何かと食べる機会が多い「コンビニのおにぎり」!
手軽だし、種類も豊富だし、
保存料や、合成着色料も使用してないし …
でも、使用されてる食品添加物って!?
確かに、最近のコンビニおにぎりは、
「保存料・合成着色料は使用しておりません。」
という表示を、よく目にしますよね。
「だったら安心!」と、つい思ってしまうかもしれませんが、
ホントにそれで良いんでしょうか!?
『コンビニおにぎりの添加物』について、
特に謎だった「pH調整剤」は、詳しくリサーチしてみました!
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コンビニおにぎりの添加物
コンビニのおにぎり「ツナマヨネーズ」の表記例です。
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原材料名
ツナご飯(米 ツナ 砂糖 その他)
ツナマヨネーズソース和え 海苔
調味料(アミノ酸等)pH調整剤
グリシン トレハロース カラメル色素
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「保存料・合成着色料は使用しておりません。」
といった表示のある、コンビニおにぎりなんですが、
調味料(アミノ酸等)以降の赤文字部分は、すべて「食品添加物」です。
食品添加物の働き
では、これらの「食品添加物」、
どんな働きがあるのか、それぞれ見てみましょう。
- 調味料(アミノ酸等)
昆布 鰹節 しいたけ等のうまみを化学合成したもの。自然のものではありません。 - pH調整剤
何種類かの物質をまとめた総称で酸とアルカリの調整。 微生物の繁殖を抑える。 - グリシン
日持ちを向上させ、酸味や塩味を和らげる。 - トレハロース
ツナとマヨネーズを合わせて粘りを出すために使用。 - カラメル色素
茶色い色をつけるのに使用(ご飯 海苔 ツナマヨネーズのどれに使われているかは不明)。
消費期限を確保する添加物「pH調整剤」
上述の添加物の中で、
pH調整剤は、いわゆる「総称」で、
いくつかの物質が、組み合わせて使用されています。
この「pH調整剤」とは、
いったいどんなモノで、何の役目があるのか?
体への影響は、どうなんでしょう!?
「pH調整剤」とは
添加することによって、食品のpHを適正な範囲に調整する添加物です。
※「pH」は、酸性とアルカリ性の程度を表す数値です。
食品は大体において、pH4~5くらいにすると、
品質の劣化を防いだり、変色や菌の増殖を抑えることができます。
保存料・酸化防止剤など、その他の保存性を高める添加物は、
食品のpHが酸性側である時に、効力を発揮するものが多く、
保存料などの、効果を十分に引き出すために、
「食品のpHを調整する目的」で使われたりもします。
「酸味料」に属するものが、pH調整剤として使用されることがあり、
「pH調整剤」は、クエン酸・乳酸ナトリウム・リンゴ酸など、
40種類の物質の「総称」で、通常2~3種類組み合わせて使われる場合が多い。
- 保存料の代用による「保存料無添加」の表示
保存料には多少劣るものの、pH調整剤には、
菌の増殖を防いで、保存性を高める働きを持つものがあります。保存性を高めるために、pH調整剤を保存料代わりに使用して、
「保存料無添加」といった、セールスポイントにできます! - pH調整剤の一括表示
pH調整剤は、いくつかの物質を組み合わせて使用されるもので、
「一括での表示」が認められています。そのため、
「何種類の添加物が、どれだけ入っているかわからない」
という理由で、危険視されることも少なくありません!
pH調整剤の保存効果
pH調整剤の保存効果がわかる、
「日持ち比較」の実験例をみてみましょう♪
コンビニのおにぎり(②)を、常温で保管した場合の、
10日経過後の状態では …
①のおにぎりは、カビや ご飯の変色が見られたのに対し、
②のおにぎりの場合は、カビや変色は認められなかった。
この差は、保存を目的とした「pH調整剤」にあります!
pH調整剤の体への影響
コンビニのおにぎりの場合でも、pH調整剤が同じとは限りませんし、
食品の表示からは、何が使われているのかまではわかりません!
例えば、
- セブンイレブンのおにぎりの場合、「クエン酸・炭酸ナトリウム」他
- ローソンのおにぎりの場合、「酢酸ナトリウム」を主体としている
といった様に、わかる範囲でも、その物質はまったく異なっています。
で、
気になる「体への影響は!?」
pH調整剤そのものの毒性はあまり強くなく、安全性が高いものではあります!
動物実験において、
「一生食べ続けても、人体に影響はない」とされています。
さらに、その1/100が「1日あたりの摂取許容量」で、
多量に使うものではないので、数字でも安全性は確認されています。
毒性が強いという訳ではないので、
「加工食品ばかり食べ過ぎない」といった注意さえしていれば、
それほど、「過剰に心配するものではない」とされています。d^^;
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