家の近所で、
スズメバチらしき、大きなハチが飛んでいたるのを見た~っ(汗)
夏から秋の時期にかけて、スズメバチによる被害が増加します!
スズメバチの生態や、巣の駆除など、
ニュースやTVの特集などでも、よく見かけるようになりますね。
近年では、住宅地でも生息できるスズメバチが急増中で、
万が一 刺されたら、最悪の場合、生命を脅かす危険性だってあります。
「スズメバチ」と言っても、
実は、いくつかの『種類』があるのはご存じですか?
当然ですが、その種類によって、
巣を作る場所や、活動時期にも違いがあるんです!
『スズメバチの種類による特徴!』
「巣の場所」や「危険な時期」などを認識しておきましょう♪
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スズメバチの種類
意外と知られていないかもしれませんが …
世界のスズメバチの種類は 30種類以上、
日本でも、10種以上のスズメバチの種類がいると言われています。
そのなかでも、最近 都会で生息できるスズメバチ、
「キイロスズメバチ」と「コガタスズメバチ」が、住宅地でも急増中です。
(※北海道産のキイロスズメバチは「ケブカスズメバチ」と呼ばれます。)
スズメバチの種類の見分け方と特徴
まずは、
どうやって、スズメバチの種類を見分けることができるのか?
主な「スズメバチの種類の見分け方」と、「種類による特徴」をみてみましょう。
スズメバチの種類の見分け方
よく見ると、スズメバチの種類によって外見がそれぞれ異なり、
その見分け方は、以下の様に区分けすることができます。
<↑ クリックで拡大します!>
とは言え、じっくり観察できる場合ならともかく、
飛んでいるスズメバチを見て、種類を見分けるのは ちょっと困難かもしれませんね d^^;
「こんな見分け方で種類を分類できる!」という、参考までに …。
スズメバチの種類による大きさと特徴
次は、「種類による特徴」を確認してみましょう。
- ヒメスズメバチ(Vespa ducalis)
[大きさ]
女王バチ 24~27mm・オスバチ 24~27mm・働きバチ 24~27mm
[営巣場所・特徴]
出現時期が遅く、土中・天井裏・物置の中など閉鎖空間に営巣。
巣は釣鐘状で 下の方は開放されていて巣盤が見え、電灯のような形をしている。 - キイロスズメバチ(Vespa simillima)
[大きさ]
女王バチ 25~28mm・オスバチ 20~24mm・働きバチ 19~24mm
[営巣場所・特徴]
スズメバチの中では小型で、出現時期は早く、
軒下や木の枝などの開放空間床下・天井裏・樹洞などの閉鎖空間に営巣。 - モンスズメバチ(Vespa crabro)
[大きさ]
女王バチ 28~30mm・オスバチ 25~28mm・働きバチ 21~28mm
[営巣場所・特徴]
壁間・樹洞・天井裏など閉鎖空間や、稀に軒下などにも営巣。
天井裏に営巣することが最も多く、巣は鐘状で底が抜けている。
営巣場所が狭くなると引っ越しをする習性がある。 - オオスズメバチ(Vespa mandarinia)
[大きさ]
女王バチ 43~45mm・オスバチ 35~40mm・働きバチ 27~40mm
[営巣場所・特徴]
スズメバチの中では最大種で、地中や樹洞などの閉鎖空間に営巣。 - コガタスズメバチ(Vespa analis)
[大きさ]
女王バチ 28~29mm・オスバチ 20~26mm・働きバチ 21~27mm
[営巣場所・特徴]
スズメバチの中では中型種で、軒下や木の枝などの開放空間に営巣。 - クロスズメバチ(Vespula flaviceps)
[大きさ]
女王バチ 15mm前後・オスバチ 12~14mm・働きバチ 10~12mm
[営巣場所・特徴]
稀に天井裏や樹洞など閉鎖空間にも営巣するが、大部分が土中に営巣する。
体長が小さく、出現時期は早いが 活動期間は極めて長い。 - チャイロスズメバチ(Vespa dybowskii)
[大きさ]
女王バチ 30mm前後・オスバチ 20~27mm・働きバチ 19~24mm
[営巣場所・特徴]
キイロスズメバチやモンスズメバチの巣に、女王バチが単独で入り込み、
相手の女王バチを殺して巣を乗っ取る。
比較的稀な種で、やや小型だが 攻撃性・威嚇性は強く、出現時期はやや遅い。
巣に近づくと、地上付近を群をなして飛び回る独特の威嚇行動をとります。
(写真参照)
01. キイロスズメバチ(http://zakki.partials.net/)
02. ヒメスズメバチ(http://www.8hiro.com/)
03. モンスズメバチ(http://www2u.biglobe.ne.jp/~vespa/)
04. オオスズメバチ(http://tmxhondo.sakura.ne.jp/)
05. コガタスズメバチ(http://www.hachikujoyasan.jp/)
06. クロスズメバチ(http://green.xgoo.jp/cdn/life/unno/)
07. チャイロスズメバチ(http://www.8hiro.com/)
スズメバチの危険度が高い時期
スズメバチの活動時期は、主に春~秋なのですが、
巣の活動が活発となる『分巣活動期』と言われる時期が危険です。
女王バチは、6月頃から巣作りを開始しますが、
この時期は 巣がまだ小さいので、気がつかないことも多いです。
最も攻撃性が増す「危険な時期」は、
種類によっても違い、主に以下の時期となります。
モンスズメバチ | 7~8月 |
キイロスズメバチ | 7~10月 |
コガタスズメバチ | 7~10月 |
ヒメスズメバチ | 8~9月 |
オオスズメバチ | 8~10月 |
チャイロスズメバチ | 9~10月 |
これらの時期に、スズメバチの巣へと近づくのは非常に危険です!
