神社への参拝と同じくらい、機会が多い「お墓参り」。
ご先祖様を供養する正しい方法は?
冠婚葬祭の「祭」は、
本来、先祖の霊を祭る「祭祀」を表しています。
「さいし」と読みます d^^;
さ・い・し …!?
いわゆる「お墓参り」が、それにあたります。
日本における先祖祭祀は、お盆と春秋のお彼岸です。
この時期にお墓参りするのが、現在でも一般的ですね♪
では、一般的な「お墓参りのマナー」とは?!
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お墓参りの作法(マナー)
お墓参りの基本は、なんといっても「掃除」です!
墓石を洗うだけでなく、周囲の草むしりや掃き掃除など、
年に3度の「祭」には、必ず行いましょう。
お墓にはいろいろな種類がありますが …
寺院墓地の場合であれば、
お墓に着いたら、まず本堂のご本尊にお参りをして、
ご住職に挨拶をしましょう。
お墓参りのマナー
- スポンジ・ほうきなどの掃除用具と、
生花やお線香・お供え物などを用意する - 管理事務所で、手桶やひしゃくを借りて、
まずは、お墓の周囲を掃除する - 水をかけて砂やホコリを落とてから、墓石を掃除する墓石は繊細で、タワシでこすると傷がつくこともあるので、
スポンジやタオルでの水洗いが良い。 - 掃除が終わったら、ひしゃくで墓石に水をかけて清め、
故人が好きだった花や、食べ物などを供える水鉢がある場合は、きれいな水を入れて、
風で倒れない様に、短く切って供えます。
花立は対が理想ですが、
一つの場合は、墓前に向かって左側に供えます。 - 仏式の場合は、ろうそくやお線香をたくお線香の火は、口で吹き消すのではなく、手であおいで消す。
- 故人とゆかりの深い人から、順に拝む
お墓参りのマナー違反
以下は、
お墓参りの際の、ありがちな行為です。
どれも「マナー違反」ですので、
ついついやってしまわない様に、注意しましょう!
花とお線香以外のお供え物は、持ち帰るのがマナーです。
置いたままにすると、カラスや野良猫などに荒らされ、
周囲のお墓や家族にも、迷惑をかけてしまいます。
故人が好きだったからと、お酒を墓石にかける人がいます。
しかし、
化学変化で墓石が変色して、シミになったり、
ひび割れたりすることもあるので、避けたほうが良いです。
どうしてもという場合は、コップにいれてお供えしましょう!
墓石を洗うのに洗剤などを使うと、
洗剤の成分が墓石の中に残って、ひび割れることもあります。
基本的には、水洗いが墓石を一番きれいに保ちます。
合掌の仕方とお線香のあげ方
お墓周りと、墓石の掃除が終わったら、
次は、いよいよメイン!
お線香をあげて、手を合わせて …。
って、
これって、何が正解?!
お線香のあげ方
お墓参りでのお線香は、
普通、一束のままか半分に分けていますが、
束でも、数本でも構いません。
「供養するという心」が大切ですので、
あまり、形式にこだわる必要はありません。
お線香は、完全に燃やしておくのがマナーです。
合掌の仕方
合掌の仕方は、宗派によって色々と違いがありますが、
特にこだわりがないのであれば、もっとも一般的な合掌を行います。
密教(天台宗や真言宗)以外の宗派では、
- 二つの掌(右が仏さま、左が自分)の指と掌を、
すき間なくぴったりと合わせます。 - 肩の力を抜き、合わせた両手をちょうど胸の位置に置いて、
前方45度の角度で傾けます。 - 背筋を伸ばし、肘を張らずに脇も適度に余裕を持たせ、
頭を30度程度傾けます。
期間中にお墓参りができない場合は …
やむをえない事情で、
お盆やお彼岸の期間中に、お墓参りができない場合は、
早めにお参りをすませておきましょう♪
※ 日が過ぎてからよりも前のほうが良い!
そうすれば、
ご先祖さまを敬う気持ちや供養の心が届き、失礼にはなりません。d^^;
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