「ボジョレーヌーボー」と一口に言っても、
かなり、値段に違いがありますよね?!
買うところによって、値段の違いがあるだけなの?
いやっ、それだけではなさそうです!
よく見ると、ラベルなんかも それぞれ違うみたいだし …
ただでさえ、我々日本人には あまり馴染みがなく、
他のアルコール類と比べると、日常で飲む習慣が少ない「ワイン」。
しかも、一定の時期しか流通しない、
プレミアム感満載の「ボジョレーヌーボー」。
1年を通じて、この時期にだけ、
ワイン(=ボジョレーヌーボー)を飲む人だって、少なくないハズです。
プレミアム感に便乗して …w
「ボジョレーヌーボーの値段の違い!」
また、「一般のワインとの違い」を、しっかり把握して、
今年は、更なるプレミアム感を味わって、より満喫ましょう♪
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ボジョレーヌーボーの値段の違い
「ボジョレーヌーボーの値段の違い」は、
大きく分けると、2つに分類することができます。
さっそく、この「2つの値段の違い」について、
それぞれ 詳しく見てみましょう!
ボジョレーヌーボーの種類による値段の違い
生産者や生産地区、畑・ぶどうの木など、
いろんな要因で、ボジョレーヌーボーの味 = 値段の違いが出てきます。
もっと細かく言えば、
ぶどう畑や剪定、天候や収穫量などですね。
もちろん、
他のワインでも、その違いが出てくるワケですが、
それを先取りして、
「今年のぶどうの出来はどうなのか?」
ボジョレーヌーボーを飲んで、見極めるんです。
これらが、ボジョレーヌーボーの種類の違いとなり、
種類=品質による価格の差となるワケです!
では、
「どう分類されているのか?」「どんな違いがあるのか?」を、
いっしょに見ていきましょう!
ボジョレーヌーボーは4種類に分類されている
フランスの、ワイン法で定められてる
ワインの分類のひとつに、「AOC」というのがあります。
この「AOC」は、
「アペラシオン・ドリジーヌ・コントローレ」と言って、
『原産地呼称統制ワイン』として、分類されます。
ボジョレーは、この「AOC」で 4種類に分類されています。
- 地方名の ボジョレー(Beaujolais)
- 地区名である ボジョレー・シュペリュール(Beaujolais Superieur)
- 村名の ボジョレー・ヴィラージュ(Beaujolais Villages)
- 畑名の クリュ・ボジョレー(Cru Beaujolais)
AOCは、
フランスの中でも、特に最高級のワインであって、
地方名・地区名・村名・畑名の順番に、範囲が狭まり、
生産地の単位が小さくなるほどに、規定は厳しくなります。
当然、規定が厳しくなれば、より高価なワインとなります。
ボジョレーヌーボーの値段に、かなりの差があるのには、
実は、このような種類の違いがあったんです!
日本でもよく見かける「ボジョレー・ヴィラージュ」と、
「クリュ・ボジョレー」について、もう少しみてみましょう。
ボジョレー・ヴィラージュ
一般的なボジョレーヌーボーよりも、
ランクが上のものとして有名なのは、「ボジョレー・ヴィラージュ」です。
ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーとは、
ボジョレー地区の北側に位置する、
指定された38の村のみから産出された、新酒につけられる名称なのです。
AOCボジョレーを構成する96ヶ村のうち、
ソーヌ=エ=ロワール県の8村と、ローヌ県の38村は、
ボジョレー・ヴィラージュのAOCを、名乗ることができ、
ぶどうの収穫量やアルコール度数などが、 普通のボジョレーより厳しいんです。
クリュ・ボジョレー
「クリュ・ボジョレー」は、更に産地が限定されたワインです!
その限定された範囲に、はいっている村名は..
- サン・タムール (St.Amour)
- シェナス (Chenas)
- ジュリエナス (Julienas)
- シルーブル (Chiroubles)
- ブルイィ (Brouilly)
- コート・ド・ブルイィ (Cote de Brouilly)
- フルーリー (Fleurie)
- ムーラン・ナ・ヴァン (Moulin a Vent)
- モルゴン (Morgon)
- レニエ (Regnie)
となっています。
したがって、
クリュ・ボジョレーは、このうちの どこかの産地となります。
これだけ絞られていれば、上質なワインに限定されますし、
それに比例して、値段も高くなりますよね!
ボジョレーヌーボーの味の違いは?
ボジョレーヌーボーの「種類」について、説明してきたので、
「一般的なワインとは、どう違うのか?」
肝心の「味」についても、ちょっとだけ触れておきますね♪
ボジョレーヌーボーは、
「マセラシオン・カルボニック」という醸造法で、
急速で発酵させ、短期間でワインに仕上げるために、
ぶどうを潰さずに、そのまま発酵させています。
そのため、
一般的なワインより、タンニンが少ないことから、
ワインの渋みや苦みが少なくて、まろやかなところに特徴があり、
独特の清涼感や、爽やかな香りが際立ちます。
ボジョレーヌーボーは、
「その年のぶどうの出来を占う!」という意味でも、
重要な役割をはたしているんです♪
ワインの「品質以外」による値段の違い
続いて、もう一方の、
「品質以外による値段の違い!」についてです。
こっちは、けっこう単純明快です!
上述の「ボジョレーヌーボー自体の品質の違い」に対して、
こちらは、「それ以外のコストによる価格差」になります。
具体的には、
「瓶」「輸送」「中間マージン」「税金」などですね♪
日本では、複数のワインメーカーから、
複数の会社が、それぞれ輸入しています。
それにかかるコストや、利益などがそれぞれ違うので、
当然、販売の値段にも価格差がでるワケです!
ここ数年では、
「ペットボトルに入った ボジョレーヌーボー」を、
よく見かけるようになりましたよね♪
なんか、ちょっと滑稽に見えるワインで、
ジュースと間違っちゃいそうな ボジョレーヌーボーですが …w
これは、
材料コストを下げるのはもちろん、
輸送コストや、税金を下げる事にもつながっているんです。
実は ワインって、
本体以外のこれらコストが、半分ぐらいの割合を占めているので、
これだけでも、販売価格をかなり下げることができるんです!
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