お葬式の電報「弔電」って、
結婚式などの祝電と違って、なかなか難しいですよね!?
宗教や宗派のこともあるし、
そもそも、「宛名は誰にしたらいいの?」
宛名や敬称、使ってはいけない言葉など、
弔電の送り方とマナー・注意点について、ご紹介します!
「弔電」って、なんて読むかわかりますか?
これ「ちょうでん」って読むんです。
弔電は、「お悔やみの電報」の事をいいます。
ちなみに、
「訃報」も目にする機会が多いですね!
これは「ふほう」と読み、
「人の死去したという知らせ」の事です。
併せて、この機会に覚えておきましょう。
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お葬式の弔電の送り方
さて、本題に戻ります!
まずは、弔電の送り方を確認しながら、
送る際のマナーも、いっしょに見てみましょう。
- 弔電を打つ場合は、
「115」に電話するか、インターネットでも受け付けています。 - 弔電は、自宅や斎場など 葬儀が行われる会場へ送ります。
- 送り主を知らせたい場合は、電文の最後に名前を入れます。
- 弔電の文面は、なるべく簡潔にお悔やみの気持ちを伝えます。
弔電にも文例があるので、
「お悔やみ○○○番」などと、申し込む事もできますよ!
お葬式の弔電のマナー
お葬式に送る「弔電」の場合、
多少、「通常の電報」とは異なりますよね。
例えば、
ご家族ではなく、故人と関係があった場合、
気持ち的には、「亡くなった故人」に送る感覚ではないですか?
ところが、本人は亡くなっているし …
弔電の宛名
「弔電」は、基本的に 喪主宛に送るものですが、
喪主の名前が分からなければ、「故○○○○様御遺族様」とします。
喪主が不明な場合は、
故人のフルネームを書き、「御遺族様」「遺族御一同様」とします。
弔電での敬称
弔電の文面のマナーにも、注意が必要です!
文面で使う敬称には、「言い換え」があるので、
この言い換えを、使用するようにしましょう。
敬称 | 言い換え |
祖父 | ご祖父様 おじい様 |
祖母 | ご祖母様 おばあ様 |
父 | ご尊父様 お父様 |
母 | ご母堂様 お母様 |
夫 | ご主人様 ご夫君様 |
妻 | 奥様 ご令室様 |
息子 | ご令息様 ご子息様 |
娘 | ご令嬢様 ご息女様 |
姉・兄 | 御姉様・御兄様 (または 名前「○○様」) |
弟・妹 | 御妹様・御弟様、 (または 名前「○○様」) |
弔電での注意点
他にも、弔電を送る際には、
- 弔電で使ってはいけない言葉
- 葬儀の宗派(仏教用語)
などに 気をつける様、心がけておきましょう。
弔電で使ってはいけない言葉
葬式や葬儀はもちろん、
弔電を送る際にも、「忌み言葉(いみことば)」は、
使用しないのがマナーです。
忌み言葉とは、
「不吉な意味を連想させる言葉」です。
死や不幸がくり返されることのないよう、縁起を重んじるためです。
・「重ね重ね」「たびたび」「またまた」「しばしば」
・「再三」「再び」「重ねて」「続いて」
葬儀の宗派
日本では、仏式の葬儀が主流ですが、
「葬儀の宗派」にも、注意が必要ですね。
うっかり忘れがちなのは、
神式や キリスト教式の葬儀では、「仏教用語を使わない」ということです。
- 「お悔やみ」
- 「冥福」
- 「成仏」
- 「供養」
- 「弔う」 という言葉は、仏教用語です。
神式や、キリスト教式の葬儀に、
「このような文言の入った電報を送る」のはタブーです!
故人や遺族の信仰をないがしろにする、
「失礼な行為」にあたるので、ぜひ 注意が必要ですね。
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