土用の丑の日には、どうしてうなぎを食べるのか?
そもそも、土用の丑の日って?!
土用の丑(どようのうし)の日 …
「生まれたのは丑年だけど、確か月曜日だった!」とか、
「土用丑の日には、うなぎパイを食べるゼ~!」とか、
「今年は、どの方角を向いて うなぎを食べるの?!」とか、
訳のわからない情報は、シャットアウトして …
『土用の丑の日の意味』と、
『土用の丑の日にうなぎを食べる由来』について、お届けします!
あっ、
2015年以降の「土用の丑の日の日程」もご参考に♪
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土用の丑の日の意味
「土用の丑の日」とは、
「土用」と「丑の日」が重なる日だという事は、
すでに、お察しのことだと思います。
でも、
- 土用であって、土曜でない!
- 丑の日であって、丑年でない!
このあたりが、
おそらく、混乱を招く元兇となっているのでは?!
なので、それぞれを別々にみていきましょう♪
土用とは
まずは、土用の丑の「土用」から!
太陽が 黄経「27度」「117度」「207度」「297度」となる日から、
節分までを言います。
はい。なんの事だか、さっぱりですよね!?
わかりやすく言うと、
節分から、約18日前の期間を指します。
な~んだ、節分かぁ!
んっ!? 節分って2月じゃん!
やっぱ、そうなりますよねw
節分といえば、「鬼は~外!」の2月、
つまり、春の「立春」を思い浮かべる人が多いと思いますが …
そもそも、
春夏秋冬(季の節)を分けるワケですから、
当然、
立春・立夏・立秋・立冬の、年4回あるわけです。
陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)では、
木・火・土・金・水の、5つの要素から成るとされています。
五行説では、
- 春は「木」
- 夏は「火」
- 秋は「金」
- 冬は「水」
に、それぞれ割り当てられています。
五行(五季)なのに、季節は4つ!?
残る「土」は、
それぞれの季節の、最後の約18日に割り当てられているんです。
これでバッチリですよね d^^
丑の日とは
土用がバッチリになったところで、
次は、「丑の日」です!
これは、
「子・丑・寅・兎…」でお馴染み「十二支」の「丑」です。
あれ?
でも、干支(えと)の十二支って、
「年」に割り当てられていますよね!?
でも …
この十二支は、年だけでなく、
方角や月、日にちを数えるのにも使われるんです。
毎年、その年の十二支がある様に、
それぞれの日にも、十二支が割り当てられています。
なので、
「土用の丑の日」は、
「夏の最後の18日間(土用)で、十二支が丑の日」
ということになりますね!
そぉいえば、
「その日の十二支」を書いてある暦もありますよね♪
土用の丑の日にうなぎを食べる由来
では、
「土用の丑の日に、うなぎを食べる」のは どうしてか …?
それは、
うなぎ屋さんに、「土用の丑の日」って書いてあるから! d^^)
あっ、
「ふざけんなっ! ちゃんと説明しろよ!」
って思ってます?!
実はコレ、
冗談じゃなくって、ホントの事なんです。
でも、ちょっと都市伝説っぽいですよね~
まさに「信じるか信じないかは、あなた次第!」ってw
なので、少し詳しく説明しておきますね♪
土用の丑の日に「うなぎを食べる習慣の由来」については、
諸説があって、その中でも、
「平賀源内が発案した説」が、最も一般的とされています!
「夏の土用」が有名になったのは、
江戸時代の発明家・平賀源内が、
「夏場にあまり売れなかったうなぎ屋さんから相談を受けた事」が、
由来だと言われています。
その頃、
「丑の日には『う』のつくものを食べると、夏負けしない!」
という言い伝えがあり、
それに習って、
「丑の日にはうなぎを食べよう」という貼り紙を、軒先に張ったところ、
大繁盛したので、他のうなぎ屋も真似するようになりました。
これが発端となって、
「夏の暑い時期は、栄養を摂って暑さを乗り切ろう」という事から、
夏の「土用の丑の日」に、うなぎを食べる習慣ができたんです。
うなぎには、ビタミンA・Eや栄養が豊富なので、
真夏や、季節の変わり目に食べるのは、理にかなっていますね♪
「土用の丑の日に売っているうなぎ」って、
「通常の時に食べるうなぎ」と比べて、
あんまりおいしくないと感じるのは、管理人だけでしょうか?
そんな理由もあって、我が家では、
土用の丑の日には、うなぎを食べません!
「うなぎは、土用の丑の日以外に食べる!」
という習慣になっています。w
2015年の土用の丑の日は
土用の期間は約18日、十二支は当然 12日周期。
つまり、
その季節の「土用の丑の日」が、
1年に2回ある場合も、かなりあるんです!
(正確には、平均 1.57回らしいです。)
「2015年の夏の土用の丑の日は、7月24日(金)・8月5日(水)です!」
2015年は8月5日が、いわゆる「二の丑」にあたります。
2015年夏以降の土用の丑の日
土用の丑の日は、夏だけが有名ですが、
節分が年4回あるんですから、
当然、土用の丑の日も年4回あるんですよ!d^^
参考までに、
2015年夏以降の土用の丑の日は、以下のとおりです。
- 夏:7月24日(金)・ 8月5日(水)[二の丑]
- 秋:10月28日(水)
- 冬:1月20日(水)・2月1日(月)[二の丑]
- 春:4月25日(月)
- 夏:7月30日(土)
- 秋:10月22日(土)・11月3日(木)[二の丑]
是非とも、おいしいうなぎを食べてくださいね♪
決して、うなぎパイで済まさないように w
それと、
食べるときの方角は、関係ないですよ d^^
それは、「恵方巻を食べる時」の話ですね♪
強いて言うなら、
「うなぎが育った方角に一礼」してから、おいしくいただきましょう!(笑)
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