お中元の熨斗(のし)って どう書けばいいの!?
そもそも、お中元とお歳暮の違いって!?
「お中元」と「お歳暮」では、贈る目的や意味合いが違っています!
のしの「表書き」は、贈り物の目的を書くので、
お中元とお歳暮では、当然 違ってきますよねっ♪
だったら、
「お中元」もしくは「お歳暮」と書けばいいのでは!?
と思うかも知れませんが、必ずしもそうとは限らないんです! d^^;
違いと意味合いを、しっかり理解して、
正しいのしの書き方で、お中元やお歳暮を贈りましょう♪
Sponsored Link
お中元とお歳暮の違い
「お中元とお歳暮の違い」は、
ご察しのとおり! そぉ、贈る時期が違いますよねっ d^^
地域によって、若干の違いはありますが …
- 「お中元」は、7月初旬から8月中旬頃
- 「お歳暮」は、12月10日から20日頃 ですね d^^
この時期の違いがあるから、
「贈る意味合いの違い」や「贈る品物の違い」など、他の違いにつながるんです。
他にも、細かい違いはありますが、
この2つの違いが、大きなポイントとなります!
なかでも重要な「贈る意味合いの違い」について、
もう少し、詳しくみてみましょう♪
お中元とお歳暮を贈る「意味合いの違い」
「お中元」を贈る時期は、1年の折り返し地点である「夏」です。
年頭から中元(旧暦の7月15日)までの上半期、
「半年間お世話になったお礼」に、お中元を贈ります。
また、暑い時期に体調を気遣う「季節の挨拶」の意味合いもあります。
≫ お中元マナー「お中元を贈る時期」は いつからいつまで!?
対して、
1年間の感謝の気持ちを込めて、年末に贈るのが「お歳暮」です!
読んで字のごとく、「歳の暮れ」ですねっ d^^;
また、お歳暮には、
「来年もよろしくお願いします」という意味合いも含まれています♪
≫ お歳暮マナー「お歳暮を贈る時期」は いつからいつまで!?
お中元とお歳暮は、両方贈るのが望ましいのですが、
両方贈らなくても、マナー違反にはなりません。
仮に、「どちらか片方だけ」というのであれば、
お歳暮だけでも失礼にはならないので、お歳暮を贈ることをオススメします♪
お歳暮には、1年間の感謝を込めるという意味合いがあるからです!
お中元・お歳暮の「のし紙」
お中元や、お歳暮をはじめ、
慶事一般の贈り物には、「掛け紙」をつけて贈ります。
「のし紙」とは、
のしや水引を、1枚の紙に印刷した「掛け紙」のこと言います。
「のしはよく耳にするんで、わかっているつもりだったけど、
のし紙のことだと思ってた ^^;」って方も、なかにはいるのでは …!?
のし紙の名称と意味
まずは、
「のし紙の名称と意味」について、確認しておきましょう♪
【のし紙の名称】
- ① 掛け紙
- ② 熨斗(のし)
- ③ 水引
- ④ 表書き
- ⑤ 名入れ
① 掛け紙 | 贈答品の上面や全面に掛けられる紙。 お中元やお歳暮は、贈り物に白い奉書紙を掛け、水引を結び、熨斗を付けるのが基本です。 ※水引・のしを一枚の紙に印刷したものを「のし紙」と言います。 |
② 熨斗 (のし) | 慶事一般の贈り物に付けます。(※喪中時は省略します。) 熨斗の起源は慶事に贈る酒の肴で、アワビを細く伸ばしたものが使われていました。 そのため、魚介類が贈答品の場合、本来は熨斗を付けないのですが、 最近は由来をを気にせず、熨斗を付ける場合も多くなっています。 |
③ 水引 | 贈答品に付けられる飾り紐。(※喪中時は省略します。) お中元やお歳暮に使う水引は、紅白の花結び(蝶結び)が一般的です。 ※お中元・お歳暮は「来年も贈れますように」という意味が込められています。 |
④ 表書き | 「贈る目的」を記します。 「御中元」「御歳暮」「内祝い」など |
⑤ 名入れ | 「贈り主の名前」を書きます。 連名で書いたり、会社名や住所を入れる場合もあります。 |
お中元・お歳暮の「のしの書き方」
のし紙に書く「表書き」や「名入れ」は、
「贈り物が何の目的で、贈り主が誰か?」を意味しています。
水引を境にして、上段と下段で使い分け、
上段には「表書き」、
下段には「贈り主の名前」を、表書きよりもやや小さめに書きます。
その際に、文字が水引や熨斗にかからないように気を付けましょう♪
最近では、サインペンやフェルトペンなどで、書かれることも多くなりましたが、
重要な贈り物や、目上の方へ贈る場合、毛筆(または 筆ペン)で書くのがマナーです!
また、崩し文字は避けて 楷書体で書きましょう♪
のしの「表書き」の書き方
では次からは、「のしの表書き」の書き方です!
お中元・お歳暮の「表書き」について、それぞれ詳しくみていきましょう♪
お中元の「のしの表書き」
お中元の場合、
贈る時期によって、表書きの書き方が異なるんです!
関東地方をはじめ、一般的には、
- 「御中元」「お中元」:7月初旬~7月15日
- 「暑中御見舞い」:7月16日~8月7日(立秋)
- 「残暑御見舞い」:立秋~9月上旬
ですが、
関西地方の場合、若干時期が違うので、
- 「御中元」:7月15日~8月15日
- 「残暑御見舞い」:8月16日~9月上旬
と、表書きにも違いがあるんです!
目上の方へ贈る場合、
例えば「暑中御見舞い」ではなく、「暑中御伺い」として贈るのがマナーとなります。
お歳暮の「のしの表書き」
次に、お歳暮の表書きの書き方ですが、
こちらは、関東と関西での違いはありません。
- 「御歳暮」「お歳暮」:12月上旬~12月20日
- 「寒中御見舞い」:12月21日~年末
- 「御年賀」「新年のご挨拶」:1月1日~1月7日
- 「寒中御見舞い」:1月8日~2月4日(立春)
自分が喪中の時、または 喪中の相手に贈る場合は、
慶事を表す「紅白の水引」や「のし」は使いません。
短冊状ののし紙(白短冊)や、無地の奉書紙に、
「御中元」や「御歳暮」などと、表書きを書いたものを使います。
お中元ならば「暑中御見舞」、お歳暮ならば「寒中御見舞」として表書きを変えます。
のしの「名入れ(贈り主の名前)」の書き方
では最後に、
のしの「名入れ」の書き方について、みてみましょう♪
「名入れ」とは、贈り主の名前を書くことです!
- 個人名で贈る場合
姓名のフルネームが一般的ですが、目下の人へ贈る場合は姓だけでも良いです。
親宛てに贈る時は、フルネームで書くと誰からもらったものか分かりやすいです。 - 連名で贈る場合(3名まで)
右側が「目上」、左側が「目下」の名前を書きます。
連名は「3名まで」が一般的で、右から「地位や年齢順」に、
地位や年齢が関係ない場合は、右から「五十音順」で記入します。 - 代表者名のみ書く場合(4名以上)
4名以上の場合は、代表者名を中央に書き、左下に「他一同」と並べて書きます。
代表者以外の名前は、中包みに書きます。 - 会社名・住所を入れる場合
名前の右側に、小さく書き添えます。 - 名刺を貼る場合
名入れの部分に、剥がれないように名刺を貼ります。
名刺を貼るのは略式なので、左下にずらして貼る場合もあります。
苗字だけよりも フルネームで書いた方が、贈り主が誰なのか分かりやすいですね♪
コメント