多色使いの服と言えば …
最近では、
きゃりーぱみゅぱみゅの衣装や、
小道具・セットなどが代表的で、わかりやすいですよね♪
奇抜な色を、やたらに使っている様に見えても、
「おそらく、理論に裏付けられた配色がされている」であろう事は、
素人目にみても、わかりますよねっ!?
そう言えば …
「目立つ色だけの多色使い」という、やたら奇抜な組み合わせも、
ファッション化された時代が、一時ありましたね~ d^^;
古いところでは、志茂田景樹さんとか、
ちょっと前では、シノラーファッションとか …。
でも、見方によっては「ただの危ないオジサン」、
もしくは、「かなり痛い人」にしか見えません!
えっ!「誰? 2人とも知らない!」って!?(爆)
ともかく、
「危ない人」「痛い人」にならないための、『服の色の組み合わせ方』です!
デザイン関係で、色には精通している管理人が、
色の組み合わせ方について、超わかりやすく解説します♪
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色の基本と組み合わせ
例えば、酷い色を組み合わせた服装を見ると、
女性の不快感は、男性の数倍にもなってしまうらしいです。
なぜなら、女性の色彩感覚は、
「DNAレベルで、遙かに男性よりも敏感」だからなんです!
女性はもちろん、特に男性は、
服装の色のチョイスや 組み合わせには、充分注意したいものですね d^^;
色の基本と表現
一口に「色」と言っても、
色の表示には、さまざまな方法があります。
まずは、色を表現するのに使われる、
「色の三属性」について、見ていきましょう♪
色相・明度・彩度の、3つの要素で表わされることが多く、
この3つをまとめて、「色の三属性」と呼んでいます。
- 「色相」とは、赤・青・緑のように、色味の違いのことを言います。
また、
色相が、順番に移り変わっていくことを利用して、
色を環状に配置したものを、色相環と呼びます。 - 「明度」は、色の明るさを表す言葉で、
すべての色で、最も明るい色が「白」、最も暗い色が「黒」となります。
明るい色は、「明度が高い」「高明度色」、
暗い色は、「明度が低い」「低明度色」のように、高低で表現します。 - 「彩度」は、色の鮮やかさを表し、
明度と同様に、「高彩度色」「低彩度色」などと表現します。
彩度の高い色は、派手に感じられ、
反対に、彩度の低い色は、地味になっていきます。
「比較的、明度と彩度の近い色をグループ分け」したものです。
同じトーンと呼ばれるものにも、
配色のシステムによって、さまざまな種類があります。
単に、色をまとめるだけでなく、
トーン全体で、印象を与えることができるようになります。
色の組み合わせ理論
色の基本がわかったら、
次は、いよいよ 組み合わせですねっ♪
「色の組み合わせ方には、理論があります!」
その配色の理論を知らなければ、
組み合わせる色の数が、多くなればなるほど、
おそらく、「めちゃくちゃな色の組み合わせ」になってしまいます。
ところが、この配色理論を勉強するとなると、
それこそ、専門の資格が取得できてしまうほど、
かなりたくさんの知識が、必要となってしまいます。
なので、今回は、
「色の組み合わせの初歩」を説明します。
これを知っているだけでも、かなり役に立つ優れモノですよっ♪
簡単で超便利な「服の色の組み合わせ方」
突然ですが、「12色相環」って知ってますか?
12色の色を、リング状に並べた、
「配色の基本となるカラーチャート」です。
12色相環は、でたらめに色を並べているわけではなく、
色の関係が一目で分かる様に、工夫されたチャートなんです。
2色の組み合わせの場合、
単純計算で、12×12=「144通り」もあります!(同色組み合わせ 含)
3色の組み合わせの場合、12×12×12で「1,728通り」。^^;
4色の組み合わせとなると、
「20,736通りの組み合わせ」になってしまいます。(汗)
では、
「どうやって、これらの色を組み合わせたらいいのか … ?!」
調和理論「12色相環」
簡単な配色の理論に、「色相分割法」という理論があります。
色相分割法とは、スイスのヨハネス・イッテンが考えた、
独自の色相環を使った「調和理論」です!
一見、ちょっと難しく思えるかもしれませんが …
こんな「色相のリング」を見たことないですか?
そう! これが「イッテンの色相環」です d^^
まずは、
この「12色の色相環」を覚えてしまいましょう♪
12色といっても、実質「赤」「黄」「青」の3色で、
他の色は、中間の色になるだけなので、超簡単です!
ちなみに、管理人の場合 …
「赤・赤紫・紫・青紫・青・緑青・青緑・緑・黄緑・黄・黄橙・橙」と、
3秒もあれば、超早口でスラスラと言うことができますよっ(笑)
色相環での「色の組み合わせ」
色相環の中を、幾何学的に分割して、
規則的に色を組み合わせると、調和しやすい色の組み合わせとなります!
んっ?
幾何学的に分割して、規則的に組み合わせ!? ^^;
これまた、難しそうに思えますが …
わかりやすく言うと、
「色相環さえ覚えれば、あとは位置関係で、
色の組み合わせを選ぶことができてしまう!」ということです♪
ほらっ、簡単でしょ!
もちろん、選ぶ色のトーンは自由です。
では、具体的にみてみましょう♪
- ① ダイアード(2色配色)
色相環を2分割した「補色の組み合わせ」 - ② トライアド(3色配色)
色相環を3分割した「正三角形の組み合わせ」 - ③ テトラード(4色配色)
色相環を4分割した「正方形の組み合わせ」 - ④ ペンタード(5色配色)
色相環を3分割したトライアド「3色+白+黒の組み合わせ」 - ⑤ ヘクサード(6色配色)
色相環を6分割した「六角形の組み合わせ」(⑤A)
または、
色相環を4分割したテトラード「4色+白+黒の組み合わせ」(⑤B)
「イッテンの配色理論」では、
上記の5つが、代表的な色の組み合わせなんですが、
服のコーデで使用機会が多いのは、2色~3色の組み合わせが中心となります。
と言うことは …
①のダイアードと、②のトライアドだけ!
4色の組み合わせであれば、
さらに、③のテトラードをマスターしておけば困りませんね♪
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