「お中元」を頂いた場合、「お礼状」を出すのがマナーです。
では、ビジネスのお中元の場合は?
お礼状のはがきは、どう書けばいいのか?
例えば、親しい間柄や知人なら、
電話やメールで、お礼を伝えることもあるかもしれません。
しかし、
電話やメールでのお礼は、あくまでも「略式」で、
「正式」には、お礼状を出すのがマナーです。
特に、取引先など ビジネスでのお中元の場合には、
さらに、細心の注意を心がけなければなりませんね d^^
「お中元のお礼状!ビジネス用はがきの書き方」について、詳しく紹介します。
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お中元のビジネス用お礼状
お中元を頂いた場合には、
なるべく早く、「お礼状」を出す事を心がけましょう。
正式なお礼状は、便箋に手書き(縦書き)をするのが基本です。
ところが、ビジネスのお礼状の場合、
便箋を使わずに、「はがきのお礼状」の場合もあります。
たくさんのお中元が届く企業などでは、
「はがきに印刷したお礼状」を用いる場合もあります。
お中元のお礼状はがきの書き方
お礼状のはがきを書く場合、
「全体流れ」を把握しておくと、スムーズに書くことができます。
- 頭語(拝啓)
- 時候の挨拶(季節を表わす言葉)
- 先方の健康状態や商売の様子など
- お中元をいただいたお礼
- 健康を気づかう言葉など
- 結びの言葉
- 結語(敬具)
この「全体流れ」がわかったところで、
すらすらと はがきを書ける人は、なかなか少ないのではないでしょうか?
正直言って、「で?!」って感じじゃないですか?
お礼状はがきの例文とポイント
では次に、お礼状はがきの例文を見ながら、
上記の「はがき全体の流れ」を、確認していきましょう♪
ビジネス用お中元のお礼状 例文
- ① 頭語(拝啓)
- ② 時候の挨拶(季節を表わす言葉)
- ③ 先方の健康状態や商売の様子など
- ④ お中元をいただいたお礼
- ⑤ 健康を気づかう言葉など
- ⑥ 結びの言葉
- ⑦ 結語(敬具)
これなら、理解できますよねっ d^^;
お礼状のはがきを書くポイント
お礼状のはがきを書く場合、いくつかポイントがあります。
次は、ポイントとなる「お礼状の注意点」を見てみましょう♪
- お中元を頂いたことに対してだけでなく、
その心づかいに対して、感謝の気持ちを伝える - 内容が紙面に入り切らない場合には、宛名・日付・差出人名を省略する
- 公的なお礼状を、妻が夫に代わって書く場合、
夫の名前の左下に、「内」と小さめの字で記する - 改まった手紙の場合、「頭語」と「結語」を組み合わせて用いる
「頭語」と「結語」を組み合わせて … と言っても、
使う機会も、なかなか少ないのではないでしょうか?
では、
次に「頭語と結語の一例」を紹介しておきましょう♪
【頭語と結語の一例】
手紙の内容 | 頭語 | 結語 |
ふつうの手紙 | 拝啓 拝呈 啓白 | 敬具 拝具 敬白 |
改まった手紙 | 謹啓 恭啓 | 敬具 謹白 |
前文を省略する場合 | 前文をお許しください 前略ごめんください 前略 | かしく かしこ(女性用) 草々 |
返信の手紙 | 拝復 復啓 お手紙拝見しました | 敬具 拝具 お返事まで |
最後に「時候の挨拶」です。
ビジネス文書の場合、
常套句(じょうとうく)を用いれば、問題ありませんが、
「季節を表わす言葉」は、当然 時期が決まっています d^^
適切な季節の言葉を用いた挨拶文を、使用しなければなりません!
【お礼状に使える時候の挨拶(季節を表わす言葉)】
時期 | 季節の言葉 | ビジネス文例 |
7月 | ||
盛夏 | 7月全般 | 盛夏の候 貴社におかれましては益々ご清栄のことと心よりお慶び申し上げます。 |
小暑 | 7月初旬 | 小暑の候 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 |
大暑 | 7月下旬 | 大暑の候 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 |
8月 | ||
立秋 | 8月7日頃 | 立秋の候 貴社におかれましては益々御清祥のこととお慶び申し上げます。 |
残暑 | 立秋過ぎ | 残暑の候 平素は格別なご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 |
処暑 | 8月下旬 | 処暑の候 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 |
基本的に、お中元にはお返しは不要とされています!
もし、お返しをする場合には、
お礼状に「別便にて心ばかりの品をお送りしました」といった内容を記載します。
例えば、「御中元」のお返しに「御中元」を贈るのではなく、
「暑中御伺」「残暑御見舞」などとして、少しタイミングをずらすことをおすすめします。
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