扇風機を人がいない所に向けてると、電気代が勿体ない!
はたして、ホントにそうなんでしょうか?!
ゆったりとした広めの部屋の、
高い天井に でっかいファンが回っている光景♪
リゾート地とか、TVなんかでたまに見かけます。
あれって、何の意味があるのか知ってますよね!?
えっ!
「お金持ちのちょっと優雅な気分を味わうため!」って?
そうです。
「無駄に大きい羽を、優雅に回転させてま~す!」 じゃないって! Σ^^)
実はあれ、部屋の空気を対流させてるんですね♪
なので、
扇風機のように一定方向だけでなく、
当然、逆方向の回転だってできるんですよ!
このあたり、
『エアコンと扇風機を併用する効果』のヒントになりそうですよね♪
エアコンと扇風機の併用
2011年の震災以降、
再び「扇風機」にスポットが当たって、バカ売れしました!
それと同時に、
エアコンと扇風機の併用による節電が、注目されるようになりました。
「エアコンと扇風機の併用」と言っても、
いくつか方法はありますよね♪
- 体感温度を下げて、エアコンの設定温度を上げる!
- エアコンが届きにくい場所に冷気を送り込む!
- 部屋全体を効率よく涼しくする!
使い方によっては、
それこそ、ホントに電気の無駄遣いになってしまいます。
Youtubeでわかりやすく説明されていますので、
まずは、一緒に動画を観てみましょう!
エアコンと扇風機の併用での効果
夏場のエアコンの推奨温度は、28℃とされていますが、
扇風機を併用することによって、2~3℃体感温度が下がります。
エアコンの設定温度を1℃上げると(冷房時の場合)、
約10%の節電になると言われています!
では、これを参考に、ちょっと試算してみましょう。
例えば、10畳の部屋のエアコン(消費電力 約560W)で、
1日10時間使用した場合 …
エアコンの電気代は、
0.56kW × 25円 × 10時間 = 140円
(※ 1kWあたり25円/kWhの電力料金で計算してます。)
仮に、設定温度を2℃上げたとすると、
140円 × 0.2 = 28円 の節電となります。
扇風機(30W)の電気代は、
0.03kW × 25円 × 10時間 = 7.5円 なので、
28円 - 7.5円 = 20.5円
つまり、
計算上では、1日あたり 20.5円、
1ヵ月では、600円以上の節電効果となります。
3ヵ月間では、1,845円の電気代を節約できる計算になります!
(これは、あくまでも机上の計算ですが …)
扇風機の効果的な位置や向きは?!
エアコンと扇風機を併用する場合は、
その目的によって、扇風機の位置や向きが異なってきます。
Youtube動画でも、少し説明されていましたが、
もう少し詳しく追求してみましょう♪
体感温度を下げる場合は、
当然、体に風を当てる必要があります。
これは、本来の扇風機の使い方ですよね!
また、
エアコンの風が届きにくい場所に、強制的に送り込むためには、
冷気が溜まっている場所から、
送りたい方向に向けて、扇風機を設置するのが効果的ですね♪
部屋全体を涼しくする場合の扇風機の位置と向き
問題は、部屋全体を涼しくする場合です。
下の方(人が居る所)が十分冷えていても、
上の方が温かいと、そこも冷やそうとするため、
更に冷やし続け、下の方は冷やし過ぎになってしまいます。
※エアコン本体のセンサーは、
「部屋の上部の温度を感知している場合」がほとんどです。d^^)
そのままでは、冷えた空気は下に溜まり続け、
温かい空気は上に行き、とても効率が悪いんです!
なので、
部屋全体を効率よく冷やしたい場合は、
部屋の空気を対流させるのがポイントとなります!
風を人に当てず、
下の冷えた空気を、上へ流れる様にすると、
部屋全体を、平均的な室温にし、
結果的に、効率よく部屋を冷やす事ができます。
カーテンを閉めると、もっと冷房効率が上がります♪
(特に、南向きの部屋では効果大ですね!)
■下に溜まった冷気を、部屋中に循環させる!
「下に溜まった冷気を、部屋中に循環させる」ためには、
- 扇風機を、エアコンと向かい合わせの壁(反対面)に向けて置きます。
- 冷気が壁に沿って、天井方向へ向かう様に、
壁方向に向けて、扇風機を回します。
■エアコン1台で、2部屋に循環させる!
「エアコン1台で、2部屋に循環させる」ためには、
上述の
- 冷気が溜まっている場所から、
エアコンの風が届きにくい場所に、効果的に送り込む - 下に溜まった冷気を、部屋中に循環させる
の応用で、合わせ技になりますね♪ d^^)
■直接当たる冷風を、部屋全体へ循環させる!
「直接当たる冷風を、部屋全体へ循環させる」ためには、
- 扇風機を、エアコンと向かい合わせになるところに置きます。
- できるだけ低い位置から、風を上に上げるように、
角度を上向きにして、扇風機を回します。
低い位置 …?
上向き …?
そうなんです。
ちょっと、無理があるかもしれないですよね?!
この扇風機の使い方は、
実は、サーキュレーターの代用として使っているんです。
最近では、サーキュレーターも珍しくないので、
知っている方も多いと思います。
が、
「サーキュレーター …?!」 って方のために、一応説明を♪
室内の空気を循環させることを目的として、作られている送風機のこと。
ひと言で言うと、
首が短くて、上向きに風を送る事ができます。
また、直線的な強い風が特徴です!
そして …
あ~、全然「ひと言」で言えてないんで、
詳しく知りたい方は、
『扇風機とサーキュレーターの違い!』をどうぞ♪
コメント
天井に作りつけのファンは、場所を変えられませんが、エアコンと併用して回したほうがいいですか?
コメントありがとうございます。
「冷たい空気は下へ」「暖かい空気は上へ」行ってしまうので、
ファンで強制的に逆方向へ送って、部屋全体に循環させるようにしましょう。
天井ファンの場合、回転方向を変えられるので、
それによって空気を上へも下へも送ることができます。
エアコンと天井ファン(さらには 追加の扇風機など)との位置関係にもよりますので、
必ずしも、冷房の場合は上向き・暖房の場合は下向きとは限りません。
目的は『冷たい空気(または暖かい空気)を停滞させず、場所による温度差を低減させる』ことです。