七福神の名前と意味は!?由来を知ればご利益も簡単にわかる!

「布袋さんって、どんなご利益があるんだっけ?」

「ギターが上手くなるんじゃない!?」

「・・・・・!?」

七福神の名前と意味は!?由来を知ればご利益も簡単にわかる!

布袋さんのご利益が、ギターの上達かどうかはともかく …(笑)

クリスマスが過ぎ、今年も残り少なくなった年末、
新しい年も、もうそこまで来ていますね♪


「来年は、ぜひ良い年を♪」という意味も込めて、
今回は、『七福神』の神様について、まじめにお送りしていきたいと思います。


それぞれの七福神の名前はもちろん、
意味由来について、わかりやすく紹介しています。

そして最後に、
それぞれの神様のご利益を「一覧」にまとめてみました。d^^


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七福神の名前と意味

現在の日本で、七福神は 最も人気のある神様かもしれません。

『七福神』とは、日本で信仰されている七柱の神で、
「恵比須天・大黒天・寿老人・毘沙門天・福禄寿・弁才天・布袋尊」
七つの神様の総称です。

七福神は、異なる国(インド・中国・日本)の様々な神様たちが、
力を合わせて、人々に福をもたらすと考えられました。


ちなみに、七福神を英語に訳すと、
Seven Lucky Gods(The Seven Deities of Good Fortune [Luck] となります。


七福神の名前の意味と由来

日本には、七福神の神様たちにお願いをして歩く「七福神巡りの霊場が数多く存在し、
一月一日から七日までの間に、七福神を参拝する人が多く見られるようになりました。

七福神は、名前にちなんだご利益や、
意味・由来などが存在しているのも、魅力のひとつです。d^^


では、それぞれの神様について、
意味由来などを、詳しくみていきましょう♪


七福神の「名前の覚え方」と「特徴」については、
別途 詳しく説明していますので、そちらの記事を参照してください。


  • 七福神の名前の意味と由来は!?「恵比寿天」『恵比寿天』

    恵比寿は、七福神のうちで 唯一の日本古来の神様です。

    日本神話の、伊弊諾尊と 伊弊舟尊の間に生まれた、
    蛭子尊(ヒカルノミコト)と言われています。
     ※ 伊弊諾尊(イザナギノミコト)/ 伊弊舟尊(イザナミノミコト)

    もともとは、漁民の守護神で「大漁追福」の神とされてきましたが、
    やがて福の神として、「商売繁盛」や「五穀豊穣」をもたらす神様となりました。

    えびっさん、えべっさん、おべっさんなどと呼ばれることも多く、
    恵比寿という表記をはじめとして、
    恵比須・恵美須・戎・夷・胡・蝦夷・蛭子など、多くの漢字表記があります。


  • 七福神の名前の意味と由来は!?「大黒天」『大黒天』

    大黒天は、インドで「マハーカーラ」神と呼ばれる、
    ヒンドゥー教のシヴァ神の化身のことです。

    マハーが「大」、カーラが「黒」を意味するので、
    『大黒天』という名前が付きました。

    仏法守護の神として伝来したのですが、
    後に、日本神話の大国主(オオクニヌシ)大神と結びついて、
    「財福」や「食物」をもたらす神様、福の神として信仰されました。

    「大国」と「大黒」の読みが、
    共に『だいこく』となることから、習合したとされています。


  • 七福神の名前の意味と由来は!?「寿老人」『寿老人』

    中国の道教の神で、南極老人星の化身とされています。

    竜骨座という星座の中に、
    「カノープス」と呼ばれるきわめて明るい星があり、
    この星は、中国ではかつて、「寿星」または「南極老人星」と呼ばれていました。

    この星を人格化したものが、寿老人なのです。

    日本では、健康・長寿を授ける「白鬚明神」とされることもあります。


  • 七福神の名前の意味と由来は!?「福禄寿」『福禄寿』

    中国の道教の神で、天南星(南極星)の化身とされています。

    福禄寿と寿老人は「同一神」とされることもあり、
    日本では、二様に描かれた同一人物を別人として、
    それぞれを別の神様として、七福神に加えたと言われています。

    福禄寿は、固有名詞ではなく、
    道教で理想とされる「福」と「禄」と「寿」から、名前が付けられています。
    (幸運と子孫に恵まれること・金銭に恵まれること・長生きすること。)

    こうした三つの得を具備し、人徳をもった神さまであるところから、
    寿老人の鹿に対して、亀や鶴を懐かせていたと言われています。


  • 七福神の名前の意味と由来は!?「毘沙門天」『毘沙門天』

    毘沙門天は、四天王の一神で、
    財宝の象徴である「北方の守護神」です。

    ルーツは、インドのヒンドゥー教のクペーラ神で、
    仏教とともに、戦いの神様としての伝来しましたが、
    財運を授け、大願成就を助ける福徳増進の神として 信仰されるようになりました。

    中世以降は恵比寿、大黒に並ぶ人気を誇るようになり、
    江戸時代以降は、勝負事にご利益があるとして崇拝されるようになりました。

    日本では、四天王の一尊とする場合は「多聞天」、
    独尊とする場合は「毘沙門天」と呼ばれていて、
    甲冑を身に付けた姿は、恵比寿の古い形態ともいわれています。


  • 七福神の名前の意味と由来は!?「弁財天」『弁財天』

    弁財天は、七福神のうちで 唯一の「女性の神様」で、
    もともとは、
    インドのヒンドゥー教の女神、サラスヴァティー神です。

    ヒンドゥー教では、梵天(ぼんてん)の妃ですが、
    後に日本の神と習合して、音楽・財福・知恵の徳のある天女とされました。

    水の神さまであるところから、海辺や湖辺に祀られることが多く、
    「三弁天」と呼ばれる、江ノ島・竹生島・厳島に祀られるものは有名です。

    弁財天を本尊とする建物は、弁天堂・弁天社などの名前が多くみられます。


  • 七福神の名前の意味と由来は!?「布袋尊」『布袋尊』

    布袋尊は、七福神中 唯―の実在人物で、
    中国の唐末、戦国時代に実在したとされている禅僧、
    弥勒菩薩の化身とも言われています。

    日本では、鎌倉時代から禅画の題材として取り入れられ、
    富貴繁栄・円満な人格などをもたらす神様とされてきました。

    布袋という名前は、大きな袋を背負っていたことから付けられた俗称です。


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まとめ「七福神の名前(読み方)とご利益」

七福神の神様について、
それぞれの名前の意味や、由来についてはわかりましたね。


上述で、開運のご利益についても少し触れていますが、
必ずとも、ひとつとは限らず、
それぞれの神様には、意外といくつかのご利益があるんです。

そこで、最後のまとめとして、
この七人の神様の名前(読み方)主なご利益について、一覧にまとめてみました。

名前読み方主な開運ご利益
恵比寿天えびすてん日本商売繁盛・除災招福・五穀豊穣・大魚守護
大黒天だいこくてんインド五穀豊穣・子孫愛育・出世開運・商売繁盛
寿老人じゅろうじん中国幸福長寿・家庭円満・延命長寿・福徳智慧
福禄寿ふくろくじゅ中国財運招福・延命長寿・立身出世・招徳人望
毘沙門天びしゃもんてんインド武道成就・降魔厄除・家内安全・夫婦和合
弁財天べんざいてんインド恋愛成就・学徳成就・諸芸上達・福徳施与
布袋尊ほていそん中国千客万来・家運隆盛・家庭円満・商売繁盛



「へぇ~、
 布袋さんって、中国のギタリストだったんですね~ w」


「だ・か・ら … 違うってぇ!!」

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