薬などに記載されている、
「効果・効能」って表記、よく目にしますよね!
意味合いが似ていて、セットで使われることが多い、
この「効果」と「効能」。
同じ様な意味だと思っていませんか?
違いを、はっきりと言えますか!?
確かに、この2つの言葉、
よく似ていて、同じ意味合いを持っている様に思えます。
ところが、
効果と効能では、まったく意味が違うんです!
しかも、明確に!
もし、この2つの区別がはっきりしていないのなら、
『効果と効能の違いと意味』を理解して、スッキリしておきましょう♪
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効果と効能の意味
ちなみに、
英語の「effect」という単語も、効果や効能を意味します。
これでは、
意味の違いまでは、ハッキリとわからないので、
日本語の場合と、さほど変わりませんよねっ ^^;
効能とは
ある物質の作用によって、よい結果をもたらすはたらき。効用。
上述の英語の場合、
「efficacy」だと、薬などの効き目や効力を意味する様です。
効能の場合、何かが働きかけることで期待できる効果、
すなわち、結果ではない!という事なんです。
効能は、あくまで期待値で、
「こういう性質をもっていますよ~」ってことなんですね♪
効果とは
一般的にある特定の行為、動作・操作によって起こった、目的にかなった結果。ききめ。
英語の表現では、「result」に近く、
この場合は、影響というよりも、結果!という意味合いが強くなります。
ということは、上述の「効能」と違い、
「効果」だと、影響が与えられた後の状態なんです。
効果と効能の違い
それぞれの意味はわかったけど、
なんか、「イマイチ釈然としてない感」がありません?! ^^;
では今度は、
もう少し、違う角度から見てみましょう!
「効能」と「効果」
共通する「効」という字は、「効く(きく)」という意味です。
- 効能の「能」は「能力」、
つまり、状態に機能する「性能」の能ですね。 - 効果の「果」は「結果」、
つまり、結果を出せる「成果」の果となります。
ってことは …
- 効能とは、
「あくまで状態に機能する、結果をもたらす働きをする!」ということ。 - 効果とは、
「働きかけがあった結果で、なんらかの良い結果が出た状態!」のこと。
「機能」として役目を果たすのが「効能」であり、
「結果」が出るのが「効果」だと理解すればいいですね d^^
効果と効能の違い「まとめ」
では、
お復習いを兼ねて、まとめておきましょう!
と思ったんですが …
似た様な意味で、「効用」ってのも聞きますよね!?
この際、効果と効能といっしょに、
この効用まで、まとめて理解して スッキリしちゃいましょう♪
- 【効用】
他のものに力を及ぼして、影響を与えること。 - 【効能】
よい結果をもたらすはたらき。ききめ。(あくまで状態に機能するということ) - 【効果】
ある働きかけによって現れる、望ましい結果。(良い結果が出た状態のこと)
「効用があるから 効能が生まれ、結果的に効果が現れる!」
※ 効用・効能があって、効果がでるって事ですね。d^^
どうです? これなら簡単ですよねっ!?
最後に、効能効果に関する「豆知識」を …
健康食品などは医薬品と違い、病気の治療・予防を目的とするものではありません。
病気の治療や、予防に役立つことを説明したり、
ほのめかしたりする表示や、広告を行っている製品は、「医薬品」と誤認されます。
疾病の治療や予防効果の表示・広告は、
医薬品としての承認・許可を取得して、初めて可能になるものなのです。
そのため、
いわゆる健康食品には、栄養補給や健康の維持など、
一般的な食品の範囲の目的しか、持たせることができません。
※ただし、特定保健用食品・栄養機能食品に認められている効能効果は、
医薬品的とはみなしません。
話は変わりますが、
エナジードリンクって、日本で清涼飲料として扱われていますよね!
ちょっと 余談話になりますが …
エナジードリンクは、
成分や効能表示で制限を受けるため、
ユンケルやチオビタなどの、栄養ドリンク(医薬部外品)に比べて、
タウリンなどの、効き目が強い成分は入っていません。
エナジードリンクは、あくまで 栄養ドリンクとは別物です!
そのため、
効果・効能を謳えないエナジードリンクの場合、
「翼をさずける」「アガる」などの、キャッチコピーを用いて、
間接的に表現をしているという事なんです。
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