日焼けには、2つの種類があることは知っていますよね!?
では、日焼けのタイプによって異なる予防法や、
対処方法を理解して、実践できていますか?
日焼けした肌が、すぐに赤くなったり、
赤くならずに黒くなったりと、人によって違いますよね!?
これは、人それぞれに肌タイプの違いがあるためです。
「すぐ赤くなる肌ほど、紫外線の影響を受けやすい」と、
考えている人が、一般には多い様ですが …
「赤くならないから、紫外線の影響を受けにくい!」
という考え方は、実は間違っているんです!
どんなタイプの肌であっても、
「紫外線は肌内部に大きな影響を与える!」
ということが、最近の研究でわかってきたからです。
日焼けのタイプや種類を、しっかり把握し、
自分がどのタイプなのかを認識して、アナタに合った日焼け対策をしましょう♪
Sponsored Link
2種類の日焼けのタイプ
同じ紫外線を浴びても、
日焼けの症状や、日焼け後の肌の状態には個人差があります。
日本語で言う「日焼け」には、
実は「2種類」あって、英語ではそれぞれ呼び方が異なるんです d^^
2種類の日焼けタイプと特徴
おっと!
突然、何を言いだしたのか って?
その意味は、読み進めていけばわかるので、
どうぞ ご心配なく … ^^;
日焼けは、英語で言うと、
「サンバーン」と「サンタン」の、2種類に区別されています。
メラニンを作る能力が高い人は、肌が黒く(褐色に)なりやすく、
逆に、メラニンを作る能力が低い人は、肌が赤くなるだけで黒くなりにくいんです。
「自分の肌がどの日焼けタイプか?」
「何が原因で、どんな影響があるのか?」を知っておくと、
日焼けしてしまった場合の、適切なケアなどもしやすくなりますよっ♪
肌が赤くなるタイプの日焼け「サンバーン」
紫外線を浴びることによって、肌が赤くなり、
ほてりや痛みを感じたり、水ぶくれができてしまうタイプの日焼けです。
肌タイプによっても 異なりますが …
日本人の肌タイプでは、
赤くなった後 褐色になり、サンバーンを繰り返すと黒くなります。
(※白人の場合は、赤くなっても その後黒くなりません。)
正式には「日光皮膚炎」と呼ばれ、
紫外線を浴びることで、肌が軽いやけどと同じ状態になっています!
サンバーンの状態が悪くなると、
水ぶくれになったり、発熱や頭痛をともなったりします。
そして、炎症が治ってくると、
角質層の水分がなくなり、皮がはがれてきます。
この「サンバーン」タイプは、
肌を守るメラニン色素が少ないのが原因なので、
日焼けしても、肌が黒くなりにくいのが特徴です!
しかし、「サンタン」タイプよりも、肌内部のダメージは深刻です。
- 【サンバーンを引き起こす紫外線】
サンバーンを引き起こす主な紫外線は、
波長の短い紫外線「UV-B(紫外線B波)」です!
UV-Bは、表皮のDNAや細胞膜を破壊して、
炎症や、やけどといった皮膚トラブルを起こします。
このUV-Bは、特に肌への影響が強く、
美容面では「シミ」「ソバカス」などの原因となり、
健康面では、「皮膚がん」「白内障」「免疫低下」などの原因となります。 - 【メラニンの働き】
メラニンは、本来「紫外線から肌を守る働き」があります。
ところが、色白の人はメラニンが少なく、肌を守る力が弱いため、
炎症を起こして、赤くなってしまいます。
紫外線のダメージが大きいので、日焼け対策が特に必要です。
肌が黒くなるタイプの日焼け「サンタン」
紫外線を浴びて、肌が黒くなるタイプの日焼けで、
色黒の人がなりやすく、2~3日程度で肌が黒くなり始めるタイプの日焼けです。
このサンタンタイプの日焼けは、
紫外線を浴びて、メラニン色素が生成された結果です。
「サンバーン」タイプに比べて、痛みを伴うことはありませんが、
シミ・しわの原因となるので、注意が必要です。
- 【サンタンを引き起こす紫外線】
サンタンを引き起こす主な紫外線は、
波長の長い紫外線「UV-A(紫外線A波)」です!
UV-Aは、肌の奥深くまで浸透して、
コラーゲンや、エラスチン線維を破壊するので、
「しわ・たるみ」など、肌老化の原因となってしまいます。 - 【メラニンの働き】
サンタンには、さらに 2種類のタイプあり、
①すぐに肌が黒くなる場合と、②数日たってから黒くなる場合です。- ①の「日焼けをしてすぐに黒くなる」のは、
紫外線によるメラニンが酸化して、黒っぽく見えることが原因で、
この場合、メラニンの生成はないので、肌の色はすぐに元に戻ります。 - ②の「数日たってから黒くなる」のは、
サンバーンによって赤みを持った肌が、数日たって赤みが引き、
メラニンが、徐々に生成されて黒くなっていくからで、
10日程度経つと、また元の肌の色に戻っていきます。
- ①の「日焼けをしてすぐに黒くなる」のは、
一見、「紫外線による体への影響を受けにくい」と思いがちです。
ところが、UV-Aは、気候や天候に関係なく降り注いでいるので、
常時、紫外線から肌を守る対策や 工夫が必要です。
日焼けのタイプによるケア方法
上述の様に、
ひと言で「日焼け」と言っても、症状や対処法はまったく違います。
日焼けの種類に合わせて、
自分に合った「適切なケア」をしましょう d^^
- 【サンバーンタイプのケア方法】
まずやるべきなのは、日焼けをしないための対策です。
日焼け止めや日傘などを利用して、肌が赤くならないようにしましょう♪
日焼けした場合、
まずは 炎症を抑えるために、日焼けした部分を冷やします。
痛みを感じなくなったら、
保湿クリームで、傷ついた肌を保護してあげてください。
顔のケアの場合、
化粧水はできるだけ刺激が少なく、肌に優しいものを使いましょう!
[Point!]
美白化粧水の美白成分は、刺激の強い成分が多いため、
日焼け直後の使用は、できるだけ避け、
赤みと痛みが治まってから、使用するようにしてください♪ - 【サンタンタイプのケア方法】
紫外線を浴びると、必ず肌が黒くなってしまうので、
まずは、予防のための対策が必要です。
短時間の外出時や、洗濯物を干す時などにも、
日焼け止めや日傘などを使って、常時予防するように心がけましょう♪
しかし、
どんなに気を付けていても、多少は紫外線を浴びてしまうので、
メラニン色素の排出がスムーズにできる様に、ケアしてあげるのが大切です!
[Point!]
美白化粧品には、
メラニンの生成を抑制する働きと、排出を促す働きがあります。
日焼けしてからではなく、日焼けする前から使うのがおすすめです♪
コメント