「Xmas」と「X’mas」の違いは何!?
そして、
どっちが正解で、どっちが間違いなの?
少し前までは、クリスマスを、
「Xmas」または「X’mas」と表記されているのを、よく見ましたよね♪
ところが、この「Xmas」という表記、
見かける機会が、以前より少なくなったと思いません!?
特に、「X’mas」って表記は、
最近では、見かけた記憶がない … ってほどです d^^;
『クリスマスを Xmasと表記する由来』って!?
そして、
「Xmas」と「X’mas」は どう違って、どっちが間違いなのか …?
そもそもの「由来」がわかれば、簡単に理解できますよっ♪
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クリスマスを「Xmas」と表記する由来
Christmasの Christは「キリスト」、masは「礼拝」を意味します。
つまり、キリストのミサ(Christ+mass)という原意です。
では、「Xmasと表記する由来は!?」
「Xmas」という表記は、
「ギリシャ語の省略形」を用いて表記したものです。
「んっ? どういう事 …!?」ってなりますよね?
もう少し、詳しくみてみましょう♪
Xmasの「X」はギリシャ語
そもそも、Xmasの「X」って、
実は、「エックス」ではないんです!
これは「ギリシャ語」で、
ギリシャ語では、キリストを「ΧΡΙΣΤΟΣ(Χριστος)」と表記します。
メシア(Messiah)を、ギリシャ語にした「ΧΡΙΣΤΟΣ(クリストス)」。
ローマ字の「X」に見える第一文字は、このギリシャ語の「X」で、
「カイ」や「キー」と読み、アルファベットの「CH」に相当する音です。
英語のChristmasの「Christ」の部分を、ギリシャ語の「X」、
つまり、
キリストの第一文字(頭文字)に置き換えたものが、
「Xmas」という表記というワケなんです!
ちなみに、このギリシャ語の「X(カイ)」は、
アルファベットの「X(エックス)」の元になった文字でもあるんです。
「Xmas」表記と「X’mas」表記
日本の風潮では、
クリスマスの省略形は、「Xmas」が多いと思いますが、
「X’mas」という表記も、よく使われていました。
ところが、
New York Times での使用状況を見ると …
「X-mas」という表記はあっても、「X’mas」という表記は ほとんど皆無です!
クリスマスを「X’mas」と表記するのは間違い!?
よく考えてみれば、日本でも最近は、
「X’mas」という表記を、あまり見かけなくなりましたね!?
なぜなら、
「X’mas という表記は間違いだ!」とされているからなんです d^^
では、そのあたりを、
もう少し詳しくみてみましょう♪
『 ’ 』は省略符号
上述の様に、
『X』は、「キリスト」を表すギリシャ語の頭文字で、
『mas』は、「礼拝」や「祝祭日」という意味の英語です。
ご存じの様に …
つまり、『X』は「Christmas」の省略というわけではないので、
「アポストロフィー」をつける必要がないのです!
『「クリスマス」の略した英語の書き表し方は「Xmas」が正しい表記です。』
と、記載されていますし、
明鏡国語辞典第2版(大修館書店)では、
『俗用。正式には避けたい』などと、説明されています。
「Xmas」は使われなくなった?
「Xmas」は、
もともと、商業的に使われた略式表記です。
Christmasと違い、Xmasは 文字数が少ないので、
全体で長い文言を盛り込む必要がある広告などでは、使い勝手が良いんです!
ところが、この「Xmas」という表記、
最近の欧米では、あまり使われなくなっている様です。
Xmasの「X」が、
ギリシャ語の「キリスト」を意味する文字だということを知っていました。
しかし、識字率が向上し、一般市民にも読み書きが普及すると、
「X」は、単なる英語のアルファベットの一つと受け止められ、
本来「X」に込められていた、宗教的な意味合いが薄れていくことに …。
その結果、
「Xmasは、次第に商業主義的な印象が強まって、敬遠されるようになり、
公式な場所では使われなくなった。」という事です。
実際、
クリスチャン向けの解説書
「The Christian Writer’s Manual of Style」には、
「広告以外ではXmasは使うべきでない」と記述されています。
また、米国の有力紙でも、
「Xmasという表記は、避けるようにしている」ところがあるようです!
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