やけどの対処は、まず応急処置!
「冷やすこと」ぐらいはわかってるんだけど、
どんな点に注意して、どれぐらい冷却すればいいの … ?!
先日、
自分の不注意で、やけどをしてしまいました w。
左手の人差し指だったんですが …
「熱いフライパンで」とか、「熱湯がかかった」とかじゃなく、
なんと、「人差し指が燃えた!」という事態に!(汗)
どういう事かというと、
ZIPPOライターに注入していたオイルが、指に付いていたのに気づかず、
その手で火をつけたら、指に火が燃え移った … と(笑)
唖然としながら、
とりあえず、水で冷やしてはみたんですが、
指全体がヒリヒリしていて、とにかく痛い! ^^;
幸いなことに、大事には至らなかったんですが、
対処の方法は、ホントにこれでよかったのか!?
「やけどをしたときの対処方法」について、
また、応急処置時の注意点について、まとめてみました♪
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やけどをしたときの対処
やけどをした時の対処で大切なのは、まずは応急処置です!
まずは 冷却!
すぐに、冷たい水で患部を冷やしましょう。d^^;
やけどの応急処置での注意点
やけどの応急処置の際には、
特に、以下の2点に注意する必要があります。
- 細菌が入らないようにすること!
- 皮膚がはがれないようにすること!
冷やす際には、
雑菌が入らないように注意して、清潔な水で冷やしましょう。
そのためには、水道水などの流水が好ましいのですが、
水の勢いによって、皮膚が剥がれてしまう場合は 逆効果になってしまいます。
そんな場合には、
洗面器に貯めた冷水に患部を当てて、対処するようにしましょう。
また、やけどをした患部は、徐々に腫れを伴うので、
腕時計やアクセサリーなどは、すぐに外すようにしましょう。
油類がやけどに効果があり、それらで対処することが推奨されているようです。
よく言われている方法としては …
患部に、ワセリンやオリーブオイルを塗り、
その上から、サランラップで巻きつけるという対処法です。
これによって、痛みや炎症を抑えることが可能となっています。
また、サランラップを巻きつけた上から、冷却することにより、
炎症部に、ばい菌などが入ることを防止する効果もあります。
もし、熱湯等によって、衣類の上からやけどを負った場合は、
「衣服の上からそのまま冷やす」ことが大切です。
やけど部分の皮膚が、衣服に貼りついていることがあるため、
無理に服を脱ごうとしたり、服を切るなどして剥ごうとして、
皮膚も一緒に剥がれてしまうと、ダメージを悪化させてしまう可能性があるからです。
応急処置を済ませたら、
清潔なガーゼを患部に当てて病院に行き、適切な治療を受けましょう。
その前に、自己判断で軟膏や消毒薬を使用してはいけません。
また、やけどの範囲が広い場合は、
冷たい水で急激に冷やすことによって、血圧が低下する恐れがあるので、
濡らしたタオル等でくるみ、救急車を呼ぶなどの処置が必要になってきます。
冷却の効果と時間
やけどの応急処置で、
「冷やす」という対処には、どんな効果があるのか!?
- やけどの深さが進行するのを止める
- やけど跡が残りにくくなる
- やけどの痛みや炎症を抑える
では、冷やす時間は、
いったい、何分ぐらいを目安にしたらいいのか!?
従来の熱傷治療では、「最低でも20~30分の冷却」、
または、「痛みが治まるまで冷却」が常識とされていました。
これには、次の2つの「冷却」が混在していたと思われます。
- ① 熱による変化を防ぐための冷却
- ② 鎮痛のための冷却
①に関しては、恐らく3~5分程度の冷却で十分です。
②に関しては、
そもそも、冷却による鎮痛は、神経を麻痺させているだけです。
従来は、冷却しか鎮痛方法がなかったため、
必要以上に長い時間冷却して、鎮痛していたんだと思われます。
最近では、患部を乾燥させるのではなく、
できるだけ、湿潤に保つ「療法」が主流になってきています。
熱傷の痛みは、創面の乾燥を防ぐだけで十分に得られますし、
劇的な鎮痛が得られるという、多くの症例もあるので、
「湿潤治療での冷却」は、せいぜい5分程度で十分とされています。
やけどの深さと種類
最後に、
やけどの深さと種類についても、確認しておきましょう♪
やけどの深さ
やけどは、その深さによって、症状の特徴が異なります。
- 【1度熱傷】 皮膚が赤くなっていて、水ぶくれはない
非常に軽度なやけどです。表皮がヒリヒリして赤くなります。
日焼けもこの一種です。
ほとんどの場合は自然治癒し、跡も残らず、色素沈着もありません。 - 【2度熱傷】 水ぶくれができている。真皮がダメージを受けている
- 「浅達性2度熱傷」
表皮基底層にまで損傷が及びます。
赤く腫れ水ぶくれができ、強い痛みがあります。
治療後にしっかりケアをしないと、やけど跡が残る場合があります。 - 「深達性2度熱傷」
真皮深層まで損傷が及びます。
浅達性同様に赤く腫れ水ぶくれができますが、痛みはあまりありません。
しかし、水ぶくれの下の皮膚が白く変色していきます。
やけど跡が残りやすいのが特徴です。
- 「浅達性2度熱傷」
- 【3度熱傷】 皮下組織にまで達して、皮膚が黒く焦げていたり、白っぽくなっている
皮膚すべての層に損傷が及んで、水ぶくれもできず、肌の表面が壊滅しています。
ダメージが神経にまで達していて、感覚が失われるためあまり痛みは感じません。
やけど跡がハッキリ残り、赤く盛り上がってしまうこともあり、
さらに、機能障害も伴います。
ちょっと皮膚が赤くなって、軽く痛い程度のやけどならば、
自然治癒でも治ってしまいますが、無理に自分でいじると悪化させてしまいます。d^^;
「水ぶくれ」ができることもありますが、
それも大きいものであれば、病院で治療してもらうようにしましょう♪
かなりひどいやけどの場合は、
完治するのにも時間がかかりますし、別の感染症を引き起こす原因にもなるので、
必ず、病院に行って治療してもらうようにしましょう!
やけどの種類
やけどの種類は、その原因によって分類されます。
- 【通常熱傷】 熱湯や油、炎によるやけど
- 【化学熱傷】 化学薬品など、強い酸によるやけど
- 【電気熱傷】 電流によるやけど
- 【放射線熱傷】 放射線を浴びた時に生じるやけど
- 【気道熱傷】 高温の煙などを吸った時に生じるやけど
- 【低温熱傷】 長時間、カイロなどに触れることで生じるやけど
だから何? って、
オチとかは、これといってないんですけど、
ついでなんで、参考までに … d^^;
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