インフルエンザ予防接種!料金が安いのは?違いはナニ!?

インフルエンザの予防接種を受けるのには、
いくらぐらいの費用がかかるの!?

予防接種の料金が安いのには どんな違いがあるの?

インフルエンザ予防接種!料金が安いのは?違いはナニ!?

寒い時期になると、猛威を振るうインフルエンザですが …

その「インフルエンザの予防接種を受ける時期」は、
10~11月の秋頃から、すでに始まっていることは、
前回の記事で、既にお伝えしましたね♪


ところで、この予防接種の料金は、
地域や 病院ごとで、異なっているのを知っていますか?

「予防接種にかかる費用は?」
「予防接種の料金が安いのは?」など …

今回は、インフルエンザ予防接種の料金について、
しっかりと把握し、認識しておきましょう♪


Sponsored Link


インフルエンザ予防接種の料金

冒頭でも少し触れたように、
インフルエンザ予防接種の料金は、一律ではありません!

予防接種を受ける地域医療機関
そして、年齢などでも 費用に差があることは珍しくありません。


多くの方は、かかりつけの病院や、
近所にある、アクセスしやすい病院などで、
予防接種を済ませてしまう場合が、ほとんでではないでしょうか?

しかし、予防接種を受ける所で、
場合によっては、千円単位で値段が違ってくることもあるんです。


家族数人、さらには 予防接種を2回受ける場合を考えると、
たとえ、数百円の料金の違いだとしても、家計への負担は かなり違ってきますよね d^^;



では、「全国的な平均価格」は いくらくらいなんでしょう?

さらに、「地域ごとの料金の違い」についても みてみましょう。


インフルエンザ予防接種の平均価格

民間企業の調査結果によると …
インフルエンザ予防接種の、1回あたりの料金は、
1,000円~6,500円と、価格差はかなり大きく、
平均的には、「大人:3,000円前後/子供:2,500円前後」が多いようです。


総合医療情報サイトの調査では、
インフルエンザ予防接種の全国平均価格は、
2015年-2016年で、1回あたり「3,204円」となっています。

また、料金別での分布では、
3,000円ないし 3,080円が最も多く、次いで 3,500円・4,000円となっていて、
3,000円未満の料金は、ほとんど無くなっている様です。


インフルエンザ予防接種の料金「全国平均価格分布」

  画像参照:総合医療情報サイト「QLife」(https://www.qlife.jp/)



実は、2014年までは 2,500円程度が相場だったようですが、
予防接種の料金も、それまでに比べて全体的に値上がりしていて、
2015年からは、3,000円を超えているところが多くなっています。


2015年度から、インフルエンザワクチンがB型も2種類となり、
3価から 4価(4種混合)に、ワクチンが変更されたことで、
ワクチンの仕入れ価格が上昇したことが、値上げの主な原因と考えられます。


2015年からインフルエンザワクチンが変わった!

インフルエンザのウイルスにはA型・B型などがあり、
その年の流行の型を予測して、ワクチンがつくられています。

以前は、「A型が2種類・B型が1種類」含まれているワクチンでしたが、
2015年-2016年から「A型が2種類・B型も2種類」含んだワクチンに変更になり、
2016年-2017年も同様に、A型2種・B型2種の4混ワクチンとなっています。



2016年-2017年も、4混ワクチンとなっているので、
基本的に、料金は ほぼ同じ程度と考えても良いでしょう。


地域別(都道府県別)予防接種の平均価格

では、地域別(都道府県別)での料金は、
いったい、どれぐらいの差があるのでしょう?


