節分の恵方巻き!方角が毎年違うのは!?誰がどうやって決めるの?

節分に食べる「恵方巻き」

方角が毎年違うし、
おまけに、その方角もややこしいっ!


コンビニなんかで、今年の恵方を見ても、
その方角を、一発で覚えられたためしがないっ(汗)

節分の恵方巻き!方角が毎年違うのは!?誰がどうやって決めるの?

「恵方巻き」は、
「恵方寿司」「丸かぶり寿司」などとも呼ばれていますね。


節分に食べる この恵方巻きの方角、
2016年の恵方は、「南南東」です!

正確には、南と南南東の間(ほぼ南南東)で、
「丙(ひのえ)」の方角になります。


ほらねっ!
ちょっと、頭パニックでしょ? ^^;

でも、
この恵方巻きを食べる方角は、
実は、「たった4方角だけ」って知ってました!?

そう聞いただけで、脳のパニックが少しおさまって、
「なんとな~く 覚えられる感じ」になってきたでしょ d^^


節分に食べる恵方巻きの方角について、スッキリしましょう♪


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節分の恵方巻きを食べるときの方角

「節分の恵方巻きを食べるときの方角」は、
誰がどうやって決めるのか?


結論から言えば …
毎年、誰かが決めているワケではなく、
すべて決まっているんです。 
来年以降も、ず~っとです。

そして、その方角とは、
ズバリっ!「歳徳神という神様がいる方角」です!


歳徳神(としとくじん)」は、吉の神様で、
「年徳」や「歳神」、「正月さま」などとも呼ばれています。



では、なぜ毎年方角が違うのか?

それについては、
歳徳神と方角の関係がわかると、謎が解けます d^^

そのためには、
「恵方」について、もう少し詳しく見てみることにしましょう♪


恵方とは

「恵方」は、陰陽道での考え方で、
その年の歳徳神のいる方角が、めでたく良い方向とされています。


歳徳神(としとくじん)とは、
陰陽家で年の初めに祭る神で、その年の福徳を司るとされてます。




歳徳神のいる方角を「恵方」と言い、すべてにおいて吉とされています。

※ 恵方は「明の方(あきのかた)」とも呼ばれます。



この歳徳神、
実は、毎年 居場所を変えているんです。

歳徳神のいる方角は、
その年の「十干」によって決められます。

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恵方の方角

歳徳神のいる方角(恵方)「十干」は、
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸があり、
それぞれ、方角が決まっているんです。


要は、干支の十二支みたいなものですね。


「干支」は、
十二支(12種類)なので、12年で1サイクル。

対して、「十干」10種類!

なので、
10年サイクルで、恵方が回っている事になります。


節分に食べる恵方巻きの方角は 4つだけ!

節分に食べる恵方巻きの方角
実は、「たったの4方角」だけなんです!


節分に食べる恵方巻きの方角は 4つだけ!

その4つの方角は …

  • 甲・己の年
    【甲(きのえ)の方角】寅と卯の間、東微北、東と東北東の間=ほぼ東北東

  • 乙・庚の年
    【庚(かのえ)の方角 】申と酉の間、西微南、西と西南西の間=ほぼ西南西

  • 丙・辛・戊・癸の年
    【丙(ひのえ)の方角】巳と午の間、南微東、南と南南東の間=ほぼ南南東

  • 丁・壬の年
    【壬(みずのえ)の方角】亥と子の間、北微西、北と北北西の間=ほぼ北北西



なんか、ちょっとややこしくて、
また、頭パニックになりそうですよね?!


「もう少し詳しく、なお且つ わかりやすい」様に、
一覧表にして、まとめてみました♪

その年の十干方角西暦末尾の数字次の年
甲・己(東と東北東の間) 75度4,92019年
乙・庚(西と西南西の間) 255度0,52015年
丙・辛(南と南南東の間) 165度1,62016年
戊・癸3,82018年
丁・壬(北と北北西の間) 345度2,72017年


方角のズレ

恵方での方位は、
中国式24分割した方位(南が上)」で示されます。

この「中国式の方位」を、
西洋式の方位」に置き換えて表現しているので、
どうしても、ズレが生じてしまいます!

「西洋式の方位」とは、
日本で普段使われる、東西南北 …、
つまり、16分割した方位(北が上)」で示されます。


なので、
「東と東北東の間」とか、「西と西南西の間」などといった、
ちょっと ややこしい表現になってしまうんです!



節分に恵方巻きを食べる「恵方の方角」



恵方を、西洋式の方角で正確に表記する場合、

  • (東と東北東の間)は「東微北」
  • (西と西南西の間)は「西微南」
  • (南と南南東の間)は「南微東」
  • (北と北北西の間)は「北微西」

という書き方をする事もあります。


恵方の「東北東」や「西南西」は間違い!?

よく「2016年の恵方は 南南東」という表現をします。

本当は南と南南東の間(南南東)」で、
正確には、165度 = (ひのえ)の方角になります。



恵方を正確に言う場合は、
あくまでも「丙」というべきなんですが …

大多数の日本人にとって、十干による方位は馴染が薄いため、
一般には、それを西洋式に置き換えて、
「丙」に最も近い「南南東」と表記する事が多いんですね。

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