「知識があれば、年金は増やせます!」
場合によっては、
なんと、数百万単位で違ってくるんですよっ!
年金は、得をする制度なんです。
ただし、それは 年金受給の制度を知っていればの話!
受給の制度を、知っているのか 知らないのかによって、
受け取れる年金の受給額が、大きく変わってしまうんです。
それは、
「年金を受け取る時」に、工夫が必要なんです。
また、受給する人によって、
どんな受給方法が得なのかも、当然変わってきます!
『年金の受給額を増額する』3つの方法で、
具体的に、受給額の差額を計算してみました! d^^;
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年金の種類と受給
「年金の受給額を増額する方法」の前に、
まずは、「年金の種類」を把握しておく必要があります。
ご存知だとは思いますが、
確認を兼ねて、もう一度 見てみましょう。
- 国民年金
自営業・専業主婦(国民年金) - 厚生年金
民間企業の会社員(国民年金+厚生年金) - 共済年金
公務員(国民年金+共済年金)
これらの年金は、通常65歳からの受給開始となる事は、
当然、知っていますよね!?
年金受給額の差額を計算
さて、ここからが本題です!
年金の受給額を増やすための3つの方法を紹介しますが …
「いったい、いくら増額することができるのか?!」
増やすことができる具体的な金額を、計算してみました!
年金の受給額が増える3つの方法
まずは、
「年金の受給額を増額する方法」を、3つご紹介しましょう!
次からは早速、
それぞれについて、詳しく見ていきますねっ♪
70歳まで待つだけで 年間約33万円増額!
まず最初は、
年金の「納付額と受給額の関係」から見ていきましょう。
仮に、国民年金を40年間納めた場合 …
- 国民年金40年分の納付総額は 約730万円
- 通常65歳から受け取る時の受給額は 年間約77万円
という事は…
10年で元が取れるので、
75歳より長生きすれば、得をする計算になります♪
「そうだったのか… なるほどっ!」
って、感心してる場合じゃないですよ!
これは、大前提となります。
問題はここからですよ♪
国民年金を受け取り始める年齢は、通常は65歳からの支給ですが、
申請すれば、60歳~70歳の間で受給の変更が可能です。
70歳からに、遅らせる事も可能です(繰り下げ受給)。
「年齢別 国民年金支給額」を、具体的に見てみると …
- 60歳から受給の場合、年間 約 54万円(通常より約23万円減)
- 65歳から受給の場合、年間 約 77万円
- 70歳から受給の場合、年間 約110万円(通常より約33万円増)
この支給額は、
年金を受給している限り、死ぬまで変わりません。
これを踏まえて …
何歳から年金を受給するのが、いったい「得」なのか?
まずは、
「通常の65歳からの受給と、60歳からに繰り上げた場合」
で、比較してみましょう!
次のグラフは、
日本年金機構のデータをもとに、作成したグラフです。
このデータによると、
76歳で受給額が逆転します!
つまり、
「76歳以上長生きすれば、繰り上げ受給しない方が得!」
逆に、
「76歳以上生きる事ができなければ、繰り上げ受給した方が得!」
という事になります。
どうです?! 結構シビアでしょ!? d^^;
60歳の時に、この判断をくださなければならないのです!
特別な理由がない場合、
ほとんどの人は、おそらく平均寿命を目安にすると思います。
参考までに、日本人の平均寿命は、
男性 約80歳・女性 約86歳となっています。
でも、ちょっと考えてみてください!
これは、ちょっと間違いかもっ!!
年金の受給年齢を決めるのに重要なのは、
「平均寿命」ではなく、「60歳時点の平均余命」を参考にする事です!
でしょっ!?
「60歳時点の平均余命」は、
男性は 23年・女性は 28年となっています。
つまり、
男性は 83歳・女性は 88歳なんです!
統計的には、かなり「損」をしている事になりますね!
では次に、
「通常の65歳からの受給と、70歳からに繰り下げた場合」
で、比較してみましょう!
データによると、
今度は、81歳で受給額が逆転する事になります!
つまり、
「81歳以上まで長生きできるのであれば、
70歳からの受給に繰り下げた方が得!」ということです!
ある意味これは、「残りの人生を賭けたギャンブル」ですよね?!w
夫婦に年の差があれば 年間約39万円増額!
これは、旦那さんが会社員(厚生年金に加入)で、
奥さんが専業主婦(国民年金)の場合に、有効な方法です。
※奥さんが、会社勤めをしていた場合でも、
(厚生年金の)加入年数が20年未満であれば、基本的に適用されます。
具体的な例として、
旦那さんが、65歳で年金開始の年齢になり、
奥さんは、まだ年金開始の年齢になっていない場合 …
このギャップを埋めるため、
年下側に、一部の年金が支給される「厚生年金の制度」です。
この場合は、
奥さんが65歳になって、年金を受給するまでの間、
「年間約39万円 × 年の差の年数」の金額が、支給される事になります!
仮に、
夫婦の年の差が5歳の場合、約195万円受け取れ、
年齢差が10歳の場合、なんと!約390万円受け取れる計算になりますねっ♪
月400円納めるだけで 年間約10万円増額!
年金の受給額を減らす代わりに、納付額を減らす事はできません。
逆に、
納付額を多めに納めて、「受給額を増やす方法」はあるんです!
「付加年金」と「国民年金基金」という制度を、知っていますか?
自営業 または個人事業主であれば、利用可能な制度です。(途中からでも可能!)
この付加年金制度では、
毎月400円 掛金を多く納めることで、
- 20年間納めると 毎月4,000円増(年間約5万円増)
- 40年間納めると 毎月8,000円増(年間約10万円増)の受給額になります。
例えば、毎月400円を40年間納めると、
トータル金額では、約19万円多く納める計算になります。
ということは、
たった2年で、元が取れてしまう計算になるんです!
※この付加年金は、20年間払わなくても、
追加で納めた期間に応じて、増加する支給額が変わっていきます。
また、
付加年金と同じ様な制度に、国民年金基金というのがあります。
月に納める金額を、自由に設定できる制度です。(上限は、68,000円まで)
例えば、毎月約1万円を30年間納めた場合、
65歳から、毎月約2万円支給される計算になります。
※ただし、
「付加年金」と「国民年金基金」は、どちらか片方だけしか利用できません。d^^;
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