句点!と 読点!
どっちがどっちだかは、もちろんわかりますよね?
そうです!
句点は「。」、読点は「、」ですねっ d^^;
しかし、それだけではありません!
これら句読点を使うには、
ちゃんとした「使い方の決まり」があるんです。
句点や読点の使い方によっては、
文章の意味自体が、変わってしまう事だってありますよねっ!
日本人として、日本語を使ってウン十年 …
はたして、あなたは正しく使えているのでしょうか?
いまさらですが、
『正しい句読点の使い方』を、しっかり再確認しておきましょう!
Sponsored Link
句点と読点
ご存知の様に、読点(、)は 文の途中で使います。
対して、句点(。)は 文の最後に使います。
仮に、
どっちが句点で どっちが読点かが、わからなかったとしても、
文章を書く時に、句読点を使わないという人はいませんよね♪
でも、
「ホントに正しく使えているか?」については、別問題ですよっ! d^^;
句読点の正しい使い方
句読点を用いる位置は、
多少間違っていたとしても、誤字や脱字ほどは目立ちません。
誤字や脱字の場合は、ある程度 読者側が認識できるので、
文の意味や内容については、伝わる場合が多いです。
ところが、
句読点(特に「読点」)が正しく使われていないと、
場合によっては、文自体の意味が変わってしまいます!
厄介なことに、
「この間違いは、読者側では認識できません!」
なぜなら、どちらともとれる意味を、
読点を用いる位置によって、決定しているからなんです。 d^^
「読点(、)」の正しい使い方
まずは、
「読点(、)の正しい使い方」から、見てみましょう♪
読点は、句点とは違って、
一文の中でも、複数回用いる場合もあります。
たくさんのパターンがあるように、思うかもしれませんが、
使い方のルールは、それほど多くはないんですよ! d^^
- 読点の使い方 1:
主語の後に、読点を打つ!
例文)私が、ブログの管理人です。 - 読点の使い方 2:
中止法の後に、読点を打つ!
例文)帰宅直後にご飯を食べてブログを読んだ。
→ 帰宅直後にご飯を食べ、ブログを読んだ。「中止法」とは、
助詞「て」を使わず、「、」で省略する表記方法で、
文と文とを 分けるところに、読点を用います。 - 読点の使い方 3:
接続語の後に、読点を打つ!
例文)記事の内容は決まった。しかし、まだ書き始めていない。 - 読点の使い方 4:
独立語の後に、読点を打つ!
例文)おお、これは完璧な内容だ。 - 読点の使い方 5:
並列関係にある語句の後に、読点を打つ!
(最後の語句の後は使用しない!)
例文)その情報はブログ、Twitter、Facebookで共有されている。 - 読点の使い方 6:
連体修飾部となった主語(主部)が長い場合に、読点を打つ!
例文)5,000円のフィギュアの、ケースを買った。修飾語がどこにかかるか、わかるところに読点を使います。
最後の「読点の使い方 6」の場合は、
文の意味自体が変わってしまうので、特に注意が必要ですね!
もう少し、詳しく見てみましょう♪
- 「5,000円のフィギュアの、ケースを買った。」
この場合は、「5,000円のフィギュア」が「ケース」を修飾しています。つまり、5,000円なのは「フィギュア」です。 - 「5,000円の、フィギュアのケースを買った。」
この場合は、「5,000円」が「ケース」を修飾しています。つまり、5,000円なのは「ケース」ということになります。
「句点(。)」の正しい使い方
では次に、
「句点(。)の正しい使い方」を、見てみましょう♪
ご存知のとおり、句点は 文の終わりに打って使います。
ビジネス文書などを作成する上では、
それ以外にも、
以下の様な「句点の使い方のルール」があることを、認識しておきましょう!
- 句点の使い方 1:
原則として、文の終わりには句点を打つ!
例文)文の終わりに、句点を打ちました。 - 句点の使い方 2:
文末に注釈の丸カッコ()を使う時には、丸カッコの後に句点を打つ!
例文)記事の文字数を制限しました(2,000文字程度)。 - 句点の使い方 3:
筆者名・クレジットなどを、丸カッコに入れて文末につける時には、
丸カッコの前に句点を打つ!
例文)この情報は、ブログにて発信されました。(NotePress ブログ) - 句点の使い方 4:
「!」や「?」で文が終る時は、句点を打たない!
例文)句点の使い方は、理解できましたか?
「読点」に比べれば、
句点の使い方のルールは、比較的簡単ですよねっ!
句点・読点の正しい使い方「さいごに」
いかがでしたか?
普段は、あまり意識せずに、
句読点を使った文を書いたり、読んだりしていると思います。
最近では、メールやSNS・ブログなど、
文章を書く機会は、多くなっている様に感じますが、
それと同じぐらい、
日本語や 句読点の使い方が、気になることも多くなっている様です。
日本語という活字を使って、せっかく発信するんですから、
正しい使い方で、正しく伝わる文章にしたいものですね♪
あっ、断っておきますが …
意味が誤解されずに、なおかつ、読みやすい見た目になる様にとの思いから、
あえて、「読点と改行を多めにした文を!」と、意識して書いてます♪
念のため …(ちょっと 言い訳を w)
句読点に関する苦情は、ご遠慮願います! m(_~_;)m
コメント
大変勉強になります。一つお教えいただきたい分があります。病院で検査のための通知文です。
「検査当日は朝から食事、水以外の飲み物、薬、タバコなどは一切摂らないでください。水は検査1時間半(6時30)から摂らないようお願いします。」
上記の文は、どのようにとらえたらよいのか、よろしくお願い致します。
コメントありがとうございます。
句読点を使用して、意味のわかる読みやすい文章にする!ということで宜しいでしょうか!?
(少しわかりにくかったのですが… 検査は8時~ということですよね?)
僭越ながら一例として書かせていただきます。
『検査当日は、朝から食事・水以外の飲み物(薬やタバコなど)は一切摂らないでください。
尚、水は検査の1時間半前(6時30分)以降には摂らないようお願いします。』
「並列関係にある語句の後に読点を打つ」というのは、
記事内容にも明記した様に、間違った使い方ではありません。
しかし、読点が多くなって読みづらい文章になってしまう場合もあるので、
そんな場合、個人的には「、」ではなく「・」を使用することをお薦めします。
あくまで、個人的な意見ですが…
このブログでも、実際にその様な使い方をして記事(文章)を書いています。