「赤は暖かくて、青は冷たい!」
このイメージは、
おそらく、誰もが共感できると思います!
この様に、それぞれの色にイメージがあり、
心理的にも影響を与えて、なんらかの効果をもたらしているんです。d^^
物体には、それぞれの色がありますが、
そもそも、その「色」とは何かわかりますか!?
光が物体に当たった時に、
反射される光と、反射されずに吸収される光があります。
人が色として認識しているのは、その物体に反射した「光の色」なんです!
そのため、暗い場所では物の色が分かりませんよね d^^
ちなみに、すべての光を反射している場合には「白」に見え、
逆に、全ての光を吸収している場合には「黒」に見えます。
「色には、人の心理に働きかける効果があると言われています。」
ほとんどの人が、「ただの色」として認識しているかもしれませんが、
人の心は、無意識的に色の影響を受けているのです!
『心理状態へ与える、色のイメージ効果』について理解し、
色の役割や 持っているイメージを、
用途や目的に応じて、意図的に使用する参考にしてみましょう♪
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色の心理的効果
「色を認識する」ということは、
光を介して、人の脳の中枢部分に伝えられるモノでです。
そのため、なにげなく見ている色でも、
その色には、「人の心理や神経に影響するメッセージ」が込められているため、
見る人の心の働きに大きく作用し、多くの心理的効果を受けているのです。
もちろん、無意識のうちにです!
それぞれの色が持つ印象効果のことを「色彩感情」といい、
その色が、何かと結び付いて連想されることを「色彩象徴」といいます。
その代表的なモノのひとつに、「色のイメージ」があります d^^
色のイメージ
それぞれのカラーには、イメージを与えるという役割があり、
特に、味覚に対しての色の働きは、かなりの影響力があると言われています♪
例えば、実際に食べる前に、
「美味しそう」とか、「不味そう」と思うのも、
まずは「見た目(つまり 色彩り)」を見て、感じていることなんです。
食べ物だけではなく、
すべてのモノに対して、色のイメージは影響を与えています!
代表的な色のイメージ
では、「色」にはどういったイメージがあるのか!?
色の役割や、持っているイメージを知っていれば、
色に意味を持たせて、意図的に使用することができます。
まずは、
代表的な色のイメージを見てみましょう♪
赤(レッド) | |
イメージ | 生命・活動的・情熱的・衝動的・破壊・暴力 |
橙(オレンジ) | |
イメージ | 家庭・仕事・自由・暖かい・深い知恵・推察力 |
黄(イエロー) | |
イメージ | 好奇心・向上心・知識・幸福・軽快・カジュアル |
緑(グリーン) | |
イメージ | 穏やかさ・調和・自然・平和・バランス・協調 |
青(ブルー) | |
イメージ | 平和・安全・冷静・誠実・清潔・若い・爽やか |
青紫(ブルーパープル) | |
イメージ | 精神・孤独・気品・厳粛・崇高・宇宙 |
紫(パープル) | |
イメージ | 優雅・高貴・魅力的・非現実的・霊的・神秘 |
白(ホワイト) | |
イメージ | 清潔・潔さ・美しさ・純粋・神聖・天国 |
灰(グレー) | |
イメージ | 調和・憂鬱・不安・過去・薄暗い・思い出 |
黒(ブラック) | |
イメージ | 暗闇・死・恐怖・悪・沈黙・高級感・男性的 |
銀(シルバー) | |
イメージ | 冷たさ・金属・洗練・硬い・上品 |
金(ゴールド) | |
イメージ | 成功・高級・富・頂点・輝き・豪華 |
冒頭の様な、超わかりやすい例で言うと …
赤色からは「暖かさ」を感じ、青色は「冷たさ」を表現するのに適しています。
もし反対に、
「冷たい」と赤色で、「暖かい」と青色で書いてあったとしたらどうでしょう!?
