同じレンズなのに、どうして度数表示が違うの?
数値の違いは、何の度数がどう違うの?
「メガネレンズの度数表示」について、
疑問に思うことって、いろいろとありますよね!?
メガネを購入する際は、
自分にあったレンズを作るために、
毎回、ちょっと面倒な視力のチェックをして、
メガネができあがった数日後に、また眼鏡店に足を運ぶ!
以前は、これが普通でした。
しかし、10年ほど前からでしょうか …?
短かければ30分、長くても1時間も待てば、
「頼んでおいた新しいメガネ」は、できあがってしまいますし、
自分のレンズの度数がわかっていれば、
レンズを作るための、検査さえ必要ありません。
時間の短縮はもちろん、
手軽な価格と、デザインやカラーの豊富さに惹かれて、
ついつい、新しいメガネを作ってしまう管理人です ^^;
気付けば 手持ちのメガネも、20本は軽く上回っていますし、
細かな疑問なども、その都度、
眼鏡店の店員さんに聞いて、すべて解決しています w
という訳で、今回は、
「レンズの度数表示の見方」を理解して、
視界とともに、頭のほうもスッキリしましょう♪
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メガネレンズの度数表示
現在は、レンズの度数を表示した用紙も、
メガネと一緒に渡される事が、割と一般的になっています。
と、そこで遭遇するのが …
- 「同じレンズなのに、どうして度数表示が違う?」
- 「数値の違いは、何の度数がどう違う?」
など、冒頭の様な疑問ですね d^^;
レンズの度数表示の見方
ではさっそく、
問題の「レンズの度数表示の見方」について、
詳しく見ていきましょう♪
例えば、
下記の様な「レンズの度数表示」!
この場合、何をどう意味しているんでしょう?
- R: S-1.25 C-0.25
- L: S-1.25 C-0.50
まず、表記のアルファベットと数字ですが、
- S は 「球面レンズ」
- C は 「乱視」
- 数値 は 「度数」 を表しています。
上記の度数表示の場合、
- 右は、1.25の近視・0.25の近視性乱視
- 左は、1.25の近視・0.50の近視性乱視
のレンズを意味しています。
つまり、左右の近視度数は同じですが、
左レンズの方が、乱視は 1段階(0.25ピッチ)強いということです。
表示項目の表記の意味について、
もう少し、説明しておきましょう♪
- SPH(S):球面度数(D)
-(マイナス)表示は近視、凹レンズです。 - CYL(C):乱視度数(D)
-(マイナス)表示は近視性乱視です。
※+は遠視・-は近視を表しています。 - AXIS(AX):軸(度)
乱視軸を、0度~180度で表示します。
- PD:瞳孔距離
- ADD:加入度数(遠近の度数差)などの、表示項目があります。
では、こんな表示はどうでしょう?
これは、表記の仕方が違うだけで、
上述の「左レンズ(S-1.25 C-0.50)と同じレンズ」なんです。
- D(ディオプター)は、レンズの強さの単位、
- =(コンバイン)は、「SとCを組み合わせている」ことを意味します。
- 近視を矯正する度数が -1.25D
- 乱視を矯正する度数が -0.50D
つまり、
弱い近視と弱い乱視が、組み合わさったレンズということです。
ちなみに、
度数は0を出発点に、一般的に0.25D刻みで表されます。
レンズ度数表示が2つ!?
1枚のレンズに、2つの表記がされている場合もあります。
-1.25 -0.50
-1.75 +0.50
この上と下の2つの表示は、表記の仕方が違うだけで、
同じこと(同じ度数のレンズ)を意味しています。
上の表示(S-1.25 C-0.50)が、一般的に使われる表示です。
メガネの度数はコンタクトと同じ?
こんな、ちょっとメガネフェチ(?)の管理人、
実は、コンタクトレンズも、20年以上の使用経験があるんです w
最後に、
「メガネの度数とコンタクトの関係」についても、
参考までに、少し触れておきますねっ♪
よく耳にするのが、
- 「メガネの度数はコンタクトと同じ?」
- 「メガネの度数でコンタクトは買える?」
といった様な、疑問や勘違いです。
しかし!
コンタクトを注文したり、購入する事はできません!
なぜなら、
「メガネの度数=コンタクトの度数」ではない!からです。
コンタクトは、ほぼ裸眼と同じような見え方ですが、
メガネは、目とレンズに間があるので、度数も違ってきます。
また、コンタクトの場合は、
レンズを装着して、1.0~1.2くらいに矯正しますが、
メガネの場合は、0.7~1.0くらいに矯正するのが一般的です。
(もちろん、目的などによっても 個人差はあります。)
コンタクトは、度数以外にも、
レンズ内面の曲率半径=ベースカーブ(BC)や、
レンズの直径サイズ(DIA)なども分からないと、
自分の目に合ったレンズが買えないので、必ず眼科に行きましょう!
- BC(ベースカーブ):レンズのカーブ(レンズ内面の曲率半径)
- PWR(パワー)/P/D/SPH :レンズの度数
- DIA(ダイア):レンズの直径
- CYL/CY(シリンダー):乱視の度数
- AX/AXS(アクシス):乱視の角度
- ADD(アディション):加入度数(遠近の度数差)
眼鏡店やコンタクトのお店でしている、いわゆる「検査」は、
レンズを作るために必要な「測定」です。
コンタクトレンズを作るためには、
眼科の検査、つまり「診断」をしてもらわなくてはなりません!
そもそも、コンタクトレンズを購入するには、
必ず、眼科で検査を受けた処方箋が必要なんです。d^^
逆に言えば、
「処方箋がなくても手に入る様なレンズ」は、
「危険性が高いレンズ」だと、思ったほうがいいですね!
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