ZIPPOの開閉音をチューニング!3つの調整方法を写真で解説!

「キーン!」「ジュポっ!」
なんと言っても、
この「ならではの音」が醍醐味のZIPPOライター

えっ!そんな音しないって?!

じゃ、良い音がでる様にすればいいんですよっ! d^^

ZIPPOの開閉音をチューニング!3つの調整方法を写真で解説!


ZIPPO愛用者の中にも、
こだわりの箇所は、人それぞれあると思います。

デザインだったり、年代だったり、素材であったり、
蓋の開閉音も、その中のひとつです!


マニアックな部類(?)に、
ちょっとだけ、入ってしまうかもしれませんが…w

ZIPPOの開閉音チューニングを行ってみましたので、
調整のやり方注意点など、紹介したいと思います。


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ZIPPOの開閉音

ZIPPOの開閉音は、
チューニングと呼ばれる、調整をすることによって、
「ある程度の良い音」に変えることができます。

どんな音が「良い音」なのかは、好みによって違ってきます。

それよりも、「ある程度」ということです!

どういうことかと言うと …

仮に、Bestなチューニングをしたとしても、
そのZIPPO自体の、素材などの個体差によって、
Maxの音色が、違ってくるのです。

これは、チューニング云々以前でも、
個々の開閉音の違いがあるのと、同じことです。


ZIPPO個体差による開閉音の違い

では、その「ZIPPO個体の音について」ですが、

この素材は、こんな音で … という説明は、
今回は割愛しますが、
それより、もっとわかりやすくて簡単な方法があります d^^)


ZIPPOのリッド(蓋)を開けて、
鉛筆などで、リッドを叩いてみてください!


もちろん、個体差はありますが、
「カーン!」とか「キーン!」とか
通常の開閉音より、響きの良い音がしますよね♪

その音が、
「そのZIPPOをチューニングして出せる『Maxの音』なんです!

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ZIPPOのチューニング

「ZIPPOをチューニングする」という表現は、
わかる人には、共通で通用するのが現状です。


しかし、「チューニング」と表現したのは、
元来、「改造Zippoとの違いを表すために」
shop2さんが、あえて調整という意味で名付けたんです。

「オリジナルを大切にして、微妙な調整で音を引き出す」
shop2さんの優れた技術なんです。



そういう意味で、
正確には、我々が行っているのは「チューニング」ではなく、
「調整」「改造」の部類に入るのかもしれません。
(以下でも、あえて「チューニング」と表現しますが … ^^;

現に、shop2さんのチューニングZippoは、
他とは一線を画する音がするのは、確かです!


3つの調整方法

チューニングして出せる「Maxの音」と、
本来の「チューニング」の意味がわかったところで、
いよいよ、本題の『チューニング(調整)の方法』です。


Step1:ヒンジの調整

ZIPPOのリッド(蓋)を開いて、
ボトム(本体)とリッドの繋ぎの部分
ヒンジの穴をラジオペンチなどでカシめて、少しきつくします。

< ↓ この矢印の部分 ↓ >
ZIPPOの開閉音チューニング!「ヒンジの調整」

それによって、リッド開閉時にきつくなり、
リッドを開けた時に、
90~95度位で立つようになって、音が反響するようになります。

失敗すると、使い物にならなくなってしまうので、
あくまでも自己責任で、注意しながら行ってください!



ヒンジのピンを抜いて、リッドを外してから行う方法もありますが、
今回は、
そのままの状態で、ヒンジをカシめています。

ZIPPOの開閉音チューニング!「ヒンジ調整前」
< ↑ これは、ノーマル状態のZIPPO! ↑ >

ヒンジをカシめたZIPPOは …

ZIPPOの開閉音チューニング!「ヒンジ調整後」
※今回は、リッドを90度に立たせると、
 蓋の締まりが甘くなったので、少し甘めにしました ^^;


【追 記】

後日、「ヒンジピンの交換もしました!」

ZIPPOの開閉音チューニング!「ヒンジピン交換後」

その際に、
リッドの歪みも調整したので、
締まりの甘さや ケースとの隙間もなくなり、バッチリです!

