法事はいつまで?時期は?!回忌の数え方と計算方法!

法事はいつまでするの?」

四十九日七七日は違うの?」

初七日は、告別式と同じ日?」

十三回忌って何年目?」
など …


仏教のの法要『法事・回忌って、独特ですよね!?


普段、『?』って思っても、結構そのまま放置しがちな、
呼び方」や「読み方」、
法事の時期」や「回忌の数え方計算方法
など、
たった4分で、一気にスッキリしておきましょう!



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仏教の法要と数え方

仏教では、
人が死んでから、七日ごとに 七回の審判を受けるため、
生と死、陰と陽の間にあるとしています。

故人の死後、遺族は七日ごとに七回の法要を行い、
「四十九日」(正式には翌日)が「忌明け」となります。



そのため、
「初七日」「四十九日」は、
親族・知人を招いて 法要を行うのが、慣例となっています。


法要を行う、初七日と四十九日を含め、
仏教では、下記の様な区切りがあります。

初七日しょなのか命日も含めて7日目
二七日ふたなのか命日も含めて14日目
三七日みなのか命日も含めて21日目
四七日よなのか命日も含めて28日目
五七日
(=三十五日)
いつなのか
(さんじゅうごにち)
命日も含めて35日目
六七日むなのか命日も含めて42日目
七七日
(=四十九日
なななのか
(しじゅうくにち)
命日も含めて49日目
百カ日ひゃっかにち命日も含めて100日目


現在「初七日」は、
告別式と同日に済ませてしまうのが、慣例となっています。

そのため、近しい家族以外が、
法事(法要)に参列するのは「四十九日」だけになります。

また、納骨の儀式も、その際に行います。

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法事の時期と回忌の数え方

「四十九日」以降は、
「一周忌」「三回忌」「七回忌」に、親族や知人で法事(法要)を行います。

次の「十三回忌」以降は、内輪だけで行うのが一般的です。

「法事への参列」は、
三回忌までは、喪服着用が原則で、香典も持参します。


「四十九日」以降、
 香典の表書き「御仏前」を使うのが慣例となります。


回忌の数え方

仏教では、これらの「回忌」にも、
下記の様な区切り、「年忌法要の時期」があります。

一周忌命日から満1年目家族・親族・知人などが、
お寺や自宅で供養
三回忌命日から満2年目家族・親族で供養
(知人を招く事もある)
七回忌命日から満6年目家族・親族・親しい知人で供養
十三回忌命日から満12年目家族・親族で供養
十七回忌命日から満16年目
二十三回忌命日から満22年目
二十七回忌命日から満26年目
三十三回忌命日から満32年目一般的には、
この法要を最後とする
三十七回忌命日から満36年目
四十三回忌命日から満42年目
四十七回忌命日から満46年目
五十回忌命日から満49年目
百回忌命日から満99年目


回忌の計算方法


回忌の計算方法

冒頭の「十三回忌って何年目?」

十三回忌は、「命日から満12年目」が正解なんですが、
この「回忌」という数え方も、独特ですね!

三回忌以降は、
( 亡くなられた年 + 回忌の数 - 1 ) で、計算できます。



例えば、
2010年に亡くなった人の「七回忌」の場合 …

( 2010 + 7 - 1 = 2016 )

ですので、「2016年が七回忌」になります。



法事はいつまで?

地域の風習もありますが、
一般的には、十三回忌までは 法事(法要)を行います。


十七回忌・二十三回忌・二十七回忌は、
丁寧な家では 法事を行いますが、行わない家もあります。

ところが、三十三回忌は、
「特別な区切り」となるため、法事を行います。


最後の法要「三十三回忌の法事」

仏教での三十三回忌は、
「故人が、先祖神の仲間入りをする」と言われています。


その場合、
卒塔婆(そとば)に、杉の葉をくくりつけます。

これは、「故人の法事をする期間が過ぎ(杉)た」という洒落です。
(昔は、杉の木を削って戒名を書いていました。)


本来は、三十七回忌なのですが …

「三十七回忌では、法事を仕切る世代が替わってしまう」ため、
一つ早い「三十三回忌」で行うのが、一般的となっています。

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