洗濯物の干し方!
「長短干し」「V字型」「アーチ型」
最も早く乾かすことのできるのは、はたして どれっ!?
雨の日はもちろん、
特に梅雨の時期は、部屋干しする機会も多くなります。
また、近年は ライフスタイルの変化から、
夜に洗濯して 室内に洗濯物を干す人も、増えているのではないでしょうか?
しかし、室内に洗濯物を干すことは、
部屋の結露やカビの発生、洗濯物の臭いなどの原因になると言われています d^^;
「乾かない部屋干しの洗濯物って、独特の臭いがして超不快 …」
梅雨の季節に気になるのが、室内に干した衣類の「部屋干し臭」。
「濡れたままの状態が続くと、洗濯物の雑菌やカビは繁殖する一方!」
環境にもよりますが、部屋干し臭は、
「干してから5時間後」くらいから、臭いが発生してきます。
つまり、少しでも早く乾かすことが、
部屋干し臭を防ぐ大きなポイントとなります d^^
今回は、『部屋干しで洗濯物が早く乾く干し方』の紹介です♪
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洗濯物を部屋干しで早く乾かす
室内干しをする場合、部屋の中では風がありません!
カーテンレールに、洗濯物を干しているのをよく見かけますが …
窓や壁際は、空気の流れが悪くて乾かないので、
室内干しのスタンドを使って、できるだけ空気が流れやすい場所に干すようにしましょう♪
部屋干しのコツは、
- 部屋の中央に干す!
- 風を当てる!
- 空気の温度を上げる!
- 除湿する! など、他にもいくつかありますね♪
これらと併用して、
「洗濯物の干し方」をちょっと変えるだけで、早く乾かす事が可能になります!
早く乾く洗濯物の干し方
「洗濯物同士の間隔をあけて干す」というのは、もはや常識ですよね!?
さらに、洗濯物を干す場合は、空間を確保するため、
長さや厚さの違う洗濯物を、交互に並べて干す「長短干し」が、
従来までは、「早く乾く」と言われていました。
ところが …!
現在では、
「アーチ干し」が、より早く洗濯物が乾くことがわかっています。
この「アーチ干し」の結果は、
日本繊維製品消費科学会で、2013年に発表されました。
洗濯物が早く乾く「アーチ干し」
風がないところで 空気の流れを作りたい!
そんな場合は、この「アーチ干し」!
両端に長い衣類を、中央に向かって短い衣類を吊るして、
「洗濯物の下に空間」を作ってやります。
そうすることで、空気が洗濯物の水分を吸い取って、
上昇気流が起こり、洗濯物が早く乾くようになります d^^;
次の3つの効果が生まれるので、「アーチ干しが早く乾く」と考えられます。
- 両端の長めの衣類に風が当たりやすい!
- アーチ下部に大きな空間があるため、風が通りやすい!
- 脱水後の衣類のまわりは、外気温に比べて約1℃程度低いため、
煙突効果*に よって、アーチ下部の暖かい空気が上方向に流れ、乾燥速度が向上する!
煙突の中に、外気より高温の空気がある時、
高温の空気は、低温の空気より密度が低いため、煙突内の空気に浮力が生じます。
その結果、煙突下部の空気取り入れ口から、外部の冷たい空気を、
煙突に引き入れながら、暖かい空気が上昇する現象をいいます。
「アーチ干し」で乾かす時間を短縮
「アーチ干し」によって、両側の長めの衣類や、中央の衣類も、
下の空間が空いているので、風が当たりやすくなり、
他の干し方に比べ、10~20%早く乾くんです。
【洗濯物の干し方と乾燥時間】 | |
アーチ干し | 4時間 |
V字干し | 4時間30分 |
長短干し | 4時間30分 |
ライオン(株)の実験では、
それまで、早く乾くと言われていた「長短干し」や「V字干し」より、
時間にして、「15分~30分早く乾く」という結果となっています。
洗濯物を部屋干しで早く乾かす「まとめ」
もう少しだけ、気を遣えば、
さらに効率的に、洗濯物を乾かすことができます!
最後に、
「部屋干しのまとめ」として、確認しておきましょう♪
- 外側に長い衣類、内側に向かって短い衣類を干す「アーチ干し」にする!
- 洗濯物の間隔を、10cm以上あけて干す!
- 厚手の衣類を外側に、薄手の衣類を内側に干す!
- 綿などの乾きにくい素材を外側に、化繊などの乾きやすい素材を内側に干す!
- 乾いたものから取り外し、空間を作っていく!
- 途中で上下を入れ替えて、さらに乾きやすくする!
例えば、
- 乾きやすい洗濯物は「針金ハンガー」に …
- 綿シャツは「分厚いハンガー」に …
- トレーナーは「丸いハンガー」に逆さ吊り … など
洗濯物によって、ハンガーを使い分けるのも効果的ですね♪
部屋の湿度が高くて、扇風機を使用しても充分乾かない場合は …
- エアコンや除湿機で室内の除湿を行う
- 衣類乾燥機などで洗濯物を乾燥する
- 洗濯物にアイロンをかけて乾かす などが効率的です。
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