お中元を贈る時期って 7月だよねっ?
えっ、8月じゃなかったっけ?!
さて、どちらが正しいのでしょう …。
結論から言うと、どちらも正解です!
どちらも間違っていない!と言ったほうが、近いのかもしれません。
なぜなら、
お中元の時期には、地域による違いがあるからです d^^;
「地域によってお中元の時期が違う!?」
それは、いったいどういう事で、
それぞれの、お中元の時期はいつなんでしょう?
「関東と関西での時期の違い」にとどまらず、
「全国的な地域によるお中元の時期の違い」を、徹底リサーチしてみました!
「お中元にまつわるマナー」についても、紹介しています♪
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お中元の時期とマナー
「お中元」は、日ごろお世話になっている方に、
贈り物をして、感謝の気持ちを届ける慣習です。
なぜなら、「上半期の区切り」を意味しているからです。
一般的に、お中元の時期は、
7月初め~中頃(土用の入り前)までとされています。
お中元の時期は関東と関西で違う
お中元を贈る時期は、
関東や関西など、地域によっても少し異なる場合もあります。
主に関西地方などの、8月にお盆を行う地域の方へは、
少し遅い時期の「8月初めから中頃まで」に贈ることが多い様です。
関東と関西で、約1ヶ月ほどお中元の時期が違うのは …
- 関東では、
上半期を新暦(現在の暦で 1月~6月)としている! - 対して、関西では、
旧暦(現在の暦で 2月~7月)に準じている!
という事が、時期の違いの要因となっているからです。
「じゃあ、結局いつなのよっ!」Σ^^
地域によるお中元の時期の違い
では、さらに突っ込んで …
そのあたりを、もう少し詳しくみてみましょう。
「地域によって異なるお中元の時期」を、
一覧表にしてみましたので、参考にしてみてください♪
【地域別お中元の時期】
地域 | お中元の時期 | 備考 |
北海道 | 7月15日~8月15日 | 北海道以外に住んでいる方からのお中元が、 7月上旬から届きはじめるため、北海道内のお中元の時期も、少しずつ早くなってきている様です。 |
東北・関東 | 7月1日~7月15日 | 最近では年々早くなる傾向があり、6月20日過ぎから始まる様です。 |
北陸 | 7月1日~8月15日 | 北陸地方は、地区によって違いがあります。 ・金沢など都市部では、 関東地区と同じお中元時期(7月1日~7月15日)が一般的です。 ・しかし、能登などの地方では、 関西地区と同じ 8月1日~8月15日が一般的となっています。 |
東海 | 7月15日~8月15日 | 最近では東京周辺(関東)の影響を強く受けて、 7月中旬頃までにお届けするご家庭が、増えてきている様です。 |
関西・近畿 | 8月1日~8月15日 | 最近では年々早くなる傾向があり、 京都・大阪のお中元時期では、デパートなどで手配をしても、 7月1日頃から配達することが多くなっています。 ※近年は、古くから関西にお住まいの方以外は、 7月中旬までにお届けするご家庭も、増えている様です。 |
中国・四国 | 7月15日~8月15日 | もともとは、関西地方と同じお中元時期でしたが、 年々早まる傾向にあります。 |
九州 | 8月初旬~8月15日 | 関西地方と同じ時期ですが、やはり年々早まる傾向があります。 |
確かにもともとは、関東と関西での時期の違いはあったものの、
西日本地域でも、年々早まっている傾向にあり、
以前ほどの「時期の差」はなくなっているのが、一覧で見るとわかりますよね♪
最近では、デパートなどの、お中元ギフト商戦の影響もあってか、
少し早い、6月頃からお中元を贈り始める場合もあり、やはり時期が早まる傾向にある様です。
お中元のマナー
お中元を贈る時期も、ひとつのマナーとなります。
という事は、
ズレた時期にお中元を贈ってしまうと、マナー違反となってしまうワケです!
「ついうっかり …」と、
時期を逸してしまった場合は、どうすればいいのか!?
- お中元を贈る時期は過ぎてしまったし …
- かといって、そのまま贈らない訳にはいかないし …
もしも、贈るタイミングを逃してしまった場合は、.
「お中元」ではなく、「暑中見舞い(暑中御見舞)」として贈ります。
関東地域では、
立秋をすぎると、「残暑見舞い(残暑御見舞)」とするのが一般的です。
「暑中御伺い」として贈るのが、マナーとなります。
上述の「お中元を贈る時期」の他にも、
「こんな場合のマナーって?」と、
よくありがちなマナーの疑問について、いくつか見てみましょう♪
喪中の場合のマナーは?
お中元は、冒頭でも述べた様に、
日頃からお世話になっている方への「お礼」です。
当方、または 先方のいずれかが喪中であっても、差し支えはありません。
ただし、忌中(仏教では忌明け法要前、神道では忌明け祭前)の場合などは、
時期をずらして、「暑中見舞」または「忌中御見舞」や、無地のしで贈りましょう。
誰に贈るのがマナーなの?
お中元は、日頃の感謝の気持ちなので、
特に個人的な場合では、「誰に贈るか」「いつまで贈るか」は、
それぞれの事情によって、当然異なってきます。
一般的には …
- 仲人や媒酌人などの場合、3年間は最低必要とされています。
- お稽古ごとの先生や、主治医などの場合、
お世話になっている期間中は、お中元を贈るケースが多い様です。 - 幼稚園や学校、塾の先生などについては、贈る側の考えによって異なる様です。
- 勤務先の上司についても、同様の考え方なのですが、
ある意味、「ビジネスマナー」のひとつとなっている場合が多い様です。
今年だけ贈る場合は?
お中元には、「感謝の気持ち」はもちろん、
「これからも変わらぬお付き合いを♪」という意味も含まれています。
お中元は、毎年恒例となる贈り物なので、
「今年だけ特別にお世話になった」など、
今年(今回)だけお中元を贈る場合は、のし紙を「お礼」として贈りましょう。
お中元を貰った場合は?
上述の様に、お中元は「お礼」です。
お世話になっている方への、感謝のお礼であって、
「お祝い」ではないので、お返しの必要はありません。
お中元の時期とマナー「さいごに」
いかがでしたか?
お中元の時期を中心として、お中元のマナーについても、
個人的な考えを少々交えつつ、紹介してきました。
「お中元」本来の意味を踏まえて、さいごに「個人的な戯言」を …
「マナー」や「マナー違反」という言葉は、
厳密に言えば、当てはまらないのかもしれません。
ですが、
一般的に(もしくは 自分の周りで)、慣習となっていれば、
それにそぐわない様な行動は、
「マナー違反」の様になってしまう風潮があるのも現実です。^^;
失礼しましたっ!orz
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