ジメジメとした「梅雨の時期」が過ぎると、
季節は一気に「夏全開」にっ!
ところで、梅雨っていつ明けるの!?
日本の本州中央部の場合、例年の勝手なイメージでは …
「梅雨明け」→「海開き」→「夏休み」
といった感じではないでしょうか?
ところが、
毎年、必ずしもそうとは限りません!
「例年よりも 大きくズレる年」だってありますし、
「梅雨明けの発表がない年」だってあります d^^;
ってか、
『平年の梅雨明け日って いつなの!?』
そもそも『梅雨明けの定義』って …!?
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梅雨明けはいつ!?
気象庁では、
現在までの天候経過と、1週間先までの見通しをもとに、
「梅雨の時期に関する気象情報」として、梅雨明けの速報を発表しています。
しかし、今年の梅雨明けに関しては、
残念ながら、現在ではまだ発表されていません!
平年の梅雨明け日
気象庁の平年日のデータで、
地域ごとの「おおよその梅雨明け日」を確認してみましょう♪
以下の「平年の梅雨明け日」は、
2010年(平成22年)までの、過去30年の平均の日付です。
地域 | 梅雨明け |
沖縄地方 | 6月23日ごろ |
奄美地方 | 6月29日ごろ |
九州南部 | 7月14日ごろ |
九州北部 | 7月19日ごろ |
四国地方 | 7月18日ごろ |
中国地方 | 7月21日ごろ |
近畿地方 | 7月21日ごろ |
東海地方 | 7月21日ごろ |
関東・甲信地方 | 7月21日ごろ |
北陸地方 | 7月24日ごろ |
東北地方南部 | 7月25日ごろ |
東北地方北部 | 7月28日ごろ |
梅雨は季節現象であり、
梅雨明けは、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
この移り変わりの期間の、概ね中日を平年値として表示しています。
「ところで、北海道の梅雨明けは!?」
と、疑問に思ったアナタは鋭い! d^^;
その理由は、
実際の気象としては、北海道に梅雨前線がかかることはあるが、
気候学的には、「北海道に梅雨はない」とされています。
北海道に、梅雨前線が到達する「梅雨末期」には勢力が衰え、
北上する速度が速くなっていて、降水が長く続かず、
前線がかかっても曇りとなるだけで、雨が降らないようなことが多いためです。
つまり、梅雨入りの時期がないので、
当然、梅雨明けの時期もないということなんです d^^
梅雨明けの定義は?
「そもそも、梅雨明けってどうやって決めてるの?」
梅雨明けには、実は明確な基準や定義はないんです。
では、どのように梅雨明けの日を決定しているか!?
「晴れの日が、数日以上続く」ことを予想します。
この中期予報から、梅雨前線が日本付近になくなり、
曇りや雨の日が多い梅雨の天候から、晴れて暑い夏の天候へと季節が変わる頃を、
「梅雨明け」として、発表しています。
通常、この様にして「梅雨明けの見極め」が行われているんです。
「梅雨明け」の発表と「梅雨明け宣言」
雨の日が続かなくなったのに、まだ梅雨明けしていない … とか、
逆に、梅雨が明けしたのに、雨ばっかり …
こんな年だって、少なくはありませんよね!?
気象庁による梅雨明けの発表は、確定したことを発表するのではなく、
予報的な要素を含んでいるので、当然「ハズれる場合」だってあります。
決して、気象庁の発表によって、梅雨が明けるワケではありません!
これは、梅雨入りの場合でも同じですね。d^^
「結果的に、ここが梅雨明けだった …」という様に、
後になって判断されるので、本当の梅雨明けは「秋頃」に判明するんです。
気象庁は「梅雨明け宣言」していない!?
梅雨期間の終了が発表されると、
よく「梅雨明け宣言」と言いますが …
そもそも、
「気象庁は『梅雨明け宣言』をしているワケではない!」
ということを、知ってましたか!?
新聞の記事には「梅雨明け宣言」と書かれ、
気象庁のいう「おしらせ」という言葉とは違っていました。
「梅雨明けのおしらせ」は、以後見直されて、
1986年に「梅雨明けの発表」を業務として位置づけられ、
『梅雨の明けに関する地方気象情報』を、気象情報として発表することになりました。
また、1995年以降は、
梅雨が季節現象であることを明確にするため、
数日の幅を持った期間として、表現するようになりました。
「梅雨明け」は、梅雨の季節が過ぎてから、
実際の天候経過を総合的に考慮した検討の結果、例年9月頃に発表しています。
これは、確定した統計値としての利用を目的としているからです。
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