「確定申告」をしなければいけないのは、
いったいどんな場合で、どんな人が対象なんでしょう?
自営の知り合いや、親戚などから、
「確定申告の時期は大変で …」
といった話を、耳にしたことがありませんか?
ご存じの様に、個人事業主の場合、
自身での確定申告が必要なんですが …
それ以外の、バイトやパートの場合でも、
確定申告をしなければいけないケースは、少なくありません!
では、
どんな場合に、確定申告が必要なんでしょう?
そもそも、確定申告とは何なのか!?
確定申告の期間は、いつからいつまでなのか?
また、確定申告をすると「得」をする場合とは …!?
初心者でもわかる!「アルバイト・パートの場合の確定申告」についてです。
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確定申告とは!?
「その人が払わなきゃいけない税金はいくらなのか?」を、正確に確定させるために、
前年の収入などを、税務署に申告することです。
例えば、会社員の場合、
毎月の給料から「所得税」を自動的に引かれていて、
税務署には、会社側から納税されています。
ですので、基本的に会社員の場合は、
確定申告を自分でする必要はありません。
対して、主に自営業の人などは、
前年の収入や控除を証明できる書類を提出して、
自分で「確定申告をする」必要があるのです!
確定申告の期間や期限は?
ところで、この確定申告の期間ですが、
ちなみに、
2017年(平成29年)の確定申告期間は、
2/16(木)〜3/15(水)なんですが …
その年の曜日の関係で、
例えば 3/16までになったりと、確定申告期間が前後することもあります。
もし、この期限を過ぎてしまった場合、
確定申告できない!というわけではないんですが …
期限後申告書を作成して、期限後に申告する事になります。
また、この場合、
「無申告加算税」というペナルティが課せられるので要注意です!
申告期限が過ぎてからの申告の場合、
- 課税額が50万円までなら「15%増」
- 課税額が50万円を超えるなら「20%増」
の割合で、「追加で課せられる税」のことです。
また、
この他に「延滞税」も加えられるので、期限は守るようにしたいものですね。d^^;
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アルバイト(パート)でも確定申告は必要!?
確定申告の対象になるのは、
に大きく分けることができます。
「確定申告をしなければいけない場合」は、
もちろん、『確定申告が必要』なワケなんですが …
それ以外でも、
「確定申告をした方がよい場合」も考えられます。d^^
ですので、まずは、
確定申告が必要な場合から、順を追って把握していきましょう♪
確定申告をしなければいけない場合
アルバイトや、パート収入のうち、
一定額については、所得税を課さないようになっていて、
最低65万円の給与(給与所得控除額)については、所得税が課されません。
また、
1人あたり最低38万円(基礎控除)については、課税対象になりません。
この合計が103万円なので、
給与収入が103万円以下であれば、所得税がかからないことになるのです。d^^
ですので、バイトやパートの場合でも、
1年の合計収入が103万円を超える場合は、確定申告が必要となります!
(※ アルバイトやパートのほかに、所得がない場合。)
また、年収103万円を超えると、
配偶者控除の対象からも外れてしまうため、所得税がかかります。
確定申告をした方がよい場合
次に、「確定申告をした方がよい場合」とは、
確定申告すると得するよ~って場合のことです。
上述の様に、バイトやパートで、年収が103万円以下の場合、
つまり、所得税が0円の場合は、基本的に確定申告の必要はありません。
しかし、たとえ年収103万円以下でも、
「確定申告した方が得する」という場合もあります。
どういうことかと言うと …
たとえ、所得税が0円の場合でも、
気付かないうちに、所得税を納めているというケースがあるからです。
その場合は、「確定申告で還付」されます!
つまり、確定申告をすると、納めた所得税が返ってくるのです。d^^
そのためには、
の必要があります。
所得税を納めているか?を確認
まずは、「所得税を納めているか?」を確認するために、
給与と、実際に支払われた金額を比較してみましょう。d^^
所得税など、特に差し引かれているものがない場合、
例えば「時給×時間数」といった額が、
そのまま、給与として支払われているはずです。
計算した合計金額よりも、支給された給与が少ない場合は、
「所得税が源泉徴収されている」という可能性があります。
年収103万円以下であっても、毎月 所得税を徴収されている可能性があります。
源泉徴収税額を確認!
もし、差額があった場合、
職場(バイトやパートの勤務先)から「源泉徴収票」を貰ってください。
本来、所得税などを源泉徴収している場合、
その会社は、源泉徴収票を発行する義務があります。
一般的に、調整は年末に行われる(年末調整)ため、
源泉徴収票は、その年の12月(または 翌年1月)に配られます。
職場から、源泉徴収票を受け取ったら、
「支払金額」と「源泉徴収税額」の欄を確認してみてください。
支払金額が103万円以下であれば、「所得税は0円」のはずです。
ところが、
支払金額が103万円以下にもかかわらず、源泉徴収税額が0円でない場合は、
納めなくてもいい「所得税を納めている」ということになります!
納めすぎた所得税を確定申告で還付
もし、納めなくてもいい所得税を納めている!
ということがわかったら、還付申告を行いましょう。
『還付申告』とは、
確定申告を行って、納め過ぎている税金を還付することです。
つまり …
確定申告をすれば「源泉徴収で納めた所得税が返ってくる」のです!
還付申告の期間は 1月1日~で、過去5年間の分なら いつでも受け付け可能です。
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