地震が起きたとき、
「今の揺れは、震度いくつ?」って思いません?
まさか、
「この揺れは、マグニチュード4ぐらいかなぁ~」とは、思いませんよね!?
もし、そんな人がいるんだとしたら、
それはそれで、間違っているんですが … ^^;
地震の感じ方は、人それぞれだと思うんですが、
管理人の場合、
震度3以上だと、まあまあ大きかったなぁ~と感じます。
例えば「マグニチュード4」とか言われても、
全然、ピンとこないんではないでしょうか?
なかには、
「マグニチュード4って、震度いくつ?」って、
思う人もいるんじゃないでしょうか!?
地震が多発して、特に敏感になっている日本!
『地震の震度とマグニチュードの違い』を、
キッチリ区別して、ハッキリ理解しておきましょう。
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地震の震度とマグニチュード
地震の大きさを示す場合、
「震度」と「マグニチュード」の、2つの尺度が使われます。
この2つの違いを、
ひと言で簡単に言うと、こんな感じです。d^^
- 震度: ある場所での「揺れの程度」を表す指標
- マグニチュード: 「地震の規模」を表す値
では、それぞれを、
もうすこし、詳しくみていきましょう!
震度とは
実は、1996年以前の震度は、
建物の被害状況や、気象庁職員の体幹で決められていたんです。
現在の震度は、震度計による地震波加速度の測定値から、
客観的に「計測震度」を算出しています。
この値を、
震度0~震度7まで、10階級に区分けしています。
「ちょっと待て! 0~7までだったら、8階級じゃんかよ~!」
それを、今から説明しますね♪
震度5と震度6には、
震度5弱・震度5強・震度6弱・震度6強と、
それぞれ「強」と「弱」があるので、「10階級」になるんです。
「じゃあ、なんで震度5と震度6だけなんだよ~!」
阪神淡路大震災のとき、
同じ震度5や 震度6でも、被害状況などに大きな差があったため、
新たに、強弱の区分ができたんです。
震度による 人の感じ方
では、
「震度階級によって、人はどう感じるのか」確認してみましょう!
震度 0 | 人は揺れを感じないが、地震計には記録される。 |
震度 1 | 屋内で静かにしている人の中には、揺れをわずかに感じる人がいる。 |
震度 2 | 屋内で静かにしている人の大半が、揺れを感じる。 眠っている人の中には、目を覚ます人もいる。 |
震度 3 | 屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。 歩いている人の中には、揺れを感じる人もいる。 眠っている人の大半が、目を覚ます。 |
震度 4 | ほとんどの人が驚く。 歩いている人のほとんどが、揺れを感じる。 眠っている人のほとんどが、目を覚ます。 |
震度 5弱 | 大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。 |
震度 5強 | 大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。 |
震度 6弱 | 立っていることが困難になる。 |
震度 6強 | 立っていることができず、はわないと動くことができない。 揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。 |
震度 7 | 立っていることができず、這わないと動くことができない。 揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。 |
国際的には、現在12階級のものが主流とされています。
マグニチュードとは
マグニチュードは、地震の規模を表すと説明しましたが、
これは、要するに「地震エネルギーの大きさ」のことです。
考案者である、アメリカの地震学者の名前をとって、
「リヒター・スケール」とも言います。
一般的な目安としては、
~M1(マグニチュード 1未満) | 極微小地震 |
M1~M3(マグニチュード 1以上 3未満) | 微小地震 |
M3~M5(マグニチュード 3以上 5未満) | 小地震 |
M5~M7(マグニチュード 5以上 7未満) | 中地震 |
M7~(マグニチュード 7以上) | 大地震 |
M8~(マグニチュード 8以上) | 巨大地震 |
と呼ばれます。
ちなみに …
「マグニチュード 9.0」だったので、
いかに巨大地震だったかが、よくわかりますよね!
地震の震度とマグニチュードの違い
震度とマグニチュードについては、
それぞれ、わかりましたよね!
それでは、この2つの違いについて、
関係をよく理解しながら、みていきましょう!
冒頭の、
「マグニチュード4って、震度いくつ?」って
ならないためにねっ (/_;)
そもそも、地震が起こった時、
揺れの程度は、場所によって違いますよね!
震源地に近い地点では、当然、大きく揺れます。
しかし、
遠く離れた場所では、揺れは小さくなります。
でも、これでは地震そのものの、
規模の大きさは、わからないですよね!?
そこで、
小学生でもわかる「震度とマグニチュードの違い!」
もっとわかりやす~く、関係を理解するために、
「電球」に例えてみましょう!
いくら明るい電球でも、
自分のいる位置によって、必ずしも明るいとは限りませんね♪
これは、「自分のいる位置にどれだけ光が届くか」という、
「感じ方」が違うからですよね!
この関係を、地震に置き換えると、
- 電球そのものの明るさ(ワット)→「マグニチュード」
- 自分がいる場所での明るさ(ルクス)→「震度」
と、なりますね!
小学生ぐらいのお子さんでも、良くわかるように、
こんな説明の仕方はどうでしょう♪
野球場のナイター設備は、超巨大な照明です。
なんてったって、
真っ暗な夜に、外で野球ができるんですから…
そんな超明るい照明でも、
遠くからでは、ぼんやりとしか見えません。
その明かりで野球をしても、
もちろん、ボールが見えません!
この場合は、
「マグニチュード 7」「震度 1」です!
逆に、
懐中電灯のような、小さな光でも、
近い距離では、かなり明るくて眩しく感じます。
真っ暗な場所で、落とし物を捜せるぐらいですからね♪
この場合は、
「マグニチュード 1」「震度 4」って感じです!
どうです?
これなら バッチリでしょ!
コメント
> まさか、
> 「この揺れは、マグニチュード4ぐらいかなぁ~」とは、思いませんよね!?
> もし、そんな人がいるんだとしたら、
> それはそれで、間違っているんですが …
私は地震があったら自分のいる場所の揺れの大きさ(震度)と揺れ方(揺れの方向や周期)などから震源までの距離も推測して、震源地、震源の深さ、マグニチュードもだいたい当たります。
コメントありがとうございます。
なつさんの様なよく理解されている方には、この記事は必要ありませんね。
本記事は、震度?マグニチュード? となっている方が、
なつさんの様になる基本ステップのお役立ち記事となっていると良いのですが …