般若心経は、
すご~く長い「大乗仏教の教え」を、
わずか300字程度で、短くまとめたというものです。
日本人に馴染み深いお経、
般若心経の意味を、現代語でわかりやすく解説します!
古くから般若心経は、
「日本人のお守り」として使われてきました。
耳なし芳一が、
亡霊に連れて行かれるところ、守ってもらっえたのは、
「全身に書いてもらったお経」のおかげでしたよね。
結局、耳にだけ書くのを忘れてしまったのですが… ^^
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般若心経 全文の意味
それでは早速、
現代語での「般若心経」の解説をみてみましょう!
般若心経
観世音菩薩(観音様)は、
真実に目覚める知慧の行(修行)を究められ、
身も心もみな空(無)であることを悟られ、
一切の苦しみから救われる道を示された。
舎利弗(弟子)よ、
形あるものは空であり、
空か形あるものを構成している。
従って、感覚・思い・分別・認識もみな空なのだ。
舎利弗よ、
この世の一切の真実の姿はみな空であって、
生まれる事もなく、なくなる事もなく、
汚れもせず、清らかにもならず、
増えもせず、減りもしない。
故に、空が構成する実相の世界では、
形あるものは何もない。
感覚・思い・分別・認識もない。
そこには、
目・耳・鼻・舌・身体・心といった感覚器官もない。
形・声・香り・味わい・触覚・心の作用もない。
目に見える世界から、意識の世界まで何もない。
無明(迷い)もなく、無明の尽きる事もなく、
老死もなく、老死の尽きることもない。
苦も、苦の原因も、
苦のなくなる事も、苦をなくす道もない。
教えを知る事もなく、悟りを得る事もない。
何も得る事がないという事を、
菩薩(修行者=仏様)は、真実に目覚める知慧によって
あるがままに見る事ができるから、心に障りがない。
心に障りがないから、怖れる事がない。
従って、一切の迷いを離れて、
心のやすらぎに至るのである。
三世(前世・現世・来世)の仏達も、
真実に目覚める知慧によって、
完全な悟りを成就されたのである。
故に、
真実に目覚める知慧である「般若波羅密多」
(偉大なる真理に目覚める知慧で安らぎの世界に至る)の教えは、
大いなる霊力を持った言葉であり、
明らかなる言葉であり、この上ない言葉であり、
他に比類のない言葉である。
従って、
一切の苦厄を除き、真実にして虚しさがない。
そこで、真実に目覚める知慧に至る呪文を説こう。
「行こう、行こう、真実の世界へ行こう。
みんなで共に行き、仏の悟りを成就しよう。」
般若心経 超現代語訳
「現代語での解説」は、いかがでしたか?
原文だけでは、
まったくと言っていいほど、意味がわかりませんので、
よく理解できましたよね♪
・・・・・・ ^^;
どうやら、
納得してうなずいてくれた方は、多くないようですね!?
では、さらに砕けた感じの
「超現代語訳」も、紹介してみたいと思います。
賛否両論あるとは思いますが、
「現代風の曲の歌詞」だと思って、読んでみてください。
誰でも幸せに生きる方法のヒントだ。
もっと力を抜いて楽になるんだ。
苦しみも辛さも全てはいい加減な幻さ、
安心しろよ。
この世は空しいモンだ、
痛みも悲しみも最初から空っぽなのさ。
この世は変わり行くモンだ。
苦を楽に変える事だってできる。
汚れる事もありゃ、背負い込む事だってある。
だから、抱え込んだモンを捨てちまう事もできるはずだ。
この世がどれだけいい加減か分かったか?
苦しみとか病とか、そんなモンにこだわるなよ。
見てるものにこだわるな。
聞こえるものにしがみつくな。
味や香りなんて人それぞれだろ?
何のアテにもなりゃしない。
揺らぐ心にこだわっちゃダメさ。
それが「無」ってやつさ。
生きてりゃ色々あるさ。
辛いモノを見ないようにするのは難しい。
でも、そんなもんその場に置いていけよ。
先の事は誰にも見えねぇ。
無理して照らそうとしなくていいのさ。
見えない事を愉しめばいいだろ。
それが生きている実感ってヤツなんだよ。
正しく生きるのは確かに難しいかもな。
でも、明るく生きるのは誰にだってできるんだよ。
菩薩として生きるコツがあるんだ、
苦しんで生きる必要なんてねぇよ。
愉しんで生きる菩薩になれよ。
全く恐れをしらなくなったら、
ロクな事にならねぇけどな。
適度な恐怖だって、生きていくのに役立つモンさ。
勘違いするなよ。
非常になれって言ってるんじゃねぇ。
夢や空想や慈悲の心を忘れるな、
それができりゃ涅槃はどこにだってある。
生き方は何も変わらねぇ、
ただ受け止め方が変わるのさ。
心の余裕を持てば、誰でもブッタになれるんだぜ。
この般若を覚えとけ。短い言葉だ。
意味なんて知らなくていい、細けぇことはいいんだよ。
苦しみが小さくなったら、それで上等だろ。
嘘もデタラメも全て認めちまえば、苦しみはなくなる。
そういうモンなのさ。
今までの前置きは全部忘れても良いぜ。
でも、これだけは覚えとけ。
気が向いたら呟いてみろ。
心の中で唱えるだけでもいいんだぜ。
いいか、耳かっぽじってよく聞けよ。
『唱えよ、心は消え、魂は沈まり、
全ては此処にあり、全てを越えたものなり。』
『悟りはその時叶うだろう。全てはこの真言に成就する。』
心配すんな。
大丈夫だ。
「色即是空」とは、
「すべてはみな空(無)である」という意味です。
『私たちが感じているものは、すべて「無」である』
というのが、重要なポイントとなりますね♪
そお言えば …
ちびまる子ちゃんも、
困った時には、よく般若心経を唱えてましたよね!
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