おそらく、ほとんどの人が、違和感を感じずにはいられませんよね d^^;
色の寒暖感
人間は、色から温かみ(暖かみ)や、冷たさ(寒さ)を感じ、
この性質は「普遍的」と言うことができます!
五感を使って、色の波動(電磁波)を感じ取っているため、
視覚を封鎖しても、ある程度色を感じ取ることができるんです。
例えば、
暖色または寒色に囲まれた、同じ温度の部屋に身を置くのでは、
「体感温度が約3℃違う」と言われています。
また、暖色と寒色それぞれに染められた、
同じ温度の水に手を入れても、同様の現象が起きます。
この様な「色の寒暖感」を理解しておけば、
用途や目的に応じて、ベースとなる色を考える際の参考になります。d^^
そのあたり、もう少し詳しくみてみましょう♪
色の分類による季節感
上述の様な「色の寒暖感」は、どう分類されているのか!?
色の理論(属性)の面から理解して、
さらに細かく「季節感」として、4分類してみましょう♪
色群の分類
色には、「色の三属性」と呼ばれる、
「色相」「明度」「彩度」の3つの要素があります。
これらの要素に、
ブルーベースの「クールシェード」と、
イエローベースの「ウォームシェード」に分類される、
「色群」を考慮することで、季節感を演出することができます!
- 「ブルーベース」
ブルーベースのカラーは、
全体的に青みを帯びた「クールシェード」の色群。都会的で、人工的な印象を作りやすい色群! - 「イエローベース」
イエローベースのカラーは、
全体的に黄みを帯びた「ウォームシェード」の色群。自然的で、天然的な印象を作りやすい色群!
同じ色群の中から色を選ぶと、どのような組み合わせでも、
どれだけ色数が多くても、調和しやすい配色となります。
色の4分類と季節感
では 最後に、
色の要素から、「春・夏・秋・冬」の4つに分類して、
それぞれのタイプについて、詳しくみてみましょう♪
- 「Spring タイプ」
- 色の印象:明るく、鮮やかな印象
- 色のイメージ:春に芽吹く新緑や、満開のお花畑
- 色相(色み):黄み(イエローベース)
- 明度(明るさ):高明度(明るめ)
- 彩度(色の強さ):高彩度(鮮やかめ)
- 配色(色の組み合わせ):メリハリ・ハイコントラスト・際立ち・変化
- 「Summer タイプ」
- 色の印象:明るく、穏やかな印象
- 色のイメージ:初夏の梅雨時期のミストがかった風景
- 色相(色み):青み(ブルーーベース)
- 明度(明るさ):高明度(明るめ)
- 彩度(色の強さ):低彩度(色み弱め)
- 配色(色の組み合わせ):グラデーション・ローコントラスト・まとまり・統一
- 「Autumn タイプ」
- 色の印象:暗く、穏やかな印象
- 色のイメージ:秋にこっくりと色づく山々の紅葉
- 色相(色み):黄み(イエローベース)
- 明度(明るさ):低明度(暗め)
- 彩度(色の強さ):低彩度(色み弱め)
- 配色(色の組み合わせ):グラデーション・ローコントラスト・まとまり・統一
- 「Winter タイプ」
- 色の印象:暗く、鮮やかな印象
- 色のイメージ:冬の夜空に煌めくイルミネーション
- 色相(色み):青み(ブルーーベース)
- 明度(明るさ):低明度(暗め)
- 彩度(色の強さ):高彩度(鮮やかめ)
- 配色(色の組み合わせ):メリハリ・ハイコントラスト・際立ち・変化
いかがでしたか!?
少し専門的で、難しく思えてしまうかも知れませんが …
これらの様に、
色の属性や要素によって、明確に分類することができるのです。d^^
漠然とした色の印象や、イメージだけではなく、
意図した「色の心理的な効果」が、
あらゆる面で影響を及ぼしていることが、理解できたでしょうか?
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