エイプリルフールの由来は?「午前中だけ嘘がOK」のルールって!?

4月1日の「エイプリルフール」というのは、
世界共通のイベントの様なんですが …

どうやら、そのルールは 国によっても違うみたい!

エイプリルフールの由来は?「午前中だけ嘘がOK」のルールって!?

エイプリルフールが、日本に伝わったのは、
江戸時代のことだと言われています。

不義理(義理を欠く事。特に金を借りたまま返さない事)を、
手紙で詫びる日だった様で、『不義理の日』と言われていました。

その後、現代の「嘘をついてもいい日」
つまりエイプリルフール」として浸透したのは、
大正時代なので、まだ ここ100年くらいの風習なんです。


ところで、
「エイプリルフールのルール」って知っていますか!?

最近では、嘘をついていいのは「午前中だけ」!
というルールが、一般的になりつつあるようなんです。d^^

そもそも、エイプリルフールとは!?
このエイプリルフールの由来は、どこからきているのでしょう?


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エイプリルフールの由来とは?

エイプリルフールの日のことを、
英語では、April Fool’s Day(エイプリルフールズデイ)」と言います。

April Fool(エイプリルフール)」とは、
4月1日に騙された人のことを指し、
日本では、「4月馬鹿」「万愚節」などとも訳されています。


ちなみに、フランスでは、
Poisson d’Avril(4月の魚)」と言うんです。d^^

この4月の魚とは、いったい何を意味しているのでしょう?


このあたり、
どうやら、『エイプリルフールの由来』に関係ありそうですね d^^


エイプリルフール「5つの由来」説

エイプリルフールについての『由来』『起源』など、
実は、明らかになっていない様なんです。

エイプリルフールの由来は?「午前中だけ嘘がOK」のルールって!?

由来について、さらに調べてみると …
なんと、「5つの説」がありました。


では、
これらの由来について、それぞれ見ていきましょう♪


エイプリルフールの由来 1.「バカな魚」説

フランスでは、4月1日のことを、
Poisson d’Avril(ポワソン・ダブリル)」と呼んでいます。

これは「4月の魚」、または「バカな魚」などと呼ばれ、
この時期、ものすごく魚が釣れるので、
その大漁を祝って、嘘をつき合うようになったのが始まりのようです。

この名残で、
子供たちは、紙で作った魚を友だちの背中に貼り、
からかいあって遊ぶ!という習慣があります。


エイプリルフールは「フランスが発祥の地」!
というのが、有力説だと言われています。


エイプリルフールの由来 2.「国王への反発」説

16世紀までのフランスは、3月25日が新年で、
3月25日~4月1日まで、春の祭りを行っていました。

ところが、
1564年、当時の国王シャルル9世が、
新年の始まりを、1月1日に変更したのです。

それに反抗した国民が、
4月1日を「嘘の新年として大騒ぎしたそうです。

それに憤慨した国王は、
反発した国民を片っ端から捕らえ、処刑してしまったのです。

それから、毎年4月1日には、
「王の非道さに反発する抗議」が行われるようになり、
それが、エイプリルフールになっていったという説です。


エイプリルフールの由来 3.「ノアの方舟」説

エイプリルフールの由来は?「午前中だけ嘘がOK」のルールって!?

キリスト教旧約聖書に登場する「ノアの方舟」で、
ノアが陸地を探そうと、方舟からハトを飛ばしました。

しかし、ハトは陸地を見つけられずに、
オリーブの枝を咥えて戻ってきたのが、4月1日のことです。

その日が「無駄だった日」ということから、
「嘘をついてもよい日」になったという説です。


エイプリルフールの由来 4.「修行が無駄になる日」説

インドの修行僧が、春分の日から1週間、
過酷な修練を終えて、帰ってくるのが4月1日。

現実の世界に帰ってくれば、誘惑も多く、
悟りの境地から、迷いの多い現世に戻ってしまい、
せっかくの辛い修行が無駄になることを笑い「揶揄節」と呼ばれています。

それが、「無駄なことをさせることをからかう日」となり、
エイプリルフールにつながったという説です。


エイプリルフールの由来 5.「道化師のさかさま祭り」説

古代のローマでは、
道化師が聖職者になり、無礼講のンチャン騒ぎをする、
「さかさま祭り」という日がありました。

その日は、
「何をしても何を言っても 逆さまになる!」
というのが変化して、嘘を言ってもいい日になったという説です。


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嘘は「午前中」だけ!?エイプリルフールのルールは?

エイプリルフールの日は「午前中だけ嘘をついていい」!
といったルールを、耳にしたことはありませんか?

上述の様に、
そもそも、由来などが明らかになっていないので、
エイプリルフールには、これといったルールなどは存在しません。

ただ、最近 日本では、
以下の様な「ルール」が確立されてきている様なんです。d^^

  • 1.「噓をついていいのは午前中だけ!」
  • 2.「相手の損害や傷つく噓はNG!」
  • 3.「騙されても、怒らず笑って許す!」


どうやら、これらのルールは、
近年SNSの流行に伴い、Twitterなどで拡散され話題になった様です。


午前中だけ噓をついていい!

エイプリルフールの由来は?「午前中だけ嘘がOK」のルールって!?

『噓をついていいのは午前中だけ!?』

日本での決まりは無いので、
もちろん、午後でも噓をついてもいいのです。

「噓は午前中だけ」の意図としては、
おそらく …
午前中に噓をついて、午後にはネタばらしするって事です。


どうやら、
この「ルール」の発祥は、イギリスの記念祭の様です。

イギリスでは、毎年5月29日、
王様に忠誠を誓う『オークアップルデー』という記念祭が行われます。

このオークアップルデーには、
国王への忠誠の証として、オーク(樫)の実を身に付けるのですが、
付けてない人はと「忠誠心がない!」と見なされて、午前中だけ責められるそうです。


このオークアップルデーの影響を受けて、
「エイプリルフールに嘘をついていいのは午前中だけ!」というルールにつながったのです!


イギリスをはじめ、オーストラリアカナダアイルランドの一部では、
午前中のみ嘘をついていいことになっていて、
もし、12時以降に嘘をつくと、
「あなた自身がエイプリルフールだ」と言ってからかわれたりします。



この午前中ルール、
どうやら、「日本ではイマイチ定着しなかった」様で、
習慣化しておらず、あまり知られていませんでした。

しかし、最近のネットなどの情報では、
若い人々の間では、「当たり前になりつつあるルール」の様ですし、
SNSなどでも、このことについてつぶやいている人が多い様ですね。d^^


参考までに、「goo辞書」「Wikipedia」で調べてみると、
確かに、4月1日の『午前中』または『正午まで』と、記載されていました。



ちなみに、アメリカ・フランス・イタリア・ドイツ・ロシア等では、
午前中に限らず、1日中噓がOKな習慣となっている様です。


損害や傷つく噓は御法度!

「損害や傷つく噓はNG」については、
エイプリルフール云々の前に、人のモラルとして当たり前の事ですね。

ましてや、
嘘で驚かせる! 嘘で笑う!といった、
エイプリルフールでの習慣ならば、なおさらです!


くれぐれも、
人を傷つけるような嘘はつかない様、注意しましょう。d^^



イスラム教信者の多いインドネシアや、マレーシアなど東南アジアでは、
「ウソをつく行為」が、イスラム教においてコーランに反するため、
「エイプリルフール御法度」といった国もある様です。



これらの他にも、

  • エイプリルフールについた嘘は「1年間実現しない」
  • 13年に1度、嘘をついてはいけない「逆エイプリルフール」の日

などの、習慣やジンクスもある様ですね。

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