羽毛布団を購入する際に、
誰もが、「安い価格で買いたい!」と思いますよね?
しかも、
『良い羽毛布団』を安い価格で!と思うのは、当然のことです。
羽毛布団の価格は、
使用されている「羽毛の品質」によって、
違いがあることは、誰でも周知のことと思います。
そして、その羽毛の品質は、
「ラベル」に表示されていることも …
しかし、そのラベルを見て、
誰もが「品質の違い」を読み解けるのでしょうか!?
今回は、品質表示ラベルの見方!
つまり、『ラベルによる羽毛布団の選び方』についてです。d^^
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「品質表示」ラベルのよる羽毛布団の選び方
羽毛布団に使われている羽毛は、
その「羽毛品質」を、ラベルで表示されているのをご存じかと思います。
全日本寝具寝装品協会の発行する「GFマーク」と、
日本羽毛製品協同組合の発行する「ゴールドラベル」は、
厳しい品質管理と、検査に合格したことを証明するマークです。
独自の基準で審査している場合もあるようですが …
客観的な羽毛の品質を知るためには、
この品質保証ラベルがついているかが、重要なポイントとなり、
各ラベルが、羽毛布団を選ぶ際の一つの目安となります。
使用羽毛の品質を表示する「ゴールドラベル」
「ゴールドラベル」でランク分類!
『ゴールドラベル』とは、羽毛布団に充填されている、
ダウンの品質を示す品質保証ラベルで、
日本羽毛製品協同組合(日羽協)により発行されています。
羽毛品質をランク表示する、この「ゴールドラベル」は、
羽毛布団の業界では、最も普及している基準で、
ダウンパワー(かさ高性)、使用羽毛品質により、
羽毛を以下の「4つのランク」に分類して、ラベルで表示しています。
具体的には、ダウンパワー値により、
「プレミアムゴールド」「ロイヤルゴールド」「エクセルゴールド」「ニューゴールド」
の4つに分類されています。
プレミアムゴールドラベル
◆使用羽毛品質 ★★★★★★
◆ダウンパワー 440dp以上(かさ高性 180mm以上)
ロイヤルゴールドラベル
◆使用羽毛品質 ★★★★★☆
◆ダウンパワー 400dp以上(かさ高性 165mm以上)
エクセルゴールドラベル
◆使用羽毛品質 ★★★★☆☆
◆ダウンパワー 350dp以上(かさ高性 145mm以上)
ニューゴールドラベル
◆使用羽毛品質 ★★★☆☆☆
◆ダウンパワー 300dp以上(かさ高性 120mm以上)
「ダウンパワー」と「かさ高」
上述の説明を読んで、
「ダウンパワーって?」「ダウンパワーで何が違うの!?」
と思った人も、少なくないと思います。
では、「かさ高」なら、
一度ぐらいは、耳にしたことがあるのではないでしょうか?
ダウンパワーについて説明する前に、
お復習いを兼ねて、まずは かさ高から見ていきましょう♪
羽毛の「かさ高性」試験の結果で得られた値で、
「羽毛の膨らむ力の強さ」を数値化したものです。
かさ高の数値が大きいほど、少ない量でもよく膨らむので、
結果として、軽くて暖かい羽毛布団となるのです。
羽毛布団の厚みや、羽毛の量のことではありません!d^^
続いて、本題のダウンパワーについてです d^^
羽毛1gあたりの体積を基に、羽毛を評価する新しい評価方法です。
品質の良い羽毛は
「重さあたりの体積が多くたくさんの空気を含む」事で、断熱性を発揮します。
同重量で体積(膨らみ)の大きな羽毛が、上質な羽毛となります。
平成24年4月1日以降、ゴールドラベルの評価基準は、
「かさ高」基準から、この「ダウンパワー(dp)」基準へ変更となりました。
ダウンパワーの値に対する、
かさ高の比較換算は、以下の表を目安にしてください。
ダウンパワー(cm³/g) | かさ高(mm) |
460dp | 190mm |
430dp | 180mm |
410dp | 170mm |
390dp | 160mm |
380dp | 155mm |
350dp | 145mm |
340dp | 138mm |
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品質ラベルによる羽毛布団の選び方「さいごに」
羽毛の品質表示ラベルについて、解説してきたのですが、
注意して欲しいのは …
品質表示のラベルは、
「選定の目安であって、絶対的な基準ではありません。」
たとえ、同じラベルの場合でも、
メーカーによって、かなり品質に違いがある!
ということは、決して珍しいことではありません。
また、
ラベル表示がされていない羽毛布団だとしても、
ダウンパワーをしっかり把握し、確認することができれば、
羽毛布団選びの際の、参考になるはずです。
「ロマンス小杉」などでは、ゴールドラベルを使用しておらず、
さらに厳しい品質基準を各社で設けて、ダウンパワー表示を行っています。
高品質の生地や、絹糸を生地に使用したものは、
使用の羽毛品質が同じ場合でも、当然 価格は高くなっています。
羽毛の暖かさだけで羽毛布団を選ぶと、ムレて寝苦しい場合もあるので、
通気性・フィット性・肌触りの良い生地を選ぶ事をおすすめします。
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