元来攻撃性の強い「オオスズメバチ」や「キイロスズメバチ」はもちろん、
比較的おとなしい性質の「ヒメスズメバチ」「コガタスズメバチ」などの種類でも、
近づくだけで、威嚇・攻撃へと移る場合があります。
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スズメバチが巣を作る場所
スズメバチの巣といえば、
木々の多く茂った、山間部に作るイメージがありませんか?
もちろん、巣を作る場所選びの条件として、
「餌が豊富なところ」というのは外せません。
(スズメバチの餌は、毛虫やイモムシ・アブなどの昆虫です。)
山などでは、なかなか巣を見つけることは難しいと思うんですが、
日常生活では、意外と見つけることができます d^^
スズメバチの種類によっても、少し違ってきますが、
巣を作る場所には、割と傾向がはっきりしているからです!
- 自然豊かで餌が豊富な場所
- 水気がない場所
- 風の影響を受けにくい場所
- 周囲の空間が開けた場所
スズメバチが巣を作りやすい場所として、
例えば、天井裏・軒下・床下・壁の隙間・戸袋・車庫などが挙げられますが、
なかでも、一番多く見つけやすいのが「屋根の軒下」です。
住宅地で巣が作られる主な場所
家の付近で、頻繁にスズメバチが確認できたら要注意です!
「住宅地」でスズメバチの巣が作られそうな、主な場所を確認しておきましょう♪
- 「軒下」
住宅地で一番多く、発見しやすい場所が軒下です。
単純に雨を凌ぎすいですし、
民家の近くには、オオスズメバチや 熊などの外敵が居ませんから。 - 「換気口」
床下の換気をするための、換気口が壊れていて、
その隙間から出入りして、巣を作るという場合が特に多いです。
なので、換気口の蓋にできた穴は、早めに塞ぐよう修理することをオススメします。 - 「物置の中」
木造やトタンの物置は、隙間が多かったりするのでよく巣を作られます。
スズメバチの巣は、明るい入り口付近に作りやすいので、
物置のドアを開けた瞬間に「攻撃」されるという場合も少なくないです。
また、入り口付近に作らない時は、置いてあるダンボールや靴箱など、
空間があって、出入りしやすいものに巣を作る傾向があります。 - 「屋根裏」
築年数がたっている家ほど、巣を作られやすい傾向があります。
なぜなら、屋根などが錆びたりして、穴があいたりしているところが多く、
そこからスズメバチが入って巣を作る!というケースが多いようです。 - 「庭木」
茂っている木が多いほど、巣を作りやすいです。
なので、枝が密集するような木は避ける!
もしくは 剪定をこまめにして、密集させないようにすることが大切です。
他にも、庭に置きっぱなしのプランターやタイヤなど、
スズメバチが出入りできるスペースがあって、雨や風を凌げそうな物も注意が必要です!
軒下などに巣をつくるのは、キイロスズメバチが多いですが、
天井裏や壁の隙間・戸袋など、密閉空間に好んで巣を作るのは、モンスズメバチに多いようです。
また、オオスズメバチのように、
土の中や 木の根元など、非常にわかりにくい場所に巣をつくる種類もいます。
スズメバチの巣がある場合、
これらの場所の決まったところから、頻繁に出入りするので、
巣があるかを見極めるには、ちょっと離れたところから しばらく観察してみましょう♪
そして、もし頻繁に出入りするようでしたら、
自治体や業者に連絡をして、見てもらってください。
むやみに巣がありそうなものを、動かしたりすると、
万が一、スズメバチの巣があった場合、一気に襲いかかってくるので、
むやみに動かしたりしないことが、非常に重要です。
また、怪しくなくても、
巣を作りやすい物を動かす時は、くれぐれも注意するようにしましょう!
駆除業者によっては、巣を探すところから やってくれるところも少なくないようです。
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