 


Step2:リッドの仕切り調整

リッドの中にある、コの字型の仕切り部分
調整することによって、音の共鳴を変化させます。

< ↓ この部分を矢印方向に調整!>
ZIPPOの開閉音チューニング!「リッドの仕切り調整」
鉛筆やアイスの棒などで、
外に気持~ち広げる程度で、目で見ても分からない程度の調整をします。


音を確認しながら、少しずつ微調整していきます。


実際に動画で確認してみましょう♪


グニャっとなる程、強くしないこと!

ZIPPOの蓋が しっかり閉まらなくなったり、
最悪の場合、仕切り部分が折れてしまう恐れがあります!


Step3:カムの調整

最後は、「カムを削る」という、
ちょっと荒技ですので、あまりオススメしません!


しかし、万が一失敗しても、
「インサイドユニットを交換すればケースは使用できる」ので、
考えようによっては、一番気楽なのかもしれませんね♪
(「ユニットとケースのマッチングに こだわりがなければ」ですが…)


ZIPPOの開閉音チューニング!「カムを削る前」
<↑ これがノーマル状態 ↑>

上の写真の赤丸部分を、丁寧に削っていきます!


<↓ カムを削った状態がコレ ↓>
ZIPPOの開閉音チューニング!「カムを削った後」
カムを削る前(左下赤丸)と比較すると、
少し小さくなっているのが、わかります?


カムを弾く強さで、音の強さも変わりますので、
これも、音を確認しながら削っていきます。

カムを削りすぎると、蓋の閉まりが甘くなってしまいます!


ZIPPOの開閉音チューニング まとめ

上述の「ZIPPOの開閉音チューニング」

基本的には、
Step1の効果Step2で高め
Step1・Step2の効果Step3で高めていくことになります!

今回は、3Stepでチューニングを行いましたが、
どれかを単体で行っても、それなりの効果はあります。


効果から言うと、
Step1 > Step2 > Step3

作業の難易度だと、
Step1 > Step3 > Step2 といったところでしょうか。


今さらですが、大前提として …

永久保証で、半永久的に使えるということが売りのZIPPOですが、
チューニングすることによって、
ZIPPO社の保証を受けられなくなる恐れもあります。

ですので、
チューニングは、必ず自己責任でお願いします!



上手くいけば、ダメージが少なくて済みますが、
ヒンジがキズまみれになってしまったり、
最悪の場合、使い物にならない状態になってしまいます。


お気に入りのZIPPOをチューニングする前に、
万が一失敗してもいい、
ヤフオクなどで落札した「安いZIPPO」などで、
まずは、調整を試してみることをオススメします。


「初めからある程度音が良いZIPPO」や、
「ヒンジがしっかりしているZIPPO」を、チューニングしたほうが、
簡単で、なおかつ 結果も良くなる可能性が高いですよ!


では、成功を祈る! 「Good Luck!!」

コメント

  1. ヤス より:

    shop2さんで購入しようと思いましたが自分でしてみようと思います!ありがとうごさいます!

    • @v_shoxxx より:

      コメントありがとうございます。

      これらの方法を「チューニング」と表現するのが恥ずかしくなる程、
      shop2さんのZippoは 抜群にすばらしく、
      他とは一線を画する音がするのは確かですね♪

      自分でチューニングをやってみると、より愛着が湧くのは確かです d^^

      自分でやってみたい方の参考になれば幸いですが、
      最悪の場合、使い物にならない状態になってしまいますので、
      くれぐれも注意して、自己責任でお願いしますね。

  2. 龍ちゃん より:

    参考にさせていただきます!が、ヒンジピンを抜くときにどうみても両穴から抜けなそうな時はどうしたら良いのでしょう(^^;)