以前に、
「栄養士が選んだ冬が旬の野菜」を紹介しました。
あれから、既に4ヶ月ほど経ち、
気が付けば、もう春はそこまで訪れています。
という事は …
当然、今回は「春が旬の野菜」ですよねっ!
何を隠そう、
実は管理人自身も、「調理師」の免許を持っています。
その資格は、全然いかされていないんですが、
調理師免許を取得しているのは、歴とした事実です! d^^;
調理師の資格取得の際には、
「栄養」関連の科目もあるのですが、
栄養士となれば、当然スペシャリストです!
その栄養のスペシャリスト「栄養士」が選んだ、
『健康に効果的な栄養がある、春が旬のおすすめ野菜』です♪
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栄養士が選んだ「春が旬の野菜」
「管理栄養士が厳選した、春が旬の野菜!」
前回、お世話になった「栄養士」の方も、
今回が、2度目となるので、
内容と要領については、もうすでに承知しています。
限られた、短い時間でしたが、
多くの情報と、アドバイスを入手することができました。
春野菜の栄養と効果
今回の春野菜は、特に、
「栄養」と、その「効果」に着目し、
ランキング形式にして、紹介していきます。
「美味しい食べ方」はもちろん、
「栄養を損なわない食べ方」にも触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。
春が旬の野菜ランキング Best8
では さっそく、
栄養士が選んだ「春が旬の野菜ランキング Best8」の発表です♪
第8位 らっきょう 「高血圧・便秘対策に効果的!」
- [Point!] 水溶性食物繊維が豊富!
野菜の中でも、らっきょうは水溶性食物繊維がダントツで、
キャベツの約50倍もの、水溶性食物繊維が含まれている。 - [Point!] 春の花粉症対策に効果!?
「フラボノイドという栄養素が、花粉症対策になる」という、
実験結果があり、花粉症に効果があるのではと注目を集めている。 - [Check!] 生や焼いて食べるのが、栄養を逃さない!
甘酢漬けのらっきょうは、酢に栄養が溶け出てしまうので、
生のまま食べるか、焼きらっきょうや 薬味などに使用する。
第7位 トマト 「疲労回復やメタボ対策に!」
- [Point!] メタボ対策に!
13オキソODAという成分が、中性脂肪を溜めにくくして、
抗肥満作用があるという、新事実が近年発表された。 - [Point!] 疲労回復やアルコール分解にも効果!?
トマトの水溶性成分には、疲労を軽減して、
「アルコール分解を助ける効果がある」という研究結果も判明した。 - [Check!] カルシウムの吸収率をUP!
トマトに含まれる栄養素「クエン酸」は、
体に吸収されにくい、カルシウムの吸収を助けてくれる。
第6位 アスパラガス 「動脈硬化対策に効果的!」
- [Point!] ルチンが毛細血管を強化!
毛細血管を強化して、動脈硬化対策に効果的な、
「ルチン」という栄養素が、豊富に含まれている。
しかも、春のアスパラは、夏のものに比べてルチンが4倍含まれる。 - [Point!] グルタチオンが悪玉コレステロールを抑制!
「グルタチオン」という栄養素が、悪玉コレステロールを酸化して、
血管硬化を抑制して、血流を悪くするのを抑える効果がある。 - [Check!] 新鮮なアスパラガスの見分け方!
良いアスパラガスを見分けるには、
穂先が締まっていて、切り口が乾燥していないものを選ぶ。 - [Check!] 保存する時は立てておく!
寝かせて保存すると、糖分やアミノ酸を消費して、
栄養素が減ってしまうので、アスパラガスは必ず立てて保存する!
第5位 グリンピース 「スタミナアップ&ダイエット!」
- [Point!] ビタミンB1でスタミナUP!
糖質をエネルギーに変えるために、
必要な栄養素「ビタミンB1」が、にんにくの2倍含まれている。 - [Point!] ダイエットに効果的!
ビタミンB1が不足すると、糖質は脂肪に変わってしまうため、
グリンピースは、ダイエットにもオススメです。 - [Check!] 短時間茹でて、栄養を逃さない!
ビタミンB1は水に溶けやすいので、短時間茹でる。
(沸騰したお湯1リットルに 塩10~20gを入れ、30秒間茹でるだけ)
第4位 たけのこ 「やる気アップ&ダイエット!」
- [Point!] やる気や集中力UP!
ドーパミンなどのホルモンの材料になって、
やる気や集中力のUPに役立つ、チロシン(アミノ酸)が豊富に含まれる。 - [Point!] たけのこご飯でダイエット!
たけのこご飯として食べれば、食物繊維が豊富で、
かさ増しができ、糖質カットができるので、ダイエットに向いている。
※糖質(炭水化物)と一緒に食べると、チロシンの吸収率が高まる。 - [Check!] 栄養を洗い流さない!
チロシンは、たけのこに見られる白い点なので、
ゴミだと思って、洗い流してしまわない様に。 - [Check!] 新鮮なたけのこを見分ける!
穂先が、茶色か黄色のたけのこを選ぶ。
茹でてあるものは、ポツポツ部分の色が薄いものを選ぶ。
第3位 ふきのとう 「脳卒中対策に効果的!」
- [Point!] 高血圧を抑え、脳卒中のリスクを下げる!
体内のナトリウムを排出して、脳卒中の一因となる、
高血圧の予防になる栄養素「カリウム」が含まれる。 - [Point!] ビタミンEで若返り!
ふきのとうに、豊富に含まれている「ビタミンE」は、
「若返りのビタミン」とも言われている。 - [Check!] 天ぷらで食べるのがオススメ!
茹ですぎると、栄養(カリウム)が水中に流れ出てしまう。 - [Check!] 美味しいふきのとうの見分け方!
つぼみがしまっていて、黄緑色のものを選ぶ。
第2位 プチヴェール 「免疫力アップ&風邪対策に!」
- まだ、あまり知られていない新野菜、
「プチヴェール」については、別途下記で紹介します。
第1位 菜の花 「心臓病&大腸がん対策に!」
- [Point!] 心臓病対策に!
菜の花に含まれる「葉酸」と「ビタミンB6」を摂っていると、
「心臓病のリスクが下がる」という研究結果がある。 - [Point!] 大腸がん対策に!
さらに、「ビタミンB6」は 抗腫瘍作用が期待できるので、
「大腸がんになりにくい」という研究結果がある。 - [Check!] 茹で過ぎて栄養を逃さない!
葉酸とビタミンB6は、水溶性なので、
茹で過ぎると、栄養が損なわれてしまうので、
30秒程度茹でて、水につけずに冷まして食べる。
春が旬の新野菜「プチヴェール」とは
王様級の栄養を持つ、「芽キャベツ」と「ケール」をかけ合わせて作られた、
栄養価が高い新野菜です。
Photo by: 増田採種場(http://www.masudaseed.com)
このプチヴェールの栄養は、
- 「食物繊維」は、レタスの 約7倍!
- 「βカロテン(ビタミンA)」は、ピーマンの 約6倍!
- 「ビタミンC」は、ほうれん草の 約5倍!
- 「ビタミンE」は、ごぼうの 約2倍!
という、スペシャルな「スーパー新野菜」です。
レンジで温めて食べるのが、もっとも効果的で、
プチヴェールの豊富な栄養を、逃さずに食べることができます。
また、11~13度の糖度があり、
これは、一般的なミカンやイチゴと同じくらいの糖度なんですよっ d^^
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