よく、
日本の水は「軟水」、海外の水は「硬水」といわれますが…
そもそも、軟水・硬水とはなんぞや?!
う~ん、
「硬度の違い!」ってのはわかる!
じゃあ… 硬度とはなんぞや?!
ということで、
『水の硬度』と『軟水と硬水の違い』について、スッキリです!
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水の硬度とは
まずは、2つめの「硬度とはなんぞや?!」から d^^
「硬度」とは、水の中に含まれる、
カルシウムとマグネシウムの合計量を、数値化したもの。
では、どうやって数値化しているのか?
硬度の計算方法
硬度を表す方法は、国によって異なっています。
日本やアメリカでは、
「カルシウムの量と、マグネシウムの量を、
炭酸カルシウムの量に換算したもの」を硬度としています。
水の硬度の単位は、
[mg/L] または [ppm] で表わされます。
これを計算式で表すと、
一般に、以下の簡便式を用いて計算することができます。
(カルシウム量 [mg/L] × 2.5)+(マグネシウム量 [mg/L] × 4.1)
ちょっと、ややこしそうなんで…
もし、この計算式を見て「イラっ!」となった場合は、
「カルシウムとマグネシウムの量で、硬度が決まる!」
ぐらいの認識でも、大丈夫そうですね!
軟水と硬水の違い
水の硬度について、とりあえず理屈はわかった! つもり^^;
次に、そもそもの「軟水・硬水とはなんぞや?!」について!
この硬度の数値の、
- 高いものが「硬水」
- 低いものが「軟水」
ということぐらいは、安易に想像がつきます。
要は、
なにが高くて、なにが低いのか?
具体的な、数値のラインはいくつなのか?!
軟水と硬水の分類
水の硬度による分類は、以下のようになっています。
- 硬度 0以上 178未満を「軟水」
- 硬度 178以上 357未満を「中間の水」
- 硬度 357以上を「硬水」
「中間の水!?」
このワードは、聞いたことがないぞ~
この「中間の水」にあたる「硬度 178~357」の水が、
あまり出回っていなくて、目にする機会がないだけなのか?
いやいや、
だとしても、言葉ぐらいは聞いたことがあるハズだ …
どうやら、上記の分類は、
「専門的な分類の仕方」のようです。
近年では、便宜的に、
- 硬度 100未満を「軟水」
- 硬度 100~300程度を「中硬水」
- 硬度 300以上を「硬水」
と呼んでいるようです。
ふ~っ、スッキリ!
ミネラルウォーターの硬度
これで、スッキリできた♪
… ハズだったが、
いまいち超スッキリには、至っていない!
なぜか?
それは、理屈と数値が判明しただけで、
具体的には、何ひとつわかっていなかったから d^^
さらにスッキリさせるためには、
ソコのところを、もっと掘り下げねば…
というワケで、
比較的よく見る「ミネラルウォーター」を、
硬度の数値順に、並べて一覧にしてみました!
名称(原産国) | 硬度 [mg/L] | 分類 |
O2アクア クリスタル(日本) | 0.16 | 軟水 |
スパ(ベルギー) | 17 | 軟水 |
バナジウムウォーター(日本) | 19 | 軟水 |
天然水 奥大山(日本) | 20 | 軟水 |
酸素プラス(日本) | 26.5 | 軟水 |
富士山のバナジウム天然水(日本) | 29 | 軟水 |
南アルプスの天然水(日本) | 30 | 軟水 |
おいしい水 富士山(日本) | 30 | 軟水 |
おいしい水 六甲(日本) | 32 | 軟水 |
森の水だより(日本) | 33.1 | 軟水 |
OXY(日本) | 36 | 軟水 |
クリスタルガイザー(アメリカ) | 38 | 軟水 |
アルカリイオンの水(日本) | 59 | 軟水 |
天然水 阿蘇(日本) | 60 | 軟水 |
ボルヴィック(フランス) | 60 | 軟水 |
富士山のおいしい湧き水(日本) | 62 | 軟水 |
ゲルマニウム ホワイトウォーター(日本) | 92.5 | 中硬水 |
阿蘇の宮水(日本) | 110 | 中硬水 |
秘境の湧き(日本) | 119 | 中硬水 |
キレアウォーター(日本) | 250 | 中硬水 |
イオリ(ギリシャ) | 264 | 中硬水 |
エビアン(フランス) | 304 | 硬水 |
ヴィッテル(フランス) | 307 | 硬水 |
サンペレグリノ(イタリア) | 674 | 硬水 |
コントレックス(フランス) | 1468 | 硬水 |
クールマイヨール(フランス) | 1612 | 硬水 |
やはり日本の水は、硬度が低い「軟水」が多い様で、
そのせいか、軟水系の水のほうが、口に合うんですね♪
海外の水で、管理人がよく飲むのは、
「クリスタルガイザー(38)」「エビアン(304)」です。
どちらかというと、
「クリスタルガイザーのほうが飲みやすい!」と思ってはいたんですが、
まさか、こんなにも硬度が違うとは …
ちょっと、びっくりです! (*_*)
水の硬度による使い分け
軟水・中硬水・硬水は、それぞれ何に適しているのか?
どう使い分けたら良いのか?
- 軟水(硬度~50)
癖が少なくて飲みやすく、
炊飯をしたり、日本茶を入れたり、和食全般に適する! - 軟水(硬度51~100)
天然のミネラルを含む、健康的な水が多く、
飲みやすくて、美味しさを感じやすいので、飲料水に適する! - 中硬水(硬度100~300)
適度のミネラル量なので、パスタを茹でたり、
洋風だしをとったり、パンを焼いたりと、洋風調理に適する! - 硬水(硬度300~)
カルシウムとマグネシウムが豊富で、
スポーツ後や、妊産婦のミネラル補給に適する!
硬度が1800以上だと、天然ミネラルを自然含有しているので、
生活習慣病や、ダイエットなどで、
カロリーを控えめにする場合に適する!
試しに、硬水でご飯を炊いてみたら、
見事に「パサパサのご飯」が炊けました!
ちょっと、おもしろかったのは、
硬水で手を洗ってみたら …
せ、せっけんが泡立たない!(笑)
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