
- 障害物に強い
- 電子レンジ・無線キーボード・マウス・Bluetoothなどと干渉しやすい
- 屋内・屋外共に利用可能
- 5GHz
- 障害物に弱い
- 同一の周波数帯を使用する機器がないため、電波干渉が少ない
これらの特徴を理解して、ネット環境を構築できれば、
「より快適なネットライフ」を楽しむことができますよっ♪
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