突然訪れる「訃報」の知らせ!
お葬式に参列する服装は、それで大丈夫!?
気をつけるべきマナーの確認は、本当に大丈夫ですか?
ここ10年ぐらい、毎週の様に顔を合わせていた大先輩が、
先日、突然倒れて亡くなりました。
もちろん、お通夜とお葬式に参列したのですが、
その際、服装について「?」となった事があったので、
ちょっと、詳しく調べてみたんです。
問題は、無事解決したんですが …
その事以外にも、
「なるほど~、ついうっかりやってしまうかも…」
と思った事が、いくつかあったんです。
失礼に当たらない服装とは、どのようなスタイルなのか?
知らないと失礼にあたる!
『お葬式に参列する際の男性の服装マナー』について、
備忘録を兼ねて、シェアしたいと思います。
ついうっかり… では済まされませんので、
この機会に、しっかり再確認しておきましょう!
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お葬式の服装は「略礼服」
お通夜ならまだしも、
お葬式に参列する際の男性の服装は、
礼服用のブラックスーツ、いわゆる「略礼服」が基本です!
地域差もほとんどないので、
男性の服装は、この略礼服を着ていけば間違いありません。
略礼服と黒のスーツ
黒っぽい服装なら… とか、
黒のスーツで… とか、言っている場合ではありませんよっ Σ(-_-;)
略礼服は、
成人した社会人なら、誰でも持っていて当然です!
略礼服とは
礼服は、
フォーマルな席に着て行く事が出来る、男性の略式正装です。
礼服には、
モーニングや 和装などの「正式な礼服」と、
ブラックスーツや、ブラックフォーマルなどと呼ばれる、
「略式の礼服」とがあります。
いわゆる「略礼服」とは、この略式の礼服のことです。
お葬式に参列する参列する場合は、
「故人を偲ぶための正装をする」という意味で、略式の礼服を着用します。
仮に、正式のものを持っていたとしても、
親族よりも格が上にならない様にするため、略式の喪服を着用しましょう。
喪章を腕に巻くことで、喪服代わりになるという考えは誤りです。
略礼服と普通の黒のスーツの違い
黒無地の普通のスーツでも、大丈夫なのでは?
と思うかもしれませんが … 略礼服とは全然違います!
「礼服」と「黒のスーツ」とは、まず黒の濃さが違います。
おそらく、自分だけを見ているとわからないのですが、
並んだ時にすぐに見分けがつきますし、その差が歴然とします。
高級な服ほど、深みが合って品のある黒になります。
色の他にも、
服地やデザイン、仕立てなども違っています。
一見して、わかりやすいところでは、
背中の切れ込みがない「ノーベント」になっていますね d^^
お葬式に参列する男性の服装
では、
この略礼服を含め、お葬式に参列する男性の服装について、
もう少し、詳しく見ていきましょう♪
服装
まずは、基本となる「服装」からです。
- 【スーツ】
スーツは略礼服で、シングル・ダブル・三つ揃いのいずれも可。
ズボンの裾は折り返しのないもの、つまりシングルが良い。
(※折り返しのあるものは、カジュアルになってしまいます。) - 【コート】
冬場の参列の場合は、コートを着用してもかまいません。
しかし、コートの材質は、毛皮や皮革製のものは不可です。
(※革など 生き物の皮製のものは、殺生を意味します。) - 【シャツ・ネクタイ】
シャツは、レギュラーカラーの白無地のワイシャツで、袖はシングル。
ダブルボタンでも良いようですが、
「重なる」という意味から、嫌がられたりすることもあります。
ボタンダウンシャツは、カジュアルになってしまうので、
お通夜ならまだしも、お葬式に着ていくのは不可。
ネクタイは、艶のない黒無地で、胸元はシンプルに。 - 【靴下・肌着】
靴下は黒の無地、ワイシャツの下には、白の肌着を着用する。
夏場でも、ジャケット着用はマナーですので、
上着を脱いだ際に、肌着を着ていなかったり、
白以外の肌着を着ていたりすると不自然です。
小物・アクセサリー
次に、
上記以外の「小物」や「アクセサリー」についてです。
- 【ネクタイピン・カフス】
ネクタイピンはつけないのが通例で、
カフスボタンを付けるなら、黒石のカフスにする。 - 【靴・ベルト】
靴は黒の革靴で、シンプルで金具の無いものを選びます。
ベルトも黒で統一し、派手な金具のベルトは避ける。
光沢のあるモノや、
クロコやオーストリッチ・蛇などの皮革素材は、殺生を意味するので避ける。 - 【腕時計・アクセサリー】
派手な時計や、アクセサリーは付けない!
ゴールドやダイヤなどの装飾時計や、カジュアルな時計など、
相応しくないと思われるものは、避けましょう。
ブレスレットなど、
結婚指輪以外のアクセサリーは、すべて外していきます。昔は、腕時計は装飾品とされ、マナー違反だった様ですが、
現在は必需品とされ、着用していっても大丈夫です。 - 【バッグ】
バッグは、黒であれば良いですが、ショルダーバックは避けましょう。
やむなく、ショルダーバッグで参列する場合は、
肩に掛けずに紐を結んで持つなど、持ち方を工夫し、
「ご遺族に失礼にならない心遣い」に気をつけましょう。
お葬式で気をつけるべきマナー
最後に、
上述以外の「その他の持ち物」と、
「お葬式で気をつけるべきマナー」も、確認しておきましょう。
- 香典袋は、ジャケットの内ポケットに、
ふくさに包んで持っていきます。 - 不祝儀用のふくさの色は、紫・緑・藍・グレーなど。
最近は、略式のポケットふくさもあります。 - 数珠は、受付前から会場を出るまで、左手に持っておきます。
- 色物のハンカチはNGですので、
白の無地か、黒のフォーマル用を使用します。 - 傘は、黒が好ましいが、
紺やグレーなど、地味な色の傘にしましょう。 - 手袋をする場合は、黒色で布製の手袋を着用します。
- 冬場の参列の場合は、コートを着用することになりますが …
コートや手袋を着用する場合は、
葬儀会場の建物内に入る前に、脱ぐようにしましょう。
ご焼香場所が、屋外テントなどの場合は、
ご焼香時のみコートを脱ぎ、それ以外は着用していても問題ありません。
ただ、
出棺のお見送りの際には、腕に下げて見送るのがマナーです。
毛皮や革など、生き物の皮製の材質は、
殺生を意味し、死を連想させることから着てはいけません。
マフラーや手袋など、他の防寒具も同様です。
持ち物だけではなく、
「香り」や「音」のマナーにも、気をつけましょう。
- 「香り」に気を配る!
香水は、お香が焚かれる通夜や葬儀の場では、相応しくありません。 - 「音」に注意!
携帯電話や時計の着信音はもちろん、アラーム音なども、
式場に着く前に、鳴らない様に 必ず設定しておきましょう。
万が一、音が鳴ってしまう様な事でもあれば、
「重大なマナー違反」となってしまいます!
緊張した空気が張り詰め、シーンと静まった「読教中」は、
時報の小さな「ピピッ♪」って音でも、かなり目立ってしまいますよっ d^^;
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