インフルエンザ予防接種の料金「地域別(都道府県別)平均価格」

< ↑ クリックで拡大表示します!>

  画像参照:総合医療情報サイト「QLife」(https://www.qlife.jp/)


「都道府県別平均価格」は、ご覧のとおりで、
東京・神奈川など首都圏がやや高く、地方が安い傾向にありますが、
大阪だけは、例外的に安い結果となっているのがわかります。

お住まいの地域による料金の違いは、やむを得ないとしても、
医療機関によって、予防接種の料金が違うことは珍しくありません。

インフルエンザの予防接種をする際には、
事前に、料金の問い合わせをしてみるとよいですね。


また、
企業が加入している健保組合によって、補助の金額が違う場合があるので、
加入している健保組合などに、一度確認しておくことをおすすめします。


Sponsored Link


インフルエンザ予防接種の料金の違い

このインフルエンザの予防接種、
そもそも、どうして料金の違いがあるのでしょう?

仮に、予防接種の料金が安いからと言って、素直に喜べるとは限りませんし、
逆に、高いからといって、必ずしも安心できるとは言い切れません。


インフルエンザ予防接種の料金が安い理由

『インフルエンザ予防接種の料金が安い』のは、

  • ①「自由診療のため価格設定が自由
  • ②「ワクチンの仕入れ価格が違う
  • ③「ワクチンの成分が違う」 などが、主に挙げられます。


インフルエンザ予防接種の価格の違い!「料金が安い理由は?」

  • 自由診療のため価格設定が自由!

    インフルエンザの予防接種は、任意接種のため自費診療です。
    この場合、個々の医療機関で、料金を自由に設定することができます。

    インフルエンザの予防接種の場合、治療ではないため、
    保険適用外のため、原則的には全額自己負担になっています。
    (※対象者には、市町村が公費負担をしてくれるところもあるみたいです。)

  • ワクチンの仕入れ価格が違う!

    インフルエンザワクチンの成分が同じでも、
    メーカーや 仕入れ価格の違い、またはその両方によって料金が異なってきます。

    成分が同じワクチンならば、基本的に効果の違いはないので、
    安い料金の医療機関を選んでも、問題ありませんよね。

  • ワクチンの成分が違う!

    使っているワクチンの成分が違えば、
    当然、その効果も違いますし、価格も違ってきます。

    上述の様に、メーカーや 仕入れ価格の違いを加味すれば、
    さらに、価格差は広がる原因となります。


防腐剤が入っていないワクチンもある!

一般の予防注射には、細菌汚染を防ぐために、
チメロサールと呼ばれる防腐剤(有機水銀)が、含まれているそうです。

近年では、この有機水銀の体内への蓄積と、副作用が心配されていて、
ワクチンからのチメロサール除去・減量がすすめられています。

この「チメロサールが含まれていないインフルエンザのワクチン」も作られていますが、
一般のインフルエンザワクチンよりも、1,000円程度 料金が高くなっています。

また、製造される量が少ないため、早めに予約をされたほうがよいようです。




インフルエンザ予防接種の費用には、
「ワクチン代」「診察費用」「注射器費用」
さらに、人件費などの「必要経費」が考慮されて、料金設定されています。

上述のワクチン代金以外の費用でも、
薄利の価格設定であれば、安い料金でも「効果の違い」の心配はありませんね。


ただ、安いところは、
「早期にインフルエンザワクチンが無くなってしまう」ことも考えられます!


子供の予防接種は価格差が大きい

インフルエンザ予防接種の料金は、
大人はあまり変わらないものの、子供では大きな差が出てきます。

大人が受ける予防接種は、全国的に平均して3,000円程度なのに対して、
子供が受ける場合は、無料~7,000円までと かなり広い価格差があるんです。


例えば、近所の小児科だと 3,000円なのに、
耳鼻科だと 2,000円だったということも、決して珍しくはありません。



調査では、子供の接種費用の場合、
1回目で最も多かったのは、2,000円でしたが、
3,000円という料金の医院も、同じくらい多い様です。

子供の接種が、1回で終わってしまうことを防ぐ目的のためか、
「2回目の接種は、1回目より安くなる」というケースも多く、
なかには、2回目を「無料」にしている医院もあるようです。

コメント