「やけどの水ぶくれは、潰してはいけない!」
「やけどの水ぶくれは、潰さないといけない!」
だから … ホントはどっちなのっ!?
先日の、
「指が燃えて、やけどをしてしまった(汗)」って話の続き。d^^;
唖然としながら、とりあえず水で冷やした … と、
応急処置についてまでは、前回お伝えしました。
とにかく、指全体がヒリヒリ痛くて、
いったい どこをやけどしたんだか、サッパリわからない!
暫くすると、関節部分に水ぶくれができてきました。
「そぉか、ここが1番酷かったのねっ!」(笑)
さて、水ぶくれはどうすればいいんだっけ!?
調べてみても、
水ぶくれの処置は、いろいろな見解がある様です。
今回は、
「やけどで水ぶくれができた時の処置」について、
備忘録も兼ねて まとめてみたので、シェアしたいと思います♪
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やけどの水ぶくれ
やけどを負ってしまった場合、数時間から数日経過すると、
患部に、水ぶくれ(水泡)ができることがあります。
「水ぶくれ(水泡)ができている」ということは、
2度の深さのやけどを負っています。
えっ?そうなのっ!?
やけどの深さ
やけどの深さは …
- 1度熱傷は、皮膚が赤くなっていて、水ぶくれはない!
- 2度熱傷は、真皮がダメージを受けて、水ぶくれができている!
- 3度熱傷は、皮下組織にまで達して、皮膚が黒く焦げていたり、白っぽくなっている!
はい、
完全に「2度熱傷」ですねっ! d^^;
やけどで水ぶくれができた時の処置
やけどでできた「水ぶくれ」は、
「潰したほうが良い!」と思っている人も、少なくないと思います。
ところが、
水ぶくれは、患部を保護する働きがあるので、
くれぐれも、破れないように注意する必要があります!
ですので、水ぶくれは、
気になっても、病院へ行く前に破らない様に気をつけましょう♪
その前に、自己判断で 軟膏や消毒薬を使用したり、
アロエが効くと言って、ちぎったアロエの葉っぱを塗ったりすると、
症状が悪化することもあるので、かえって逆効果となってしまいます。
やけどの湿潤治療
とにかく、
「水ぶくれは 破らないこと!」
医師の間でも、様々な見解がある様ですが …
最近では、患部を乾燥させるのではなく、
「できるだけ湿潤に保つ療法」が主流になっている様です。
水ぶくれは、患部を保護するとともに、
湿潤に保つ役割をしているので、絶対に破かないようにしましょう!
「水ぶくれは、潰してもいいが 破らない!」
正確には、
『破れてしまわないために、水ぶくれを潰す!』
そうなんです。
水ぶくれが破れそうな時には、
潰して(水を出して)、「破れてしまうことを回避」するんです!
もしも、
水ぶくれが破れてしまった場合は、水で洗い流して 清潔にするようにしましょう!
「ワセリンを塗って、サランラップで巻く」という湿潤療法が、
いちばん安全で、おすすめの治療法です。
万が一、水ぶくれが酷いようであれば、
なるべく病院へ行って、診断してもらうようにしてください。
自己判断で薬を塗ったり、ガーゼで覆ったりすると、
新しい皮膚が破れてしまったり、
患部に、ガーゼがくっついてしまうことがあります。
ばい菌が入って、別の感染症を引き起こす原因にもなりかねません。
やけどで水ぶくれができた時の処置「さいごに」
水ぶくれができるやけどの場合、
「2度熱傷」だということは、上述でも説明しましたね。
実は厄介なことに、この2度熱傷は、
やけどの程度によって、さらに「浅達性2度熱傷」と「深達性2度熱傷」があるんです。
- 「浅達性2度熱傷」は、強い痛みがあり、
赤く腫れて 水ぶくれが生じ、表皮基底層にまで損傷が及びます。
治療後にしっかりケアをしないと、やけど跡が残る場合があります。 - 「深達性2度熱傷」は、赤く腫れて 水ぶくれができ、
真皮深層まで損傷が及びますが、痛みはあまりありません。
しかし、水ぶくれの下の皮膚が、白く変色していき、
やけど跡が残りやすいのが特徴です。
どちらの場合も、
水ぶくれができるのは、同じなんですが、
この様に、やけどの深さに違いがあるんです!
幸い、浅達性2度熱傷の場合なら、
適切な治療とケアを行えば、やけどの痕が残らずに済む可能性だってあります。
やけどの痕を残さないためにも、
水ぶくれができてしまった場合や、水ぶくれが潰れてしまった場合は、
「適切な治療」を受けることをオススメします。
最後に、もう一度言っておきますねっ♪
「水ぶくれは、潰してもいいが破らない!」
『破れてしまわないために、水ぶくれを潰す!』 以上。 お大事に …
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